2023年度 秋合宿 しまなみチャリ

 

 学祭休みを利用して、11/4,5の2日にわたってサイクリング活動をしてきました。ちょうど秋の時候も相まって、エキサイティングで快適なチャリ旅をすることができました!

 尾道港から渡し船に乗って始まったこの旅は、人数の都合上3partyに分かれて行動しています。(コース、宿などは一緒)寄り道先やランチ等々、思い出もpartyの数だけあるということですね🥰

画像:尾道港の朝景

 

 1日目は向島、生口島、大三島と島間を渡って移動しました。さすがサイクリストの聖地と呼ばれるだけあって、途中の施設も充実しています。

画像: 公園ではしゃぐ20歳。

画像:ジェラートのお店「ドルチェ」

 

特筆すべきはやはり、島同士をつなぐ橋梁でしょうか。スケールが大きく、それぞれ違う構造モデルで興奮してしまいます。(私の専攻に近いこともあって)とはいえ、見とれていては危ないので絶景スポットごとに羽を休めつつ進みました。そんなこんなでゆっくりゆっくり進みました。

画像:生口大橋で物思いにふけるワンゲル部員。

 

もちろん下道のロードは早いですよ!サイクリングをする楽しみも存分に味わうことができたでしょう。

画像:チャリ

一日目は民宿に泊まって、ディナーに海鮮料理をいただきます。

画像: 夢のような海鮮丼。

その後は自由時間で、野球の日本シリーズを観戦するものや、休日というのに課題に追われるものもいました。私は愛媛みかんをたらふく食べて眠たくなって以降覚えていません...

 

 

 

 

 

 

 2日目も今治までの道をぐんぐん進みました。途中、ジェラート屋さん「ドルチェ」や「バラ公園」に立ち寄り、気分は完全に小旅行のように高揚。最後の来島海峡大橋は第1、第2と分かれていて想像を絶する長さでした。いくら漕いでも終わらない絶景にうっとりしながら、残りわずかのチャリ行を楽しみます。最後に全員で記念撮影を撮った今治SAも景観よく、グルメも最高でした。

 

こうして終えたサイクリングですが、次の春合宿では少しレベルアップして長野や岐阜の眺望いいコースを目指そうと思います。それまで余念なくトレーニングできるよいいなぁ...(寒さから来る寝坊と試験期間が敵です😅)

 

以下、興味ある人はご覧ください。

 

画像:This is my chari!!

 

画像: 来島海峡大橋手前でロングダウンを取る一行。

画像: 来島SAにて。たいめしと鯛のお刺身が楽しめる。飛び跳ねるほどおいしい。

 

画像: パワースポット「生樹の御門」。自然の神々への感謝と尊敬の意を表す場所ということだそうです。

 

 

 

 

 

2022年度 春合宿 南紀チャリ(前半組)

春合宿の活動として、和歌山の白浜・串本へとサイクリングに行きました!今回は参加者が多く、前半組、後半組に分けての活動となりました。この記事では、前半組の活動についていろいろ書いていきます。

 

前半組は3月11日、12日の二日間に渡って、サイクリングを行いました。

一日目、白浜で自転車をレンタルし、さっそく串本町へ電車で向かいました。白浜の海は青い海と白い砂浜の対比が映えていて、私がこれまでに見た海の景色の中で一番きれいでした!

また、近くに海中展望塔というところがあり、そこで和歌山のきれいな海やさまざまな魚たちの姿を水中からも楽しむことができました(写真は少し濁ってしまっていますが、実際はもっときれいでした)。

 

 

魚を見ると魚が食べたくなるのは人の性なのでしょうか、お昼にはとれとれ市場で新鮮な魚介類を堪能しました。個人的にお寿司では穴子が好きなのですが、ここの穴子寿司はいままで食べた中で一番おいしかったです。市場内は土曜日だったということもあり、人がとても多かったです。あいにく滞在時間が短かったため、またじっくり見に行きたいな~と思いました。

 

串本駅から、和歌山南部の海岸線を自転車で走り、一日目の行程は終了しました。距離が短く、高低差も少なかったため、快適にサイクリングを楽しむことができました。本州最南端の土地から見える雄大な水平線の景色や潮岬の夕日は忘れられません…

 

 

夕食には「料理 萬口」さんで、カツオ茶漬けというものを食べました。カツオとお茶漬けの相性はとてもよく、あっという間に平らげてしまいました。カツオの煮つけが優しい味で、すごく美味しかったです。

 

