2025年度 日帰り合宿

はじめに

こんにちは。69th外国語学部2回生の谷川です。

今回は6月28日に行われた日帰り合宿の模様をお届けします。

阪大ワンゲルのブログは、合宿ごとに担当者が違うのですが、本合宿は担当者が決まっていなかったようなので僕が書こうと思います。合宿開催からブログ公開まで、かなりの日にちが経ってしまったことをお詫び申し上げます。さーせんでした。(再放送) (2025年度 新歓合宿ブログ参照)

行き先は六甲山です。僕は昨年の日帰り合宿に諸事情で参加出来ていなかったので僕にとっても初めての日帰り合宿となりました。なかなかしんどい合宿だと聞いていたので少し緊張しながら合宿に臨みました。

1日目

いつも大阪駅中央コンコースがお決まりの集合場所なのですが今回は阪急梅田駅の改札内での集合でした。これには19年間阪急ユーザーの僕もニッコリ。芦屋川駅で下車して山行開始です。

芦屋のブルジョワな街並みの中ををデカザックを持ったプロレタリア集団が突っ切っていきます。その光景まさに近代ヨーロッパ。

小一時間のタイムスリップを終えて、ついた先は高座の滝。

the 滝って感じですね。ここから急登が続いていきます。

途中、風吹岩からは下の街が一望できるほどの展望でした。

すげー。そんなことよりあつー。さっきから語彙力が欠如していますが、気にせずこのまま登っていきましょう。

その後4時間ほどかけて六甲山山頂到着!

こうやって六甲山最高峰の「峰」の字を隠して写真を撮るのが定番みたいですね。何も知らない情弱の僕は普通に横に立ってピースして撮ってもらいました。来年こそは僕も上の写真を真似して撮ってみようかなと思います。

その後は2時間かけて下山し、解散となりました。

終わりに

いかがでしたでしょうか。どのブログよりも薄い内容だったのではないでしょうか。写真も少ないし、情報量はそんなないし。それほど執筆者である僕の記憶には残らない合宿だったということでしょう。しかし、これはいいことなのです。記憶に残るほどしんどくなかったということですから。決してもっとキツくしろと言っているわけではないですよ?本当に。記憶には残らなくとも合宿を重ねるたびに体は強くなっていくものですから、こういう合宿ほどおろそかにせずこれからも頑張っていきたいものです。

と言いたいところですが、ブログ執筆時にはすでに夏合宿まで終わっていました。

気を取り直して、後期のお楽しみ合宿もユルユル頑張りましょう!(再放送)

夏合宿までの軌跡がすでにブログに公開されているので、是非そちらも併せてご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

2025年度 新歓合宿

はじめに

こんにちは。69th外国語学部2回生の谷川です。

今回は5月17〜18日に行われた新歓合宿の模様をお届けします。

阪大ワンゲルのブログは、合宿ごとに担当者が違うのですが、本合宿は担当者が決まっていなかったようなので僕が書こうと思います。合宿開催からブログ公開まで、かなりの日にちが経ってしまったことをお詫び申し上げます。さーせんでした。

今年はなんと19人もの1回生が記念すべき70期として入部してくれました。この情報社会の中、時代錯誤甚だしいほどにSNS弱者である我々が精一杯の新歓活動をした努力の賜物ですね。

さて、本合宿の行き先は我らが阪大ワンゲル御用達の武奈ヶ岳です。私ごとではありますが、この武奈ヶ岳は今回で12回目の手合わせです。もはや友達同然と思いたいのですが、そんな彼は頻繁に大粒の涙を流しているのであまり密に関わりたくはありませんね。もう少し晴れやかな笑顔を見せて欲しいものです。

1日目

いつも通り大阪駅中央コンコースに集合します。時間はいつもより遅めの6時30分。19人のうちほとんどが参加してくれたものですから、6時30分に近づくにつれ昨年までとは比べ物にならないくらい規模の集団になっていました。

