2005年度 活動記録

春PW

今年は宝塚近郊にある福知山線の廃線歩きを行いました。穏やかな日和の三時間程のハイキングの後宝塚駅で散会し、希望者はさらに先輩と連れ立って食事。途中で自己紹介等も挟み、部の雰囲気は新入生にある程度掴んでもらえたようでした。

新歓合宿

4回生も参加の新入部員の歓迎合宿です。滋賀県は比良山にて一泊二日の登山を行いました。一日目は武奈ケ岳のピークまでゆっくり登り、一時間ばかり景色を楽しみながら歓談しました。夜は武奈ケ岳直下の暮雪山荘で、新入生の歓迎会などを行ってにぎやかに過ごしました。あいにく二日目は雨となってしまいましたが、終始のんびり和気藹々とした雰囲気でした。合宿後は梅田で改めて打ち上げを行いました。

1次予備合宿

山行に慣れるための合宿、ということで例年通り一泊二日で六甲山に登りました。幸い天候に恵まれ二日目は風吹岩から美しい港を望むことができました。

2次予備合宿

6月下旬に行った夏に向けての最初の強化合宿です。新歓合宿とはややルートを変えて比良山に一泊二日で登りました。1回生も山行に慣れてきた様子でした。

3次予備合宿

夏合宿の最終調整を目的として夏休みの初めに二泊三日で行いました。行動山域は2つに分け、八ヶ岳(赤岳−硫黄岳−天狗岳)と北アルプス(燕岳−大天井岳−常念岳)を縦走しました。1回生にとっては初の本格的な登山合宿であり、三日目は大雨に見舞われるなどなかなかに骨が折れたようでしたが、山の素晴らしさと同時にその危険も同時に体験でき、夏合宿に向けても気が引き締まったようでした。合宿後は北信濃の温泉に浸かり、全パーティー合同で松本駅にて打ち上げ。

夏合宿

  

夏PW

有志の企画により9月中旬に二泊三日の予定で仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳を縦走しました。ベースキャンプを張って仙丈ケ岳は軽装でピストンを行いましたが、あいにく山頂ではガスのため景色は堪能できませんでした。二日目の甲斐駒ケ岳は、前半は道もよく整備されており山頂からの眺めも雄大で美しいものでした。体調不良者が出て合宿を一日延長せざるを得ませんでしたが、全般的に、正規合宿とは異なりかなりのんびりとした合宿でした。合宿後は甲府の居酒屋で打ち上げ。今年はアフターで名古屋開催の愛知万博に行ったメンバーもいました。

山小屋W

今年の山小屋Wは悪天候でした。九月にしては肌寒く、山行パーティーは雨の武奈ヶ岳を拝むことになりました。暮雪山荘にはスズメバチが巣食っており、メンバーが軽症を負い即下山。踏んだり蹴ったりでした。

秋合宿

11月上旬、例年と同様に阪大学祭休暇を利用して3〜4日の日程で秋合宿を行いました。今年の秋合宿は3パーティーに分かれて小豆島探索、無人島定住、しまなみ海道ツーリングを行いました。どのパーティーも全般的に穏やかな天候に恵まれ、企画通り日程をこなし、それぞれ秋の気分を満喫できたようでした。

  

しまなみ海道チャリ合宿の思ひ出。詳細な旅日記が部室に眠っている。

秋PW

京都北山(天ヶ森、天ヶ岳)にて次期二回生と次期リーダーの練成合宿を行いました。今年は気温が低く体調不良者が若干名出ました。体調管理等に課題が残ったようです。

クロカンレース

雪のため中止しました。

春合宿

 今年は3月上旬から下旬にかけ、3パーティーに分かれて北海道X.C.スキー合宿、九州縦断自転車合宿、西表島合宿を実施しました。西表島合宿については以下の画像リンクを参照してください。

旧人合宿

 今年は奈良県と三重県に跨る台高山脈にてメンバーと次期リーダーの最終練成を行いました。サイト地の傾斜が厳しかったり一部ピストンカットが行われたりしましたが、練成の完成と共に全員が大きく成長できた合宿となりました。


