H27年度夏合宿in北海道

はじめまして60期の金丸です。
今回僕が書かせていただくのは阪大ワンダーフォーゲル部の前半期活動の目玉である夏合宿についてです。
僕が参加した北海道の合宿は2パーティー、計17名のメンバーで8月24日~9月1日の日程で行われました。

北海道組が最も早い出発だったので、他山域に行く人やOBの方々に見送られ24日17時半頃に部室を出発。
電車を乗り継ぎ京都の舞鶴港まで向かい、そこから約20時間のフェリーの旅です。
(フェリーの中の出来事は僕自身がほとんど寝ていたので省略)

25日の夜にようやく小樽港に到着し、その晩はオスパという温泉と雑魚寝するスペースを兼ね備えた施設で一泊。
まだ山には登りません。

翌26日の朝、電車の時間にはまだ余裕があったので希望者を募り朝の小樽をぶらり散策。
観光客で賑わう小樽とは一味違い、朝ならではの静けさと北海道の冷気がとても心地よかったです。
その後、南小樽駅から電車を乗り継ぎ旭川へ。旭川では食料の買い出しを行いました。携帯トイレもここで購入する予定でしたが発見できず、旭岳のロープウェイの駅で購入することになりました。
買い出しを終えてバスの時間までザックを置いていた場所で休憩していると、部員たちのもとへ一人の警備員がやってきて言います。「お客様から不衛生な集団がたむろしているというクレームを受けたので立ち退いてください。」
不衛生って、、、えぇ!!昨日はちゃんと温泉入ってますが!?
しかしバスの時間も近づいていたので大人しく立ち退き、バス乗り場まで移動。そこからはとくにトラブルもなくバスで無事に旭岳の麓にある東川町青少年野営場に到着しました。、、、やっと麓です。3日かけてまだ麓です。
夏合宿北海道1

27日、本日よりやっと山行開始です!!、、、とその前に僕とは別のもうひとつのパーティーの食材が夜の間に動物に持ち去られてしまい、代わりをロープウェイの土産コーナーで購入することに。(北海道らしさを出すために犯人はキツネということで)
気を取り直して乗ったロープウェイで姿見駅に到着し、携帯トイレを買いにゆくと在庫が予想よりもかなり少ない、、、どうしようもないのである分だけ購入して出発。


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歩きはじめ少しだけ雨が降っていましたが徐々に弱まりました。厄介だったのは旭岳山頂までの道のりで終始吹いていた強風です。風で舞った砂が顔にバチバチと打ち付けてきてうんざりだったのですが、前を行く2年生のKさんはなぜかとても楽しそう。
僕らを元気づけるために盛り上げてくれているのかとその時は思っていたのですが、打ち上げのとき「あの風楽しかったね!」と言っていたので、どうやら本当に楽しんでいたようです、、、理解に苦しみます。
そんなこんなで北海道最高峰である旭岳を登り切りました。山頂では小雨が降っていましたが展望はよく、最終日に登る予定のトムラウシの姿を見ることができました。1日目はその後旭岳を下り、裏旭キャンプ指定地でテントを張って終了です。


夏合宿北海道4
2日目も快晴とは言わないまでもおおむね晴れで展望はとてもよかったです。2日目の目玉は白雲岳。
ゴツゴツしたガレ場を登り続け、山頂にたどり着くと突然視界が開けて眼前に北海道の広大な大地がどこまでも続いていました。
3次予備合宿の白馬とは全く違う眺めを見て改めて北海道にきたことを実感しました。とにかくスケールが大きい!!
僕の貧しい語彙力ではうまく伝えられないのでぜひ自分の目で確かめてみてくださいww。
 白雲岳を下りその日のサイト地である白雲岳キャンプ指定地についたときのこと。
先輩方が白雲小屋の管理人の方に今年に入ってからのヒグマの状況を尋ねたらしいのですが、その返答が以下の通りでした。
「今年はヒグマは大丈夫そうなんだけど、、、次の忠別小屋に不審者が出るらしいですよ。」
忠別小屋、、、、ちょっ!そこ僕らが休養日過ごす予定のサイト地なんですけどぉぉ!?


忠別
3日目は前日に聞いた「変なおじさん」のことが気になりましたが、その日はヒグマ頻出地帯を通るために気を引き締めて山行に取り組まなければなりませんでした。熊スプレーを持ったTさん(3年生)を先頭に進むことになっていたのですが、Oさんが「ちゃんと熊スプレーもってる?」と尋ねるとTさんは「うん、ほらこれ」と右手にはしっかりと折畳み傘。、、、いやいやスプレーちゃいますやん!幸い反対のポケットにスプレーはちゃんと入ってました。((注)折畳み傘では熊は倒せません。)
結果的には熊に遭遇することもなく無事に頻出地帯を抜けて忠別岳へ。その日は快晴と言っていいくらい晴れていたので忠別岳から存分に景色を楽しめました。そうして忠別岳を下る最中にふと思い出した、、、変なおじさん。
変なおじさんのことばかり考えているといつの間にやら例の忠別小屋に到着しました。変なおじさんは、、、あ、いた。
しかしながらこちらにあまり関わらない様子だったので次の日は忠別小屋に停滞して休養日をとることになりました。

