2024年度 山小屋W in 武奈ヶ岳

10月になり、大学の講義も後期日程に入りました。夏休みの自堕落な日々を名残惜しく感じる中、10月12日、13日は毎年恒例の山小屋Wが行われました。皆さん山小屋Wはご存じでしょうか。まぁこのブログを読む人は阪大ワンゲルの関係者くらいなので知っている方が殆どだと思いますが、このブログが奇跡的にうちと関係ない人に読まれている可能性に賭けて山小屋Wとはなんぞやというのをアピール、もとい説明しながらこのブログを書き進めたいと思います。阪大に来る新入生に読まれてたらいいなぁー!

1日目

山小屋W初日。まぁそもそも山小屋Wって何なのかという話ですが、まず大阪大学ワンダーフォーゲル部は滋賀県の比良山武奈ヶ岳に山小屋、「暮雪山荘」を所有しています。阪大で山小屋を持っているのはうちだけ!たぶん。そして、この山小屋の掃除や補修、整備をしに行く合宿がこの山小屋Wです。

今回はガリバー旅行村から暮雪山荘のある広谷へ行きます。今年は数年ぶりにOBさんと一緒に登ります。コロナの影響でずっとOBさんは同行できなかったのですが、山小屋WではOBさんと一緒に登るのが恒例です。今回はOBさん4人とOBさんのお子さん1人が同行します。

 

山小屋までの道のりは毎年恒例ですが、渡渉が多く、岩が苔むしていて滑りやすかったです。しかしそれより、OBさんのお子さんが最後まで元気いっぱいで歩いていて凄かったです。

暮雪山荘に到着すると、山荘に蜂がいるということでしばらく避難することになりました。しかし、OBが煙を使って追い払ってくれたので無事合宿を続行することが出来ました。OBさんって凄いですね。

 

山荘内に荷物を入れたら土木作業の開始です。今回は山道の整備がメインの仕事です。

 

内ワーク(夕食の準備)の時間になりました。山小屋Wでは普段の合宿よりも食事に拘ります。今回の夕食のラインナップはこちら!

1Party: マッサマンカレー

2Party: チーズダッカルビ

3Party : 鶏肉のビール煮と栗ご飯

どのPartyも美味く出来ました!

 

 

2日目

2日目は朝、全員で武奈ヶ岳山頂へピストンしました。頂上は晴れていて、朝日が心地よかったです。

  

山小屋へ戻ったら作業の続きです。朝から労働って大変ですね。そしてキリがいい時間で終了。下山です。これで今年の山小屋Wは終わりです。下山中の写真もあげておきます。

   

投稿日時:2024-10-20 21:05:26
カテゴリ:山小屋W
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2024年度 夏合宿 北海道

9月1日~8日にかけて、夏合宿に行ってきました。

8日間の日程ですが、実際の山行は4泊5日で、山に入ったのは9月4日です。それまでは移動に費やされ、北海道の遠さを実感しました。到着すると、あの大阪と同じ国とは思えないほどの涼しさで、テンションが上がったのを覚えています。

今年度の山行は本当に天気に恵まれ、今回も肝心なところで全て晴れたこともあり、良い景色をたくさん見ることが出来ました。

1日目は、トムラウシ山の直前まで行きました。後から考えれば、この日が一番体力的に大変だったかもしれません。

2日目は、トムラウシ山、化雲岳に登りました。景色も良かったです。その日の夜に大雨が降りテント内が浸水するなど事件もありましたが、休養日の3日目には天気が回復し、広い原っぱでの昼寝が本当に気持ちよかったです。

 

4日目には、化雲岳などに登りました。普段の生活で絶対にお目にかかれない景色に惹かれ、写真も多く撮りました。

そして最終日には北海岳と、この合宿最大の目玉である北海道最高峰の旭岳に登りました。朝はまともに歩けないほどの暴風と寒さで、厳しいスタートとなりましたが、旭岳での景色は今回の合宿の中でも格別で、今までの疲れが全て吹っ飛ぶほどでした。

せっかく北海道に来たとのことでアフターも長く取り、合計2週間ほど北海道に滞在しました。大学時代にしか出来ない、充実した合宿になったと思います。

2024年度 夏合宿 大雪山 in北海道

2024年9月1日~8日に北海道の大雪山に行ってきました!天候にも恵まれ、最高の夏合宿になりました!!!