付録:西表島春合宿 活動記録

合宿概要

実施期間 2006年3月9日〜3月17日
参加人数 10人(三回生3人、二回生1人、一回生6人)
行動地域 西表島(沖縄県八重山郡竹富町)

西表島について

 沖縄県は南西部、八重山諸島の西端に位置する西表島は、島全体が亜熱帯に属し、沖縄県では那覇市のある沖縄島に次ぐ大きな島です。八重山の行政の中心である石垣島からは高速船で約40分。人口はほとんど沿岸部の集落に偏り、島の90%は天然のジャングルに覆われています。また小浜島、竹富島などとともに構成される「西表国立公園」の中心であり、その大半は国の特別保護区に指定され、イリオモテヤマネコ、カンムリワシ、セマルハコガメなどの天然記念物を筆頭に多種多様の貴重な動植物に恵まれています。
 本合宿で今回私たちの取ったルートは、前半と後半に分かれ、前半は北西部のウダラ川を抜けて南西部の鹿川湾に向かい、南部の海沿いを南東部の南風見(はえみ)まで歩いた後、大原集落で休養し、後半は北部の浦内川から船で遡り、ジャングルを横切って奥地のマヤグスクの滝まで行く、というものでした。

活動記録(3月9日〜3月17日)

3月9日(木)〜 万事快調 Tout va bien 〜

 合宿一日目。移動日。早朝6時前に部室に集合して共装をザックに詰め込みモノレールで伊丹空港に移動。約3時間弱の空の旅を経て石垣空港に到着すると、ジャンパーを着たままだと汗が出てくるほど暑い。離島桟橋からジェットコースター顔負けの恐怖の高速艇で40分ほどかけてはるばる目的地西表島に到着。以降一週間ほどの文字通り大自然の中での生活に、船酔いでゾンビ化した人を除いてメンバーの心も顔も晴れやか。

 バス停から西表トンネルを抜けて歩くこと一時間足らずでサイト地に到着。こっちを見れば太平洋、ふりさけ見れば鬱蒼としたジャングルという光景にはいかにもカラダが夏になりそうな南国気分。翌日予定していた船での移動は海が時化ているため微妙とのこと。午後出発を見越し、就寝はやや遅め。夜は曇り空だが月影さやかにきらきらと。浜風は吹かずのんびりした夕べを過ごす。明日は船が出てくれますように。

3月10日(金)〜渚にまとわりつくエトセトラ〜

 合宿二日目。明けて翌日、天気は快晴。やっぱり移動日。白浜海岸から遅い撤収をして白浜のバス停に着くと、千葉大学のワンゲル部員さんたちに出会い挨拶。西表島の縦走を計画していたらしい。午後から船は出せるという知らせを聞いて安堵。まあひとまず安心できれば寝ますわな。普通。それが南国クオリティ。

 とりあえず食料を補給し、地元屋良商店のおじさんの船で目的地ウダラ川河口まで移動。

 ただし移動が午後にずれ込んだためこの日の山行は行わず、再び浜辺でサイト。遠浅の透明度の高い海が眼前に広がり、夜には澄んだ空に星座が映える。まさに地上の楽園。

3月11日(土)〜マングローブ林でつかまえて〜

 合宿三日目。天気は快晴。出発前にレジャーで訪れたと思しき家族連れと遭遇し挨拶。干潮の時間を見計らい、リラックスムードもそこそこにスタート。

 初めから水に濡れても問題ないように、下半身は水着になり、渓流足袋の上から滑り止めのための草鞋を履いている。ウダラ川の湾を出てから最初の数時間は、しばらく川沿いのマングローブ林を渓流足袋を使って歩くのでとにかく進むのが遅い。渡河の際にはうっかりすると泥に足を取られて沈み込みそうになる。ザックの中身はビニール袋でパックしてあるが沈みたいなんて思わないし。