4日目は休養日という名前の通り休養する日です。
天気も良かったので、僕は近くにあった大きな岩の中からできるだけ平らなものを選んでごろり。
暖かい日差しを受け、青空と前日登った忠別岳を見ながらの昼寝は格別でした。ほかの人たちも昼寝、読書、UNO、将棋etc、、、と各々自由にのんびりと過ごしました。
長かったですがここまでが前半です。読者の皆様あと少しお付き合いください。

5日目の予定は五色岳→化雲岳→ヒサゴ沼キャンプ指定地というものでした。しかしながら休養日の次の日でメンバーの体力には余裕があり、また時間がかかると想定されていた雪渓が今年は全く残っていなかった、そしてなにより6日目に晴れることはほぼ確実だったという点を考慮して、リーダーさんたちの協議の結果、本来6日目に行く予定だった南沼キャンプ指定地まで行くことになりました。つまり合宿の日程を一日前倒しにして、合宿の最後の目玉であるトムラウシは確実に晴れる6日目に登ってしまおう!!というわけです。
5日目は今合宿中で唯一展望の悪かった日だったのですが、特筆すべき見どころもない行程だったのであまり支障はありませんでした。すべては翌日のトムラウシのため、、、


夏合宿北海道2 夏合宿北海道3


いよいよ最終日です!!
朝起きてテントから外に出ると一面に霧が立ち込めていました。山頂では晴れてくれ!と祈りながらトムラウシのガレ場を一心に登りました。皆の思いが通じたのか、山頂に近づくにつれて霧が晴れていき、山頂についたころにはすっかり晴れていました。
山頂からは果てしなく広がる雲海、1日目に登った旭岳、そして反対側には悠然とそびえる十勝連峰、、、合宿の最後を飾るに相
応しい絶景が広がっていました。今回の北海道合宿を引っ張ってくださった3年生の先輩方はみな、1年生の時の夏合宿では北海道縦走を試みたものの悪天候のために撤退という結果だったと聞いていたので、トムラウシの山頂で先輩方が「リベンジ達成や!!」と喜び合いながら嬉しそうに集合写真を撮っている姿を見て、僕のほうが泣きそうになりました。、、、泣いてないですけど。
30分近く山頂で景色を楽しんだ後は名残惜しくも下山開始。最後に北海道の広大な景色を目に焼き付けようと必死でしたww
いつの間にか森林限界の下までおりて、気が付くと駐車場に。人工物を見て、あぁ終わったんだなと強く感じました。
あとは1週間ぶりに風呂に入って、打ち上げをするだけです!

打ち上げは、、、ジンギスカン!!
たくさん食べて、飲んで、笑って最高でした!!

北海道の縦走が成功したのは阪大ワンゲルでは実に6年ぶりのことで、僕にとっての初めての北海道が今回だったというのは本当に運が良かったと思います。この合宿ではリス、キツネ、ナキウサギといった野生動物もたくさん見ることができました。
終わってみれば1週間があっという間に感じます。またすぐにでも行きたいくらいですww
次に高山に行くのは来年の3次予備かなーとか、その時は今これ読んでくださってる人がもしかしたら一緒かもしれないなーとか考えると楽しみでなりません。

全くまとまりのない文章になってしまいましたが、以上が夏合宿in北海道でした!!
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。

新歓合宿

はじめまして、60期(現1回生)の三原です。
去年まではこのブログを見る立場だったので、ブログを書くということが不思議に思えてきます。
かなり前の合宿ですが、5月9日10日に行われた新歓合宿について書こうと思います。山域は阪大ワンゲル部が愛してやまない比良山系です。

僕は大学に入ってから登山を始めました。まず1日目の山行で感じたのは登山道は意外と狭くて急な坂が多いなということでした。(山によってまちまちだと夏合宿を終えた今では分かります。)初めての登山、ゆっくりと一歩ずつ上っている感覚が新鮮で楽しかったです。しばらく先輩方や同期と話をしながら登っていると、次第に視界がパァーっと開けてきました。スゥーっと風が心地よかったのを今でも覚えています。もう少し歩くといよいよ武奈ヶ岳の山頂です。自然っていいなと心から思えるような山頂からの雄大な景色でした。

新歓合宿1
※僕のi〇honeでとった写真では実物のあの雄大さが伝わりません。僕が悪いのか、iPh〇neが悪いのか…。自然は自分の目で見るときに一番美しく見えると思います!