武奈ヶ岳の天気予報はあいにくの曇り時々雨。早速武奈の洗礼を浴びせられています。

すでに移動中から雨が降っていたので、70期は可哀想やなぁとか思いながら電車とバスに揺られること1時間30分、坊村バス停に到着。

準備運動を念入りに行い、山行開始です。70期のフレッシュさと高温多湿の天候に圧倒されながら標高を上げていきます。

3時間30分後、武奈ヶ岳山頂到着です!山頂は僕が経験した12回の中でトップレベルのガスと強風でした。あまりにも風が強すぎて僕は山頂付近でザックカバーと地図が吹き飛ばされました。30mほど先で落下したため紛失には至りませんでしたが、吹き飛ばされた瞬間はかなり肝を冷やしました。

山頂からは程なくしてOUWVが所有している山小屋「暮雪山荘」に到着です。ちなみに、近江八景「比良の暮雪」が名前の由来みたいです。さらにちなみに、この「暮雪」が見られるのは武奈ヶ岳ではなく堂満岳みたいです。

leaderさんからのお達しで「新歓やから夕食は豪華なものをお願いします」とのことでしたので、合宿前の各 Partyの食当は頭を悩ませながらメニューを考案していました。まあ僕もそのうちの1人なんですけどね。僕のPartyはトマト鍋を作ることにしました。谷川家の食卓に何度も登場した名料理を山小屋でも再現してみようということでこの決断に至りました。

結果は60点。ギリ単位認定達成です。というのもちょっと味が薄いように感じました。70期の子達は気を遣ってくれたのか薄味好きなのか分かりませんが、すごく美味しいと言ってくれました。ありがとうございます。きっと遠慮がなくなってきた最近であれば味薄いですとか言われてたのでしょうか?70期の優しさと、レベルの高い合格点を超えてくるようなトマト鍋をオールウェイズ出してくれる母(ブログ巡回済み)の偉大さを感じました。

その後はleaderさんが差し入れてくださったドーナツやお菓子を食べながら、トランプをしたりおしゃべりをしたりして就寝までの時間を過ごしました。

就寝時は大人数による熱気と、北組夏合宿のブログで登場したK氏の獣級のいびきが隣から聞こえてくるのもあって、全然寝つけませんでした。以降の合宿では、彼からあれほどまでのいびきは観測できていませんが、今後も気を抜かずに観察していこうと思います。

2日目

起床より30分ほど早く目覚め机の方に目を向けてみると、碇ゲンドウばりに両肘をついてこちらを見つめる主将のお姿が。流石に笑いそうになりましたが、お客様である70期をそんなことで起こしてしまう訳にはいきません。主将トラップをひらりとかわし、起床までの時間天井を見つめていました。

朝ごはんはサンドイッチ(ペシャンコの姿)をいただき、パッキングを済ませ、6時30分に出発。この日のメインは北比良峠です。晴れることを祈りながら、曇りの中で歩みを進めていきます。

1時間30分後、北比良峠に到着です。気づけば空も青を取り戻し、琵琶湖も綺麗に見えました。

その後3時間ほどで下山し、解散となりました。

70期の皆さんお疲れ様でした。初めてのワンゲル合宿はいかがでしたでしょうか。これにてお遊びは終了です。1次予備からバリバリ頑張りましょう!と言いたいところですが、ブログ執筆時にはすでに夏合宿まで終わっていました。

気を取り直して、後期のお楽しみ合宿もユルユル頑張りましょう!

