昨年初夏の新歓合宿について書こうと思います。はじめてワンダーフォーゲル部で臨んだ合宿なので、他の合宿と比べても特別新鮮だった思い入れのある合宿です。当時のエアリアを見ても詳しいことはよく思い出せませんが、印象的だったことなど少々振り返ります。
印象的というと私は始めの登り坂を思い出します。地主神社という場所からワサビ峠の方へ向かう坂なのですが、今エアリアを見ると確かに等高線の幅が狭くて急だったことを改めて感じます。当時の自分にはとても急に思えただけで今はそこまで傾きが大きいとは感じないかもしれませんが、登るのか、とあの時は内心尻込みしていました。先輩方が楽しそうに話されている様子が体力面でもまぶしかったです。

登っていくと白く視界が霞んでいきましたが、好きなアーティストさんのMVの舞台みたいでそんな場所に来れたことが個人的には楽しかったです。

暮雪山荘はどんなところなのか早く実際に見たいと思っていましたが、着いてみるととても立派で広かったです。まだ赤く外側を塗ったり階段を補修したりしていないときの暮雪山荘です。ここで皆で夕食を作り全員の自己紹介をしました。食当だった二回生のwさんが歓迎、と成長の意をこめて‽タケノコを使ったと仰っているのを聞いて新入生嬉しかったです。季節や気持ちが表れたメニューを作っていきたいですね。自己紹介では、人数が多い同期の内容が人によりごっちゃに覚えてしまいましたが、のちによくその話をしてくれて混乱は無事解消されました。
翌朝は起床の声で起きました。あらかじめ前年に自分が新歓合宿で驚いたこととしてsさんが教えてくださっていたので朝の慌ただしさにそれほど動揺せずに済んだとはいえやはり夜とは時間の過ごし方にギャップがあるのだなと感じました。山の上ということはそういうことなのだと他の合宿なども通して学びました。

その日は天気がよくて、琵琶湖がとても綺麗でした。夏、秋と何度も訪れるとは実感もないまま北比良峠で写真を撮って過ごしました。イモリがいたり、カエルがいたりもして、膝は痛かったですが楽しい下山をして下界へ戻ることができました。楽しんでほしいという先輩方のお気持ちがとりわけ強く感じられありがたかった合宿です。
予定していた夏合宿は2年連続で完遂することが出来なかった。
夏合宿直前の8月下旬、夏合宿北アルプスメンバーは部室に緊急招集された。野暮用で部室にいなかった僕は用事を済ませた後、のんきに部室に向かった。部室の扉を開いた際の重苦しい雰囲気を感じ取り、ようやく何かが起こったことに気が付いた。リーダーさんの口から台風のため夏合宿は中止になったことを聞かされた。
すぐには言葉が出なかった。台風が接近しそうなことは知っていたが、合宿を開始すらできないことは全く想像もしていなかったからだ。リーダーさんから夏合宿短縮案(槍ヶ岳)に参加をするか聞かれ、その場で僕は参加を決めた。しかし、その後の数日間は当初の夏合宿が中止になったショックで何もする気が起きない怠惰な日が続いた。その後、諸事情により山域は北岳・間ノ岳に変更された。正直に言うとそこまでモチベ―ジョンが上がらぬまま短縮夏合宿の日を迎えた。
0日目。単純なもので仙流荘から奥に広がる山々を見たとき、僕の気持ちは高ぶった。今までのいきさつはすっかり薄れてしまい、これから始まる夏合宿が楽しみでしょうがなくなった。バスの中では流暢なガイドに皆が聞き入っている。(すみません、途中から寝てしまいました。)サイト地の広河原山荘は、名前の通り河原にあり、川の音が心地よい快適なサイト地であった。みんなでゆったりとテントを建てたり、わいわいと内ワークをしたりするのは夏合宿ならではで、非常に楽しかった。食事中に山渓の方から取材をされたけど、果たして来年の夏の山渓に載るかな?食後は他のパーティーと談笑をしたりしながら、夏合宿の0日目を終えた。

1日目。まずは川沿いの登山道を登っていった。道中からあふれ出す湧き水や時折見える山並みを楽しみながら進んだ。その後はジグザグの急登だ。錬成合宿なら嫌になる登りだが、軽い荷物でみんなとわいわい歩ける夏合宿なら全く苦ではない。登りの途中では、北岳に300回以上登ったという初老のおじさんとお話しすることが出来た。これから登る北岳にはどれほどの魅力があるのだろうかとより一層楽しみになった。

