春合宿の企画として西表島に7泊8日の長期合宿に行ってきました。とても濃い内容の合宿 で普段の日常生活では経験できないことばかりでした。
合宿の前半には西表島の真ん中にあるマヤグスクの滝に行きました。西表島には本州には見られないようなマングローブ林などの豊かな植生を見ることができました。山行自体はほぼ平坦道だったのですが、深い沼場で靴がどろどろになったり浅めの川を歩いて上ったりと島の中を探検をしている感覚になりました。最後に現れたマヤグスクの滝は階段状の滝になっていて緑生い茂る森の中に突然現れました。人の気配があまりなく周りの風景と相まって神秘的なものを感じました。


後半には島の南西でリーフ歩きをしました。手付かずの大自然の中で美しい風景に出会 い、豊かな西表の生態系に触れることが出来てとても感動しました。登山道と言われるよう な道があまり整備されてなく自分たちでルートファインディングして時には引き返すことも あり本当にサバイバルをしている感覚になりました。茂みの中を抜けた先に待っていた壮大 な風景は今でも心に深く残っています。潮の満ち引きを考えて翌日の出発が遅かったのでそ の日は夜遅くまで起きていられました。砂浜に寝込んで波の音を聞きながら満月を眺めて、 自分は今地球のどこにいるんだろう...みたいなことを考えている時間がとても幸せでした。
ここまで長く密度の濃い合宿であったので終わった後の達成感と名残惜しさは大きかったです。
今回は私が一年生の春合宿で、先輩方が合宿を成功へと導いてくださったのでとても
感謝しています。この合宿を次の世代にも引き継いでいけるように頑張りたいと思いました。