終わりに

最後に僕の所感を綴って終わりにしようと思います。2回生になり、合宿の中で少しながら仕事を任されるようになって、今までの先輩しかいない空間にいた自分が少し恋しくなりました。自分が大したことをしなくとも合宿が円滑に進んでいく、あの頃にはもう戻れないんだなぁと。しかしその裏には、後輩の僕らに辛い顔一つ見せず仕事をこなしていた67,68期の先輩方がいたことを改めて感じました。正直憧れます。過去を振り返るのは程々にして、そんな先輩たちに一歩でも近づけるように、これからも頑張っていきます。もう2回生半分終わってるけど。

夏合宿までの軌跡がすでにブログに公開されているので、是非そちらも併せてご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

投稿日時:2025-09-29 00:30:53
カテゴリ:新歓合宿
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2025年度 初夏PW 琵琶湖キャンプ編

こんにちは!今回は6月21日、22日にかけて行われた初夏PWの琵琶湖キャンプ編についてお届けしたいと思います!

まず初夏PWが何たるかの説明から、。ワンゲルは夏合宿成功のために前期から夏休みにかけて錬成合宿と呼ばれる体力を要する合宿を数回行います。もちろんその錬成合宿も楽しいのですが、もっとゆる〜く合宿を楽しみたくなるのも本音です、笑

そんな僕たちのために企画されるのが初夏PWなんです!お察しの通りかなりゆる〜いお楽しみ企画となってます笑

今年の初夏PWは奈良チャリと琵琶湖キャンプの二つの企画がありましたが、ここでは琵琶湖キャンプの紹介です!

お昼過ぎ(←!?)に安曇川駅に集合して主将の車で今日お世話になるキャンプ場に向かいます(この時点で緩い)

到着しました!森のholidayキャンプ場です。なんと、すぐ目の前には琵琶湖が!!

一刻も早く琵琶湖の方へ行きたい!そんな僕らはせっせとテントを張り、いよいよ琵琶湖のほとりへ!

今まで見てきた市街地の方の琵琶湖はお世辞にも綺麗であるとは言い難く、泳ぐなんてもってのほかだったのですが、ここの水はかなりきれい!!

皆一切の躊躇いなく琵琶湖へダイブしていきます!笑

水は思ったよりも温くてちょうど気持ちいいくらいでした!

琵琶湖で水遊びしたり、読書や音楽を聴いたりなど皆しばらく思い思いの時間を過ごして今度は夕食の買い出しへ!

近くのスーパーに皆で向かいます。今日の夜はキャンプ場でバーベキューの予定です!お肉や野菜、ソーセージやお菓子、(20以上の)お酒が買い物カゴにどんどん追加されていきます。結果的に予算をオーバーしてしまいました、笑

 

 

 

いやーー。やはりバーベキューは最高ですね!!!

主将持参の焚き火セットでマシュマロなどを焼いたりもしました!

いつもの合宿ではパッキングなどで慌ただしい夜なのですが、今夜は違います。

 

 

外でゆったり話をしながらぼーっとできる。そんな時間が一番幸せだったりしますよね。

そして今夜は8人用テントを3人で贅沢に広々使えちゃったりもして、笑。最高でした。

 

 

明朝、湖畔から眺める日の出は格別でしたね。

朝食は余ったソーセージでサンドウィッチを作り、片付けをしてキャンプ場を後にしました。

そして昨日お風呂に入れなかったので、車で朽木温泉へ!朝からいい湯をいただきました!

その後堅田駅で解散した後はラーメンを食べ、帰りに少しだけ京都を歩いてきました!

最初から最後までゆる〜くキャンプを楽しむことができ大満足の琵琶湖キャンプでした!!!

 

2025年度 一次予備合宿

こんにちは!遅ればせながらではありますが、6月7日、8日に行われた一次予備合宿を振り返っていきたいと思います!

新年度が始まり4月に70期が入部して以降、5月には新歓合宿も行われ、ワンゲルの部室はどこかふわふわしたような新鮮な雰囲気に包まれていたような気がします。

そして迎えた6月。いよいよ70期も含めた部全体で、夏合宿に向けての活動が本格化し始める時期です。とは言え、長い期間ぬるま湯に浸かっていたのですから、本格的な合宿に向けて重い腰を上げるのにもかなりの時間がかかります。そんなワンゲル部員を否が応でも強制的に叩き起こすのがこの一次予備合宿なのです。お陰様で僕もこの合宿でバッチリ目覚めました☆

いつもの如くJR大阪駅に朝6時に集合し、約2時間ザックと共に普通電車に揺られて着いたはJR北宇智駅です。ここで最後のパッキングと体操をしていよいよ山行開始です!