急登が終わるとついに稜線歩きだ。この日の天気は快晴で青空の下での山行は本当に気持ちがよかった。

楽しい時間はあっという間で、標高3000mの肩の小屋に到着した。運のいいことに、山行を終えると上空には雲が広がり始めていた。内ワークまでの時間はうたた寝、UNO、トランプなど思い思いの時間の過ごし方をした。夜は下界では決して見られない満点の星空を眺めることも出来た。

2日目。この日の朝日は圧巻であった。雄大な富士山と登ってくる太陽のコントラストは感動的であった。

この日の天気も快晴だった。山行を始めてしばらく、空もようやく明るくなってきた頃に北岳に到着した。山頂からは甲斐駒岳や仙丈ヶ岳など名だたる山を眺めることが出来た。

次に目指すのは間ノ岳だ!この日はピストン装の軽装であったため、快調に歩を進めていった。

ついに間ノ岳に到着である。奥に見える農鳥岳と思われる山など、周りを見渡すと四方八方に山々が連なる絶景であった。広い山頂には他の登山客もいらっしゃり、とても楽しい時間と空間であった。その後はのんびりと肩の小屋まで戻ってきた。一度来た道といえども、稜線歩きはやはり快適で楽しくテント場まで帰ってくることが出来た。標高3000mの山小屋で食べるラーメンは非常に美味しかった。今日も寝るまでのまったりした時間を過ごすことが出来た。明日はいよいよ最終日である。

3日目。楽しかった夏合宿もついに最終日を迎えた。某先輩が財布を忘れるハプニングはあったものの、みんなで楽しく下ることが出来た。パーティーの人数が6人と少数だったこともあっていいペースだった。下山後はやっぱり温泉、山の麓の温泉は最高である。その後はいよいよ打ち上げ!山行後の焼肉ほど美味しいものはないだろう!とにかく食べに食べてお腹も心もすっかり満たされた。

三次予備合宿とは前期メイン活動となる夏合宿へ向けて高山へ慣れる為の最後の錬成合宿です。今回は、8/14〜8/17を使って木曽駒ケ岳に登ってきました。木曽駒ケ岳は中央アルプス最高峰の2,956mの山で、ロープウェーもあり登りやすいことから、中央アルプスの中でも人気の山です。
今回の合宿の予定は小黒川渓谷キャンプ場で一泊し、1日目に桂木場から登り西駒山荘まで、2日目は千畳敷のほうまでピストンをして駒ヶ岳頂上山荘まで行き、3日目に北御所登山口の方へ降りるというコースでした。
1日目の桂小場〜西駒山荘にかけては1000mアップを含む急坂があるキツいコースだったのですが、それに加え雨まで降ってきてメンバーの気力がガリガリ削られていました。稜線も霧に包まれており、展望がなかったので初日からモチベーションが下がっていました……しかし、1日目はテントではなく西駒山荘での宿泊!雨で濡れた雨具や靴も干したり、風が完全にシャットアウトされた空間であったかいご飯を食べることが出来たので、ここで大分体力が回復しました。

2日目は予定では木曽駒の方まで行く予定でしたが、メンバーの体調不良により西駒山荘でもう一泊していくことに。山荘付近から北アルプス、南アルプスが見渡すことが出来たりしたので暇することなく休養できました。

3日目は本命の木曽駒ケ岳に登りました。あいにく、木曽駒ケ岳山頂ではガスが出て景色は見られなかったのですが、山頂までの稜線では晴れて高山の楽しさを味わうことが出来ました。自分が歩いてきた道や、これから歩いていく道、目標の山頂などが見渡せるのはいいものです。

木曽駒ケ岳の後は、荒々しい宝剣山などを見ながら千畳敷の方へ。千畳敷は観光スポットのようになっており、フルザックでたくさんの人とすれ違うのは体力的にも精神的にも大変でした。合宿で通る場所ではないですねあそこは……千畳敷を下っている時には気づかなかったのですが、下り終わった後に振り返ってみると壮大なカールが!あそこまで大きいものは見たことがなかったので興奮して何枚も写真を撮ってしまいました。

2日目に停滞したことや、台風が接近しているということもあり、今回の行程は千畳敷で終了になりました。千畳敷からロープウェーで下り、下界で打ち上げをして合宿終了です。
合宿は途中終了してしまいましたが、61期に高山の辛い点だけでなく、3日目のような楽しい点も味わってもらえたと思っているので、山行としては成功したのではないでしょうか。また木曽駒ケ岳の雄大な姿を見ながら稜線を歩いてみたいです。
平成28年度三次予備合宿については以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。