 普段なら登山靴で軽く登れるような山道にも難儀しつつ、人通りのないジャングルの傾斜をゆっくり登る。というのはところどころ浅い川を渡渉しなければならないからだが、慣れない滑り止めの草鞋は2、3時間で既にぼろぼろに…。まあ壊れたら直せばいいってだけの話なんですけど。偉い人にはそれが分からんのですね。

 途中でヤマヒルに襲われ太腿が血染めになる人も。100mほど登ったところで登山靴に履き替え、棘のあるアダンの茂みをくぐり、ぬかるみを迂回しながら急斜面を下り、予定通り鹿川湾に到着。心地よい疲労感を感じつつ就寝。

3月12日(日)〜In the long run, we are all dead〜

 合宿四日目。晴れ。海沿いの岩場を再び渓流足袋+草鞋セットを装着してひたすら歩く。あのーダウン中に岩に恥ずかしい落書きしないでよね。

 と最初は上向いていた気分も数回目のダウン後には消沈気味。歩けども歩けども出てくるはずのリーフが見えず岩を乗り越えて海岸を黙々と歩いていく。草鞋もぼろぼろになりほとんど全員が二足目に履き替えたところで更に雨まで降り出すと焦りと疲れで話し声も余り聞こえなくなってくる。

 事前に調べていた目印も見つからず、迂回しに入った山道でもちょっとしたミスで迷う。平静を装いつつも誰も助けに来てくれないと思うとちょっと恐怖がこみ上げてくる。そういえば西表の縦走中に帰ってこなくなった人だっていたな、とか。そもそも西表のジャングルは普通の登山者は通らないので目印も少ない。普段とは違い、リーダーにもメンバーにも緊張が高まってくる。
 ようやく本来の道らしきものを探し当てるも到着時間を過ぎサイト予定地にはまだ着かない。夜が迫り暗闇の中ヘッドランプを点けて急坂を下っていくが、話をする人はいない。何とか山道を下りきり海岸に出て快哉を叫ぶも束の間、今度はひどい暴風でまともにテントが張れそうにない。バックルに砂が溜まって上手く止まらずポンチョもザックカバーも油断したら吹き飛ばされてしまうほどの強風の中で、どうにかこうにかテントを建てる。それでもイレギュラーな状況と寒さで疲れているはずなのに愚痴も吐かずにテントを組む姿にはちょっと感動。
 食事は予備のカロリーメイトで済ませて風の音を気にしながら早々に就寝。なんだかもう一週間くらいたった気がするがまだ二日目なんだなあ…明日も「リーフ歩き」があるしなあ…と余り健康的な考えが浮かばない。みなさんお疲れ様でした。

3月13日(月)〜嘘だと言ってよ、バーニィ〜

 合宿五日目。風はやはり強いが天気は晴れ。音が凄かったがテントは飛ばされていないみたいで一安心。別テントの人間を呼んでカレーを作って当面の腹ごなしをし、ひとまず大原集落を目指して出発。この日は干潮時に待望のリーフが出現したのでてくてくつらつらと歩いていくことができた。下は水着なので肌寒いものの、歩きやすさからすれば前日に比べてとても快適。アメフラシとかウミヘビとか(!)を直に見られるっていうのはさすがだよな俺ら。しかし4時間もリーフの上を歩いていると、前日の疲れもあってちょっとしんどい。リーフがひたすらに続くのでダウンまで沖合いのリーフで取ることになったり途中から曇ってきたりそれになんだか水位が上がってきたりしている気が…。

 それでもどうにかリーフが完全に水没する前に南風田(はえみだ)の浜に到着。タクシーで大原の民宿池田屋まで移動してシャワーを浴びると、ありがちだが本当にどっと疲れが出てきた。テントを干したり装備を手入れしたり予め送ってあった荷物を点検したりして夜まですごす。タクシーのおっちゃんが言っていた通り食事は最高においしく来てよかったなあ…としみじみ。夜は民宿のおばあに昔話やイリオモテヤマネコ研究者の逸話をうちなーんちゅ(沖縄方言)交じりで語ってもらった。