1日目はここからちはや園地を目指します。まだ6月初旬というのにかなり暑かったですね。序盤はロードだったのですが歩くにしても休憩にしても皆できるだけ日陰に入って暑さを凌いでいました。

 

ひたすら登りです。この日の行動時間はコースタイム4時間弱でしたが、暑さも相まって疲労はそれ以上でした。特に70期にとっては初めての錬成合宿で歩荷も増えたことで、精神的にも体力的にもかなり疲弊しているのではないかと、先頭を歩きながら耳を欹てて彼らの会話を聞いていました。ところが意外にも彼らの会話は呼び名の話や地元の自虐などで盛り上がっており、新入生の体力に感心するばかりでした。19人もいる70期は、お互いのことを知るのに新歓合宿だけでは物足りなかったみたいです、笑

ついにちはや園地に着いた後はお決まりのワーク練です。僕たち69期は昨年、この一次予備のワーク練でボロボロだったのですが、70期は去年の僕らを感じさせない機敏な動きで難なくこなしていました。ワンゲルの未来は明るいですね!

70期が食当で火を扱うのも今回が初めてでした。「火つけまーす」や片膝立ちなど先輩方が確立したワンゲルのきまりはこうして受け継がれていくのですねー。

「起床!」の声で目覚め、いよいよ2日目のスタートです。

こののメインは金剛山、大和葛城山です。舗装された道をしばらく歩き、程なくして金剛山に到着!この日の天気は曇りで下界の建物がうっすら見えるほどでした。

金剛山を踏んだ後はひたすら降って水越峠を目指します。この時点で降り始めるのは普通の合宿ならば嬉しいのですが、こと一次予備においてそうはいきません。この下りの後には葛城山の登りが待っているのです。見方を変えればここで降れば降るほど後で登らなければならないのです。許せないですよね、けれど責める対象もいないのでこれ以上下るな!と念じながら我々は渋々水越に向かったのでした、、、、。

水越峠にたどり着いたらすぐに始まる地獄の登り、、、。去年も経験していたので心の準備はしていたのですが、去年よりも歩荷が格段に重いこともあってか、めちゃくちゃきつかったです。うん。めちゃくちゃ。1日目は元気だったさすがの70期も葛城山の登りにはだいぶ応えているようでした。しっかりきつそうな70期を見て同じ人間なんだと謎に安心したのはここだけの話、、、

葛城山頂に到着し、長めのピークダウンをとったら、足早に葛城のロープウェイ駅に向かいました。最後のピークを踏み終え、後は下るだけということもあり、皆元気を取り戻して会話がすごく弾んだのを覚えています笑

 

無事に到着!リーダーさんからジュースを奢っていただきました!ありがとうございます!ゴールのロープウェイ駅から最寄りの近鉄御所駅までバスに乗らずに40分ほど歩いて交通費を節約する猛者も現れ驚愕したのを覚えています笑

以上、一次予備合宿でした!

2025年度 夏合宿(北組)

はじめに

こんにちは。69th外国語学部2回生の谷川です。

今回は9月1日から9月4日にかけて行われた夏合宿の模様をお届けします!