〇-2日目

 9/1、15:00に部室へ集合しました。前期の成績発表の日だったこともあり、とても賑やかに夏合宿が始まりました。かくいう私も留年を免れ、とてもいい気分で出発しました。その後舞鶴港へと向かい、23時頃にフェリーに乗り込みました。台風の心配がありましたが揺れも少なく良かったです。

船から夕焼けを

〇-1日目

 フェリーでは自由時間が多かったので、トランプで遊んだり大海原を楽しみながら過ごしました。フェリー内はとても快適で、小さなゲームセンターや映画館などがありました。夕方にはレストランで水平線に沈む夕日を見ながら夜ご飯を食べました。そして21時ごろに小樽港に到着し、その日の宿泊地であるオスパに向かいました。温泉を楽しみ、広間で雑魚寝しました。

 

〇0日目

 朝、早く目覚めたので再び温泉に入り、札幌で食材の買い出しなどをしました。

 その後ポテトライナーに乗り、途中道の駅おとふけに寄るなどしながら、その日の宿泊地であるトムラウシ温泉東大雪荘まで向かいました。

道の駅にて

 東大雪荘の温泉はめちゃくちゃキレイで、特に程よい硫黄のにおいと清流の音、そして星空を楽しむことができる露天風呂は最高でした!!
 東大雪荘からはトムラウシ山に日帰りで行くことができるようで、登ってきた人たちの情報掲示板がありました。その後ワンゲルのためにご用意いただいた夜ご飯をいただき、久しぶりのふかふかの布団で眠りにつきました。

 私は買い出し担当だったこともあり、あまりゆっくりできなかったのでまた訪れたいです。

 

〇1日目

 長かった移動も終わり、ついに山行が始まりました。北海道の山はいつも登っている山とは違っていて面白いです。

出発!! カラフル

 この日は天気が良く、遠くの山まで見ることができました。初日なので歩荷がかなりあり、日差しが強いこともあって、最後のほうはかなりしんどかったです。

途中の清流にて

 本日の宿泊地であるトムラウシ山のふもとの南沼野営指定地で少し休憩し、希望者のみでトムラウシ山へピストンしました。私は昼寝をしましたが、登った人たちが「景色最高やった!」というので翌日がとても楽しみになりました。

 

〇2日目

 朝起きて、さっそくトムラウシ山に登りました。トムラウシ山は黒色の岩に覆われており、ごつごつしていて新鮮でした。山頂は360°息をのむような絶景でした。1時間くらい滞在したかったですが、そうもいかないので写真を撮った後出発しました。

 トムラウシ山を出てしばらくは岩だらけの道が続きました。浮石に気をつけて慎重に進み、少ししたところで雪が見えました。真夏なのにかなり分厚い雪が積もっており北海道の恐ろしさを感じました。

しばらく歩くと、前から大学生らしき人たちが歩いてきました。話してみると同志社の方たちで、旭岳から十勝のほうまで縦走するようでした。少し情報交換をして別れた後すぐに化雲岳に到着しました。化雲岳もとても景色が良く最高でした!けれども冷たい風が強く吹いており、かなり寒かったため岩の陰で縮こまっていました。


 化雲岳を出発すると歩きやすい木道が続き、その後は忠別避難小屋までハイマツ帯が続きました。ハイマツ帯は樹高が身長を超えていて、道が曲がりくねっているため前もよく見えなかったです。ヒグマはハイマツの実も食べると聞いていたので、ヒグマと遭遇しそうで非常に怖かったです。特に私は先頭で歩いていたため、怖がりながら笛を吹きつつ進んでいました。