その後、「ゲストハウス ブランシェ」さんで一泊しました。宿の方々は気さくな方で、とてもいい時間を過ごすことができました。

 

二日目は、早朝から出発し、橋杭岩という場所に朝日を見に行きました。ですが、あいにく出てきた朝日は雲で少し隠れてしまっていました…

下の写真はその時に、かっこいい写真撮りたいな~って思って撮った写真です。個人的に朝日と自転車と橋杭岩が合わさって、めちゃめちゃいい写真になったと思っています。Twitterの方にも使おうかな…笑

 

朝日を見た後は、海岸線に沿って北上しつつ、白浜を目指しました。上り下りが多く、「白浜まで何km」と書かれた看板を心頼りにしながら進んでいましたが、天気も良く、潮風を感じながらのサイクリングは気持ちのいいもので、それほど疲れるなどといったことはなく、どんどん進んでいくことができました。

 

  1. また、三段壁や千畳敷など海岸の特殊な地形も見ることができました。広い海とこういった岩壁の景色は壮大でとても圧倒されました。「どうやってこんな地形ができるんだろう?」と思っていたら、後半組のブログに書いていてくれてましたね笑。ぜひそちらもご覧ください!

 

お昼過ぎには白浜に到着!フィッシャーマンズ・ワーフ白浜という所の「フィッシュマーケット」さんで、昼食に海鮮丼を食べ、解散となりました。海鮮丼は一つ一つのお刺身が大きく、間違いなくお値段以上の価値がありました。

よくよく考えると、二日間で魚介類を3回も食べたのは初めてでした笑。いくら食べても海鮮はおいしくて飽きません。

 

私はこの合宿が人生初のサイクリングで、最初は体力的にしんどそう…と思っていたのですが、きれいな景色を見たり、風を直接肌で感じたりなど、新鮮な経験をすることができ、非常に楽しかったです(大量に飛散していた花粉を除いて)。いつか自分の自転車が欲しい…もっといろんなところを自転車で走りたい…と思いながら、帰りの電車に乗っていました。

 

 

 

2022年度 春合宿 南紀チャリ(後半組)

今年の春合宿は和歌山県南部にサイクリングをしに行きました。(春合宿は有志での企画のため他にも数個あります。)

人数が多くなったため1party(3/11~3/12)、2party(3/16~3/17)と分けての企画です。今回は後半組の新二回生のMが執筆しています。

なお、サイクリング初心者もいるため、事前にチャリ予備という錬成企画もこなしております。こちらは阪大豊中キャンパスから妙見山までを周回するコースで予想以上にいい運動となりました(笑)

和歌山県南部、串本からすさみ町を経由して白浜までのサイクリングですので標高差はチャリ予備ほどないと予期して始まった初日、快晴で心地よい風が吹いていました。

チャリを白浜で借りたのが11時頃、とれとれ市場さんで豪勢な昼ご飯をいただきます。みんなで割り勘したので、夢のある食事でした、ええですね。

和歌山の鮪おいしすぎ‼ あら汁もしっかりしたお出汁を感じてお値打ち以上のおいしさでした。

その後、白浜駅から串本駅へはサイクルトレインといって、電車にそのまま自転車を持ち込ませていただきました。(阪和線などでは解体してから乗り込まないといけないのです。きのくに線様に感謝申し上げます。)

吉野熊野国立公園地域にあり、国の名勝天然記念物に指定されている、橋杭岩です。串本駅から出発してすぐにあります。

「大昔、地中の割れ目にマグマが沸き上がって固まった後、その場所ごと地表に押しあがり、風雨にさらされた周囲の岩が崩れて、固まったマグマがむき出しになった」ということでした。

要するに、風化・浸食の影響でマグマ部分の火成岩だけが残ったんですね。横に並んだ橋杭岩は海岸線を雄大に見せてくれました。

 

本州最南端の潮岬に着くと、「本州最南端のポスト」や「本州最南端の灰皿」などがありました。ただし、本当に最南端だと思われる岩場の部分は危ないので立ち入りはしませんでした。

ちょっぴり悔しいですけど、そこに佇む私たちは間違いなく、本州最南端にいる人間であったことでしょう。ゆっくりと時間が過ぎ、いい体験でした、

初日に宿泊するのは、「ゲストハウスブランシェ」さんです。一軒家の一室をお借りするような形で、とても掃除が行き届いており快適に過ごしました。

フランス語でblancは白を意味しますが、brancheeとは何を意図しているのでしょうか。聞きそびれてしまいました。辞書によると「枝、止まり木」「支流」などのような意味でしょうか、いずれにしても素敵なお名前ですね。

