新入生の皆様、OUWVのホームページを覗いていただき、誠にありがとうございます。3回生の金田と申します。

 このたび、私は春合宿にて、西表島に行ってまいりました。海の青や木々の緑は、目がチカチカするほど鮮やかで、身も心も解きほぐされていくような気持ちがいたしました。

 


 さて、標題の件に入ります。私のケータイは、ぶっ壊れました。

 


 西表島のサンゴ礁にて、見事な往生を遂げました。享年1歳。死因は水没。
 
 我がケータイの死にざまを端的に申しあげます。
 
 機体の穴という穴から、海水の侵入を許した私のケータイは、本来銀色であるべき部分には、鮮やかな茶色の「さび」ができて、そこから芳醇な磯の香りがいたしました。充電器をつなげると、画面上にはわけのわからぬ

「iTunes」

の文字がチッカチッカチッカチッカと目障りで、画面をよくみると、何やら透明な斑点模様が、じんましんの如く浮かび上がっているではありませんか。まさしく「ご臨終」でありました。

 

 

 さて、要するになにが問題なのか。それは、西表島の思い出を、新入生の方々にお伝えする媒介が、すべて消え失せてしまった、ということです。
 
 「写真」はすべて消失しました。また、私には、絵描きの才もなければ、非凡な文筆能力の持ち主でもありません。


 西表島の思い出は、私の頭の中に閉じ込められてしまったようです。それは形の定まらない、あいまいなものとして、いずれ消えていってしまうでしょう。


 
 …どうやら、新入生の皆様と、この思い出を共有するための手段は、一つしかなさそうです。
 僕らと一緒に、合宿をしましょう。そして、あなた自身で、自然を体感してください。
 以上です!!