山頂をしばらく満喫したあと、今度は阪大ワンゲルが所有する山小屋「暮雪山荘」へと向かいます。とても立派で毎年受け継がれている伝統のある山小屋で、中は広くて部員40人ほどもすんなりと入れました。写真が見にくくてごめんなさい。

新歓合宿2
暮雪山荘

山小屋でボーっとしていると先輩方があっという間にご飯を作ってくださいました(笑)身に染みるおいしさとはまさにあの事です!食後は部員全員で自己紹介タイム。人の名前が覚えられない僕にとっては踏ん張りどころ。しかしやっぱり途中から混乱してきました。(特にH村さんとH田さん、今ではバッチリですけど。)そして就寝zzz

翌朝、急にまわりが慌ただしくなりました。(起床の号令が聞こえてなかっただけ)先輩方はものすごいスピードで作業に取り掛かっています。一年生がボーっとしていると朝ごはんが完成していました。新入生はVIP待遇でございました、ありがとうございました。朝ごはんを食べ、元気も出たところで2日目の山行開始。

2日目の山行はほとんど下りでした。足を滑らせないように気を付けながら下っていきます。1日目の最初は歩きにくく感じた登山靴ですが、下りになると足を補強してくれていると初心者の僕は感じました。楽しく歩いているとあっという間に下山してしまいました。登山は良いものですね。

新歓合宿3
2日目北比良峠にて。きれいな琵琶湖が見えました。

下山後の楽しみ。まずは温泉→たくさん歩いた後、しかも日中に入った温泉は格別でした。(個人的に温泉ではぬるめのお湯に長時間浸かるのが好きです。)打ち上げ→KTTOS(餃子の王将堅田店)たくさん頼みましたがすぐにみんなの胃袋におさまりました。あー、美味しかった。

入部してからの初めての山行、合宿。新しい発見・楽しみがとてもたくさんあり、非常に充実した2日間でした。おしまい。

リーダー養成合宿Ⅱ

こんにちは、59期の西岡です。
リーダー養成合宿Ⅱは当然リーダー養成合宿Ⅰよりも、新2回生、新3回生ともに求められるものの難易度は当然上がっています。新2回生としてはテントや食事をつくる時間が普段よりも短く精度も高いものでなければなりません。梅雨時期に行うということもあり、まさに「養成合宿」そのものになりました。写真はもちろんありませんが許して下さい。
自分は鈴鹿山脈で合宿を行いました。初日からアップダウンの激しいコースで10時間を超える工程でした。2日目や最終日は体が慣れていき雨も降らなかったこともあり初日ほどはしんどくありませんでした。しかし、終始苦しいものではなく、山行中はみんなでしゃべりながら登りますし、ご飯も非常に美味しく、楽しめる部分もありました。
この合宿で精神的にはもちろんですが上回生としての責任や仕事の厳しさ、そしてその上で成り立つワンゲルの楽しさを改めて実感できました。

投稿日時:2015-09-06 18:30:52
カテゴリ:L養Ⅱ合宿
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前期の活動報告

58期広報係の花村です。ブログの更新が再開するということなので平成27年度前期の活動について簡単に振り返りたいと思います。

5月:Leaders養成合宿Ⅱ(L養Ⅱ)
銀杏祭の期間を利用して今年は台高、大峰、鈴鹿の3山域に分かれて2泊3日の合宿を行いました。

5月:新歓合宿
今年は14人の新入生が入部してくれました。新入生の歓迎とワンゲルの合宿を体験してもらうために例年通り比良山の暮雪山荘で1泊する合宿を行いました。

5月:1次予備合宿
1回生に山に慣れてもらうために金剛山で1泊2日の合宿を行いました。

6月:初夏PW
今年は武田尾廃線ハイク、春日山原始林ハイク、武庫川チャリ、友ヶ島キャンプの4企画が実施されました。2次予備に向けての良いリフレッシュになったのではないかと思います。

6月:2次予備合宿
夏合宿に向けて体力を向上するために例年通り比良山系で1泊2日の合宿を行いました。

7月:夏祭り
箕面キャンパスで開催された夏祭りに1回生が模擬店を出店しました。
今年はタコ焼きとベビーカステラの店でした。

7月:花PW
今年からの新しい企画で高山植物が見頃の伊吹山に日帰りで行ってきました。

8月:3次予備合宿
夏合宿に向けて最後の錬成合宿として、今年は鳳凰三山、白山、白馬の3山域に分かれて2泊3日の合宿を行いました。

8月・9月:夏合宿
今年は北アルプス(水晶岳・薬師岳・双六岳)、南アルプス(荒川岳・赤石岳・聖岳)、北海道(北海岳・忠別岳・トムラウシ山)の3山域で合宿を行う予定です。

前期の活動の詳細については順次更新していく予定ですのでお楽しみに!

投稿日時:2015-08-18 17:22:47
カテゴリ:雑記
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ブログの更新について

こんにちは。
ブログ担当の安達と申します。

まずはじめに、長らくブログを更新できなかったことについて謝罪させていただきます・・・。
本当に申し訳ありませんでした・・・。

このブログを楽しみに見て下さる方々の気持ちを無視し、今までブログを放置してしまいました。
これは読者の方々にとって許しがたいことだと思います。

改めて、本当に申し訳ありませんでした・・・。

気持ちを改め、これからまたブログの更新を粛々と再開していきたいと思います。
またこのブログとお付き合いいただける方は、よろしくお願いします。

(59期 安達)

投稿日時:2015-08-18 15:55:10
カテゴリ:雑記
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