三次予備合宿

待ちに待った高山合宿!!
64期の中には初めて高山に上る人も。
山行前日は中房温泉にてテント泊。

ワーク練もきっちり終え、明日晴れることを祈りつつ就寝。

さて1日目。
...

ねえ、今から晴れるよ!(ある部員による発言)
燕岳までの道のりは長く、人の往来が多く、さらに景色は微妙と、
山頂付近にある小屋に到着したころにはみんなかなり元気を失っていました。

しかし、燕山荘から見える景色は...

すごい。晴れました。

まさにこれが高山。散々焦らされていただけにその景色は格別でした。これからの山行への期待が高まります。

燕山荘に宿泊し、そして2日目。
外に出ると...

これは絶景。この景色に64期だけでなく63期も大興奮です。

今回の合宿は、計画を変更し2日目で下山となりました。

夏合宿でもまたこんな景色が見れますように。

 

 

 

夏PW 大久野島キャンプ

夏PWとして大久野島でキャンプを行いました!あの有名なうさぎ島に行けるとあって、前日からかなりわくわくしていました。

フェリーで島に到着した瞬間から、目に入るのは🐰、🐰、🐰…予想以上にうさぎの数が多く、一同大興奮でした。

あまりの可愛さに、人間用に買ったBBQのキャベツがうさぎ用に変わっていきました。
上手くキャベツを使えばうさぎに囲まれることができます。「囲まれて動けない!」などと言いながらも皆頬が緩みっぱなしでした☺️

二日目は島を一周し、大久野島の歴史を学びました。毒ガス庫など、戦争の痕が今も残っています。資料館は写真撮影が禁止だったためここで紹介することはできませんが、ショッキングな展示も多く、改めて戦争や毒ガス兵器の恐ろしさを実感しました。

私はサイト地にも大満足でした。オーシャンビューな上、地面が柔らかい芝生なのが良かったです!
海からの風を受けて空を見上げるのがとても気持ち良かったです。月や朝焼けに染まったうろこ雲が印象的でした。

うさぎが可愛いのはもちろん、キャンプの楽しさを思い出せたPWでした。リフレッシュしたことで新学期もがんばれそうです💪

投稿日時:2019-09-20 23:58:35
カテゴリ:合宿夏PW
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夏合宿

今年度の夏合宿は南アルプスの北岳から間ノ岳、農鳥岳を縦走するという企画でした。日本2位と3位の山を一気に行ける上に1位の山を綺麗に望めるということで僕はこの計画をとても楽しみにしていました。けれど今まで登ってきた山はどれも3000m以下であり、ここまで高い山に登れるのかという漠然な不安を抱えていました。
そして8月28日の夜、松本へ向かう高速バスに乗り込みました。3次予備の時は4列シートのバスでしたが、今回は3列シートだったのでしっかりと寝ることができました。
松本についたのち、JRでさらに南下したのちバスを乗り継いで、0泊目のサイト地である広河原に着きました。これまでの錬成で学んだことを生かしつつ、ほぼ完璧な内ワークができたと思います。

そして1日目の8月30日、この日は標高3000mの北岳肩ノ小屋を目指します。しかし出発後しばらくして雨がばらつき始め、やがて雨脚はどんどんひどくなり始めました。下のゴアを着ていなかったわずか数十分の間に靴の中までびしょ濡れになり、それ以降もずっと雨に打たれつつ急な山道を登って行きました。もちろん景色を見ることもできず濃い霧の中ひたすら足を前に動かしていた記憶しか残っていません。

そして稜線上に出た途端雨に加えて、非常に激しい風が僕たちを襲いました。体感としては「直滑降で滑っている時に感じる風を常に受けている」というのが最も適切な表現だと考えてます。そんな暴風雨の中、飛ばされそうなザックと、急斜面と格闘し続けようやく肩ノ小屋にたどり着きました。
この日はとてもテント泊ができそうになかったので小屋泊になりました。

2日目、昨日の山行の疲れが取れてないのと天気が悪いということで小屋に待機となりました。なのでみんなトランプやウノをしたり、未来日記を創作したりと思い思いの時間を過ごすことができました。しかしこの状態では農鳥岳方面への縦走は厳しいと判断され、北岳、間ノ岳までのピストンが3日目に行われるということになりました。今まで体感してきた山とは全く違うその天気の不安定さや急変する雨や風は高山の厳しさを身を以て学ぶこととなりました。

3日目にはとうとう高山の醍醐味と言える素晴らしい景色を望むことができました。

特に北岳ではほぼ360度の景色を望むことができ、2日間ほぼ霧しか見てなかった僕たちはとても満足することができました。

間ノ岳ではいい景色は望めなかったものの日本で2番目と3番目に高いところに登ったという喜びで胸がいっぱいでした。

軽いピストン装だったのでいつもの行動よりも気分軽く景色を見ることができました。

そして4日目はまた広河原に下山し、本来は農鳥小屋で行う予定だった64期主催のスペシャルメニューが作られました。この日は0日目よりもゆったりとした雰囲気で和気藹々と食事が作れたと思います。
そして5日目にはバスで本来の下山地である奈良井に移動し、温泉に入って甲府で解散となりました。今回はテント泊が全て小屋泊になり残金が少ないことから打ち上げはいつもの餃子の王将となりました。
今回の合宿を通して改めて山の厳しさ、自然の雄大さ、そしてそれらは人間の力ではどうしようもないほど強力だということを身をもって痛感しました。これからはここで学んだ経験を活かして来年入ってくるであろう65期へと引き継げたらと思います。