行き先は槍ヶ岳です。果たして辿り着くことはできたのでしょうか、、、

結論から申し上げますと(就活モード)、台風15号の影響により3日目にエスケープを余儀なくされてしまいました。エスケープとは、予定のルートを諦めて下山することです。まじ台風許すまじ。もしかすると、上記の日程の短さから察しがつく方もいらっしゃったかもしれません。

ぐちぐち言ってても仕方ないので、前泊日の9月1日から順に書いていきますね。

0日目(9月1日)

集合時間の松本駅11時30分集合に間に合わせるべく、大阪駅5時発の始発電車に乗車します。待ちに待った夏合宿を目前に、舞い上がっていた僕は4時20分ごろに大阪駅に到着しました。

左の写真はルクアとヨドバシの間の通路の様子です。早朝4時30分時点では通路が塞がれていました。19年間大阪で育ち、自称梅田マスターの僕でも、この光景は初めてお目にかかりました。すげー。

午前11時30分、松本駅にデカザックを持った若人が続々と集まります。その数そこそこ驚異の18人、しかしデカザックのせいで存在感は倍以上にもなっていたことでしょう。実質36人卍

この時はエスケープするとも知らず、北組69th6人の中で最弱GPA筆頭候補のK氏の成績を全員で見守っていました。(写真右)

結果は2.8台。なんや普通に高いやないかい。僕たちは1台を予想していてだけにすごく残念です。エンターテイメントの心は大阪に置いてきたのか?K氏は「今までで一番怠惰に過ごしたのに、、、俺生きるのうますぎる!!!」と供述していました。彼には2年後期に僕らの期待に応えていただけると信じています^^

松本駅からは穂高駅まで電車で移動した後、タクシーで前泊地の中房温泉に向かいます。

 

うーん、これは激ヤバ集団OUWV⭐︎周りの目線は気にも留めず足早にタクシーに乗車します。

中房温泉では温泉に入ったり売店でお菓子ジュースを買ったりと、夏合宿ならではの過ごし方で決戦の朝に備えます。

1日目(9月2日)

始まりの朝、鳥たちのさえずり、川のせせらぎの音で目を覚ます。ことはなく、普通にleaderさんの「起床!!」の声で目を覚まします。この軍隊じみた朝活も2回生になると慣れたものです。ちゃちゃっとパッキング、テントの撤収を済ませ、松本駅のスーパーで購入したパンを頬張り、いざ出陣!

この日は燕山荘を目指しひたすら急登を歩いていきます。さすが北アルプス3大急登の1つなだけあって屈強な部員たちの体力、精神力をいとも簡単に奪い去っていきます。

実は僕は中学一年生の時に14kgという今思えばとんでもなく軽い歩荷で同じルートを歩いたことがあります。その時はどれだけ登っても終わりが見えてこない絶望により、歩いている途中に人知れず涙を流しました。

あれから7年経った今、この登山道に並々ならぬ思いを抱いていた僕は疲労を一切感じることなく登りきりました。うん、その予定でした。同期に「顔白いで」と言われるまでは。歩荷が2倍になっているのを忘れていました。「普通にきつい、倒れそう」とか考えていると、合戦小屋が見えてきました。

ここの名物はなんと言っても甘いスイカ!!美味い、美味すぎる、、、

ここまで仮死状態の僕でしたがスイカで体力大幅回復し、一気に山頂を目指します。

約2時間後、燕山荘到着!!!

 

それまではなかなか見れなかった高山らしい景色が、ここにきて目に飛び込んできます。3日後に登頂予定の槍ヶ岳も見えました。ひとまずテントを建てて休憩し、ピストン装で燕岳山頂を目指します。28kgからいきなりピストン装での山行だったので脚の力の入れ具合がいまいち掴めず、何度も勢い余って転けそうになりました。

ピストン装ならではの苦戦を強いられつつも30分ほどで燕岳山頂到着しました。19人で山頂に押し寄せたものですから、一般の方が気を使ってどいてくださいました。誠に申し訳ございません。山頂は10数分ではあるものの、我々の部員でハイジャック状態になってしまいました。正直あまりよろしくないですね、とっとと山荘に戻りましょう。

この日からご飯は自分たちで作ります。この日の夜ご飯はシチューをいただきました。次の日は当初の工程の中では一番きつい山行になることが予想されたので、早めに寝て体力全回復を図ります。