夕飯は串本まで戻り、めん処「海布」(かいふ)さんでお食事します。出汁のきいたおでんをいただき、おでんのおいしさの最果てを見た気がしました。

大根嫌いの私がおいしくいただける、だいこんのおでんって何なんですかね?(歓喜のコメント)

他にも他人丼をいただきました。和歌山の定食屋さんには他人丼がよくラインナップされていましたが、この傾向は大阪ではあまりないかもしれないですね。

すべてがおいしかったです。地元の方に愛されているわけが分かります。和歌山へ来る際にはまた寄らせてください。

宿に帰ります。二日目は悪天候が予想されていました。明日の行程は順延するだろうと、部屋ではWBCのイタリア戦がやっていたのでぎりぎりまで見ていました。

いい試合でした。終わってみれば日本の圧勝でしたが、特に前半は興奮させてくれる内容の好ゲームだったと振り返ります。決勝戦ではあまり投げなかった印象ですが、先発大谷の縦に落ちるスライダーが冴えていました。すっかりまったりしてしまい、お恥ずかしいためこの間の写真は非公開です。(笑)

 

二日目が始まると、どうやら予期していたよりも雨がましで、再び橋杭岩まで行きます。お目当ての日の出はその大半を雲に隠されましたが、立ち去ろうかというときにちょこっと顔を見せてくれます。

太陽の木漏れ日とは、木の間を這うように出てくる陽光を言いますが、これは雲漏れ日(くもれび)とでも言いましょうか。光芒というには光量が足りないでしょうね。これはこれで感慨深い情景を味わうことができ、私たちの朝早い旅立ちを後押ししてくれました。

それからというもの、和歌山海岸沿いを走る国道42号をひたすら北上しました。これがとても良い道で、終始車が少ないですしサイクリングロードの標識もしっかりしていました。また、登りのち下りというパターンが確立されており、心穏やかにサイクリングを楽しむことができました。(妙見山でのチャリ予備は登りに次ぐ登りといった感じでした。)

曇りのため若干の波高がありましたが、海岸沿いの景色を満喫できたのではないでしょうか。ずっと地平線が横たわっているのを見ると列島の端点にいるんだということを実感できます。

途中「道の駅 椿はなの湯」さんで足湯につかり、癒されます。お食事処も利用を考えていたのですが、営業していませんでした。

しかし、というよりそのために、その後いい出会いがありました。「ふくろ食堂」さんで、こちらも地元の方に愛されている食堂です。

ボリューミーで味付けよし、値段もよしと一同大満足です。私の食べた「野菜炒め定食」(写真奥)ですが、これは町中華のレベルを超えていましたね、ええ。

この後もサイクルを続け、道中サルの群れを山岳地帯で、イエネコの群れを港周辺で見ました。案の定すばしっこくてうまく撮影することができませんでした。

帰りには名勝の千畳敷へ寄りました。「瀬戸崎の先端から太平洋に向けて突きだしたスロープ状になった白く柔らかい岩は第3紀層の砂岩からなる大岩盤で、打ち寄せる荒波に浸食され壮大な景観を創っています。」とのことで、自然の織り成す雄大なパノラマを眼前にして、気持ちの面で旅の締めくくりができました。

さて、このように密度の濃い春合宿ができたのは、この地和歌山だからこそだと思います。名勝がところどころにありますし、展望の良い休憩場所も適度にありサイクリストの身も心も充足させてくれました。もし来年度にもチャリ合宿が行われるなら、新たにできる後輩ともぜひ来たいものですね‼

 

 

春合宿 静岡チャリ

メンバーは静岡に前乗りして、当日の早朝に静岡駅に集合、朝日を拝みながら活動を開始しました。企画者として天気予報は一週間前から入念に確認していたのですが、晴れになって本当によかったです。初日から快晴で三保の松原から富士山が遠望でき、幸先の良いスタートを切ることができました。そのあとも早朝の涼しい春風を切るようにスピードをつけて海岸線沿いの平坦地をひたすら進み続けて、駿河湾からの景色を存分にたのしみました。
初日の難関はこの後のながい坂道、熱海のほうに抜けるのに天城の峠を越えなければなりませんでした。富士の高嶺を間近で眺めたおかげでハイテンションになり、メンバー全員特に苦しさを感じることもなく乗り切ることができました。