 しばらくすると忠別避難小屋に到着しました。前日の南沼野営指定地と違ってトイレもあり、立派な小屋が建っていたのでテンションがあがりました。

 しかしその夜、大雨と強い風によって無惨にもテントが浸水しました。深夜に寒さで目覚めると、私が寝ている場所に、なんと水たまりができていて、さらにはエアマットが浮いていました。寝転がる場所がなかったので、胡坐の状態と土下座の状態でなんとか夜を明かしました。

 

〇3日目

 大きな被害を被ったのは私とその隣だけだったようで、朝起きた後はひたすら隣の後輩と排水しました。体力が削れていましたが、運よく今日は休養日。快晴の下、濡れたシュラフや服を乾かしました。この日はテントでトランプをしたり、山小屋で会った人とおしゃべりしたり、草に寝ころびながらだべったりしていました。

夕日に染まる忠別岳

夜には満点の星空が見ることができ、普段見られない夜空を楽しむことができました。

 

〇4日目

 避難小屋から見えていた忠別岳に登りました。小屋からはとても遠く見えたのですが、登ってみると意外とすぐ山頂にたどり着きました。

 その後は平坦な道を進みましたが、大小様々な沼や見慣れない植生にずっと興奮していました。

 東堂本日の宿泊地である白雲岳避難小屋に辿り着きました。この避難小屋は数年前に建て直されたようで、とても綺麗でした。テントを立て、少し休憩した後、白雲岳までピストンしました。めちゃくちゃ寒かったのもあり、あまりピストンにやる気がなかったのですが、山頂に待っていたのは言い表せないほど最高の景色でした!!!

 個人的には白雲岳からの景色が今回の夏合宿で1番でした!

 白雲岳から避難小屋まで戻り、小屋で売っていたカップラーメンを食べました。寒い中食べるカップラーメンは美味しすぎました(値段に目をつむれば)。

 

〇5日目

 朝、凍えるような寒さの中出発しました。間宮岳、北海岳を通り進みましたが、ガスがかなり出ていて、非常に寒かったため一瞬で通り過ぎました。強い凍てつく風が横から吹いていて、無心で歩いていた気がします。霧が濃かったため、旭岳の天気を心配していましたが、旭岳のふもとまで行くと晴れてきました。本当に運がいいです。旭岳はかなりの急坂で、しかも滑るという怖い登りでした。体力的にもしんどくてゆっくり登っていましたが、後輩が楽々と登っていて恐ろしくなりました。

めちゃくちゃ滑る

 山頂まで登るとガスは完全に消え、遠くトムラウシ山っぽい山まで見えました。旭岳はトムラウシ山と並んで今回の合宿の目玉だったので晴れてよかったです。

 

 集合写真を撮った後、姿見駅まで下山しました。途中では山から噴出した硫黄煙が道を覆っており、強烈な硫黄の匂いをくらいました。

 姿見駅からはロープウェイを使って降り、バスで旭川まで行きました。打ち上げの時間までは自由となったので、同期と近くの温泉に入りに行きました。やはり下山後の温泉は格別でした。

 その後打ち上げをして、無事夏合宿が終了しました。ほとんどの日が晴れて景色が良く、誰もエスケープをしないという最高の夏合宿でした!!!

 

 解散後はそれぞれ北海道旅行を楽しんだようでした。68thはレンタカーを借り、4日間大雪山を回るように観光とキャンプを楽しみました。ほかの人たちも各々礼文島へ行ったり、十勝岳に登ったり、札幌や函館を観光したりなど楽しんでいたようです。北海道での合宿はアフターも魅力的だと感じました。楽しすぎたので来年また北海道に戻ってくる気がします・・・。

(文責:68th F)

投稿日時:2024-10-01 16:12:31
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