2日目

パラパラ雨!全回復しかけていた体力も半減です。個人的な意見ですが、山行中の雨はそこまで嫌いではありません。寝ている時やテント撤収の時に降られるのが一番辛いと思います。パラパラ雨なうちにテント撤収を済ませて朝ごはんをいただきます。僕のパーティは気まぐれシェフO氏考案の卵かけご飯をいただきました。卵かけご飯は今までやったことがなかったのですが流石シェフ、初めての試みであってもしっかりと結果を出してきました。非常に美味しかったです。

この日目指すのはヒュッテ西岳。アップダウンが激しい稜線を歩いていきます。

途中、大天荘に到着しました。ここでデカザックをデポして大天井岳山頂に手ぶらで向かいます。「デポする」とは、荷物や装備を登山道や山小屋などに一時的に置いておく行為を指します。ちなみに大天井岳の正式な読み方は「おてんしょうだけ」のようです。

 

頂上到着しました。こう見えてガスってない、、、?いやめちゃくちゃガスってるだろ。前日の天気予報や気象図から察してはいましたが、この日は雨は降らないもののこの上なくガスっていてあまり天気に恵まれませんでした。幸い山頂でも電波がつながったので天気予報を見てみると、あら台風さんこんにちは。3日後に長野県直撃ではありませんか。ほんまに笑えない。ひとまず大天荘に戻り、今後どうするかをleaderさんが話し合っている間、身を寄せ合って寒さを凌ぎます。

30分後出た結論は、槍を諦めてエスケープし、今日中に常念小屋を目指すというものでした。悔しい、悔しすぎる。あんなに楽しみにしてたのに。leaderさんたちはこれまでの集大成である自分たちが企画した夏合宿を、なんとしても完遂したいと思っていたはずです。そんな中、正常な判断を下せる先輩方は本当にすごいと思います。気持ちの切り替えがつかないまま、常念小屋に向かいます。

2時間かけて常念小屋到着しました。向かっている途中ずっと落ち込んでいた僕でしたが、お金さえあればなんでも買い放題の山荘を目の前にすると、嫌でも気持ちが好転します。コーラ1本、リンゴジュース1L1本、ラーメンを購入しました。なかなかの太客です。次の日には下界に降りることが分かっていたので、6日目で使う予定だったお金をこの日に注ぎ込むことができました。

山荘の中でラーメンを食べていると、よからぬ見出しの英字新聞を見つけてしまいました。これ以上気を落としたくないので外に出ると、

左写真中央部をよくみると槍ヶ岳が見えますね。なんて日だ!夜はこれでもかというほど星が綺麗でした。次の日は一ノ沢まで一気に下山します。これで夏合宿が終わってしまうのかというどこにもぶつけようがない寂しさに襲われながら眠りにつきます。

3日目(9月4日)

ついに最終日を迎えました。日の出とともに下山開始です。美しい朝焼けを前に、パーティの士気が上がります。

午後から雨とのことなので午前中に下山できるようにスタスタ歩みを進めていきます。約4時間30分後無事下山完了しました。みんなお疲れ様、これにて夏合宿終了です。またリベンジしよう、サブザックで、そう心に誓いました。

終わりに

いかがでしたか?僕自身このブログを執筆していてすごく楽しかったし、あっという間でした。ここまでの文字数は実に3200字を超えています。レポートの3000字はすごく長く感じるのに、、、レポートもこれくらい楽しく執筆してみたいものです。

合宿自体は残念な結果に終わってしまいましたが、それでもこのブログの執筆がこんなにも楽しいのは、合宿中のいいこと悪いこと全てが「良き思い出」として心に深く刻まれているからだと思います。思い出にマイナスなんてありません。こうした思い出を絶対値として捉えることが山行を楽しむ上で最も重要なことだと思います。この考えを胸にこれからのワンゲル人生を謳歌していきたいです。

少し深そうでそうでもないような話をしてしまいましたが、ここらへんで筆を置きたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

参考資料

https://youtu.be/QnN25MX7QkY?t=1227