熱海に降りると季節先取りの満開の桜。お城が桃色の山肌に映え、おいしいラーメンでお腹も満たされ、初日は百点満点の旅でした。現地のゲストハウスで一泊。
2日目、この日は箱根の中腹、強羅駅まで輪行し、芦ノ湖までチャリ走でした。この間両側が山で景色があまり楽しめなかったので、ただの上り坂はこの旅で一番退屈だった記憶があります。そのテンションのまま箱根湿生花園へ。麓は春でも標高が上がると春まだ遠く、見たかった水芭蕉などの花は少なく、枯れ木が多くてまだまだ冬だなという感じでした。この日は旅程に山登りを入れていたのもあり、気分を入れ替えて箱根山の頂上までロープウェイで観光。山頂付近には雪が残っており、メンバー全員ゴアを着て防寒装となりましたが、澄んだ空気の向こうには雄大な富士山の姿が。銭湯でよく見るように青い裾野で雪を被っていました。

さすがに寒かったので手短に記念撮影を済ませて下山、あとは国道の九十九折れの道をひたすら下って小田原の町に出ました。予定より早く現地についたので、小田原城を見たり、お堀でじっと獲物を狙うサギを観察したりして、時間をつぶしました。宿のゲストハウスでは帰阪についてしゃべっていたのですが、先輩Yがサンライズ瀬戸で帰ることを知り、余った先輩Yの青春18きっぷをかけてささやかながら帰りの交通費をかけたじゃんけんが行われ、Hが帰りの切符を手にしたわけですが、結局Iと回数を使い分けることになりました。そんな感じで2日目も平和に終わりました。


最終日は相模湾の国道をひた走って江ノ島、鎌倉へ。サーフィンの聖地として知られているように、交通の利便性に加えて観光地として町が整備されているのでアスファルトの状態が非常によく、高速巡航ができて非常に快適でした。大仏の胎内を拝み、江ノ島神社で1万円札を清めて、三浦半島の満開の花畑を満喫し、この日も充実した観光をすることができました。

旅の終着地は神奈川県観音崎、東京湾の玄関口の灯台の最上階から遥か房総半島を拝んで二泊三日の締めとなりました。そのあとは横須賀に移動してワンゲラーとしては模範的な打ち上げ王将を採用。残ったP会を気にすることなく存分にエネルギーを補給できました。

以上、活動報告になります。企画者としてメンバー全員が静岡~神奈川沿岸の観光地や景色を楽しみ、充実したサイクリングができてうれしい限りです。

平成30年度 秋合宿阿蘇チャリ

秋合宿阿蘇チャリの思い出を綴る。

集合は新大阪駅。新幹線で熊本へむかった。今回の合宿の最寄り駅は内牧駅だが、2016年の熊本大地震で路線が不通になっていた。行けるところまでいき、そこからは自転車で向かうことになっていた。

道中、沢山のトラックとすれ違った。沢山の人が働いていた。町が、人が、みんな、団結し復興へ向けて頑張っているそのさまを肌で味わった。阿蘇ライダーハウスというところにお世話になった。ホームページにある通り、「一番おもしろく、一番厳しい宿」だった。そこで私は暖かい、人のぬくもりを感じることが出来た。「人と人とのつながりが希薄になっている現代だからこそ、このような機会を大切にしよう」、そう心の中で呟いた。

次の日は阿蘇山へのヒルクライムだった。前半は終始登り。だが、今回のPartyは逞しかった。なんと道中の牛に話しかけながら軽やかにペダルを回すものさえいた。黄金のすすきに背中を押されながら登った。

    

登ると巨大カルデラ、外輪山に囲まれた阿蘇の街を俯瞰することが出来た。自然の美しさ、恐ろしさを感じた。すすきに覆われた黄金色からは打って変わって、加工付近は黒と茶色の大地、まるで火星に降り立ったようだった。

 

 

  

2日目は1日目に眺めた外輪山を一周した。阿蘇はユネスコ世界ジオパークに登録されている。ジオパークというのは「大地の公園」つまり地球(ジオ)を楽しむことのできる場所であるそうだ。圧巻の景色に感動した。なるほどたしかに。

日本で他に8つの場所がユネスコ世界ジオパークに登録されている。いつか行って、楽しんでみたい。

  

最終日は阿蘇の大地を抜け温泉地別府へ向かった。途中鍋ヶ滝に立ち寄った。火山活動の結果生まれた、自然の宝。カーテンのように流れ落ちるその美しいフォルムに皆感嘆していた。

 

阿蘇は素晴らしい場所だ。これからも合宿として行くことを心から願っている。