2024年9月1日~8日に北海道の大雪山に行ってきました!天候にも恵まれ、最高の夏合宿になりました!!!
〇-2日目
9/1、15:00に部室へ集合しました。前期の成績発表の日だったこともあり、とても賑やかに夏合宿が始まりました。かくいう私も留年を免れ、とてもいい気分で出発しました。その後舞鶴港へと向かい、23時頃にフェリーに乗り込みました。台風の心配がありましたが揺れも少なく良かったです。
〇-1日目
フェリーでは自由時間が多かったので、トランプで遊んだり大海原を楽しみながら過ごしました。フェリー内はとても快適で、小さなゲームセンターや映画館などがありました。夕方にはレストランで水平線に沈む夕日を見ながら夜ご飯を食べました。そして21時ごろに小樽港に到着し、その日の宿泊地であるオスパに向かいました。温泉を楽しみ、広間で雑魚寝しました。
〇0日目
朝、早く目覚めたので再び温泉に入り、札幌で食材の買い出しなどをしました。
その後ポテトライナーに乗り、途中道の駅おとふけに寄るなどしながら、その日の宿泊地であるトムラウシ温泉東大雪荘まで向かいました。

東大雪荘の温泉はめちゃくちゃキレイで、特に程よい硫黄のにおいと清流の音、そして星空を楽しむことができる露天風呂は最高でした!!
東大雪荘からはトムラウシ山に日帰りで行くことができるようで、登ってきた人たちの情報掲示板がありました。その後ワンゲルのためにご用意いただいた夜ご飯をいただき、久しぶりのふかふかの布団で眠りにつきました。
私は買い出し担当だったこともあり、あまりゆっくりできなかったのでまた訪れたいです。
〇1日目
長かった移動も終わり、ついに山行が始まりました。北海道の山はいつも登っている山とは違っていて面白いです。


この日は天気が良く、遠くの山まで見ることができました。初日なので歩荷がかなりあり、日差しが強いこともあって、最後のほうはかなりしんどかったです。

本日の宿泊地であるトムラウシ山のふもとの南沼野営指定地で少し休憩し、希望者のみでトムラウシ山へピストンしました。私は昼寝をしましたが、登った人たちが「景色最高やった!」というので翌日がとても楽しみになりました。
〇2日目
朝起きて、さっそくトムラウシ山に登りました。トムラウシ山は黒色の岩に覆われており、ごつごつしていて新鮮でした。山頂は360°息をのむような絶景でした。1時間くらい滞在したかったですが、そうもいかないので写真を撮った後出発しました。
トムラウシ山を出てしばらくは岩だらけの道が続きました。浮石に気をつけて慎重に進み、少ししたところで雪が見えました。真夏なのにかなり分厚い雪が積もっており北海道の恐ろしさを感じました。
しばらく歩くと、前から大学生らしき人たちが歩いてきました。話してみると同志社の方たちで、旭岳から十勝のほうまで縦走するようでした。少し情報交換をして別れた後すぐに化雲岳に到着しました。化雲岳もとても景色が良く最高でした!けれども冷たい風が強く吹いており、かなり寒かったため岩の陰で縮こまっていました。
化雲岳を出発すると歩きやすい木道が続き、その後は忠別避難小屋までハイマツ帯が続きました。ハイマツ帯は樹高が身長を超えていて、道が曲がりくねっているため前もよく見えなかったです。ヒグマはハイマツの実も食べると聞いていたので、ヒグマと遭遇しそうで非常に怖かったです。特に私は先頭で歩いていたため、怖がりながら笛を吹きつつ進んでいました。
しばらくすると忠別避難小屋に到着しました。前日の南沼野営指定地と違ってトイレもあり、立派な小屋が建っていたのでテンションがあがりました。
しかしその夜、大雨と強い風によって無惨にもテントが浸水しました。深夜に寒さで目覚めると、私が寝ている場所に、なんと水たまりができていて、さらにはエアマットが浮いていました。寝転がる場所がなかったので、胡坐の状態と土下座の状態でなんとか夜を明かしました。
〇3日目
大きな被害を被ったのは私とその隣だけだったようで、朝起きた後はひたすら隣の後輩と排水しました。体力が削れていましたが、運よく今日は休養日。快晴の下、濡れたシュラフや服を乾かしました。この日はテントでトランプをしたり、山小屋で会った人とおしゃべりしたり、草に寝ころびながらだべったりしていました。

夜には満点の星空が見ることができ、普段見られない夜空を楽しむことができました。
〇4日目
避難小屋から見えていた忠別岳に登りました。小屋からはとても遠く見えたのですが、登ってみると意外とすぐ山頂にたどり着きました。
その後は平坦な道を進みましたが、大小様々な沼や見慣れない植生にずっと興奮していました。

東堂本日の宿泊地である白雲岳避難小屋に辿り着きました。この避難小屋は数年前に建て直されたようで、とても綺麗でした。テントを立て、少し休憩した後、白雲岳までピストンしました。めちゃくちゃ寒かったのもあり、あまりピストンにやる気がなかったのですが、山頂に待っていたのは言い表せないほど最高の景色でした!!!
個人的には白雲岳からの景色が今回の夏合宿で1番でした!
白雲岳から避難小屋まで戻り、小屋で売っていたカップラーメンを食べました。寒い中食べるカップラーメンは美味しすぎました(値段に目をつむれば)。
〇5日目
朝、凍えるような寒さの中出発しました。間宮岳、北海岳を通り進みましたが、ガスがかなり出ていて、非常に寒かったため一瞬で通り過ぎました。強い凍てつく風が横から吹いていて、無心で歩いていた気がします。霧が濃かったため、旭岳の天気を心配していましたが、旭岳のふもとまで行くと晴れてきました。本当に運がいいです。旭岳はかなりの急坂で、しかも滑るという怖い登りでした。体力的にもしんどくてゆっくり登っていましたが、後輩が楽々と登っていて恐ろしくなりました。

山頂まで登るとガスは完全に消え、遠くトムラウシ山っぽい山まで見えました。旭岳はトムラウシ山と並んで今回の合宿の目玉だったので晴れてよかったです。
集合写真を撮った後、姿見駅まで下山しました。途中では山から噴出した硫黄煙が道を覆っており、強烈な硫黄の匂いをくらいました。
姿見駅からはロープウェイを使って降り、バスで旭川まで行きました。打ち上げの時間までは自由となったので、同期と近くの温泉に入りに行きました。やはり下山後の温泉は格別でした。
その後打ち上げをして、無事夏合宿が終了しました。ほとんどの日が晴れて景色が良く、誰もエスケープをしないという最高の夏合宿でした!!!
解散後はそれぞれ北海道旅行を楽しんだようでした。68thはレンタカーを借り、4日間大雪山を回るように観光とキャンプを楽しみました。ほかの人たちも各々礼文島へ行ったり、十勝岳に登ったり、札幌や函館を観光したりなど楽しんでいたようです。北海道での合宿はアフターも魅力的だと感じました。楽しすぎたので来年また北海道に戻ってくる気がします・・・。
(文責:68th F)
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