 ちなみに夕食中に見たローカルニュースによると、この日は低気圧が発達して沖縄でも暴風(カジマーイというらしい)で海が荒れており、長崎で雪が降ったり在日米軍の海兵隊員氏が遭難したりしていたとか。寒いわけですよ。

3月14日(火)〜イリオモテ買出し紀行〜

 合宿六日目。休養日。朝の天候は思わしくないが昼には持ち直す。朝八時半に朝食を取った後寝直す人あり観光する人あり。前日までの山行で体調不良者が若干名出たが無理なからんことと思ふ。午前中に装備を点検して暇になった筆者他数名は西表島南部を流れる仲間川の遊覧に行って来ました。

 民宿に戻って次の日からの買い出しを行い、やはり池田屋にて夕食を賄ってもらう。夜は各自部屋に引き上げて修学旅行のごとく堕落した時間を過ごす。

3月15日(水)〜リバーズ・エッジ〜

 合宿七日目。天気は快晴で半袖でも暑い。遅めの起床の後、池田屋にて朝食をとってからバスで東部の沿岸沿いを通って浦内川河口へ向かう。途中文字通り湾を貫く海中道路から、道の両側に言いようのないほどキレイな珊瑚礁の青い海が見える。ゼネコン万歳。
 船着場からワルキューレの騎行をハミングしつつ浦内川を遡る遊覧船に30分余り揺られ、植生からマングローブ林が見えなくなった中流域で下船。亜熱帯のジャングルの中の道は観光用に整備されていて勾配も緩く、とても歩きやすい。

 とことこ歩いていくと「日本の滝100選」の一つマリュドゥの滝に着く。滝壺付近には立ち入り禁止のプレートがあって近づくことはできなかったのが残念だが。マリュドゥの滝上流の少し奥にあるカンピレーの滝へ進んでサイト。食事まで河原でだべるのどかな一日。夜にはテントの近くでホタルの光もちらほら見えてとても幻想的。今日もクオリティの高い一日でした。

3月16日(木)〜マはマヤグスクのマ〜

 合宿八日目。天気は曇り。のち晴れ。のち雨。この日はジャングルの恐ろしさを余す所なく体験する。別にベトコンやチュパカブラが出たわけではないのだが、ほとんどの人が流血し、山行に著しい支障をきたす。まあ南米ではよくあることらしいので気にしたら負けかなと思っている。
 行程はカンピレーの滝から更に奥地のマヤグスクの滝に向かうというもの。途中で愛媛大学ワンゲルのパーティーとすれ違うが、それ以外には全く人と出会うこともなく進む。アップダウンはそれほどないのだが、とにかくやたらと小川を渡渉することが多い。
 イタジキ川との合流点で登山靴から渓流足袋に履き替え、川の中から荒れた山道を抜けてしばらく行くと、この日の目的地マヤグスクの滝に着く。ここは道の急峻さのためか一般の観光ルートからは大きく外れた奥地にある。いわば秘境だ。階段状の岩壁伝いに膨大な水が流れており、周りには落水の響きの他にはほとんど音も聞こえない。滝上は平らになってテーブルクロスを広げたみたいに更に奥の水源から途切れることなく流れてくる水がその上を覆いつくしている。雄大とか荘厳とかいう言葉以前にただただ圧倒される。
 一時間ほどマヤグスクの滝に滞在して帰路に着く。途中で雨が降ってきたがそれほど鬱陶しくはなかった。もちろんヒル属性の面々は一層神経質になっていたのだが。しとしと雨の振る中粛々とテントを組んで食事を作ると合宿最後の夜が更けた。静かだった。

※湿度が高く水捌けは悪いので、ヤマヒルが雨後の筍のように大量発生しており、それがいつの間にか登山靴の中に潜り込んで足首や腿から血を吸って膨れ上がり黒光りして皮膚に食らい付いたままうにうにぐにょぐにょと這いずり回り要するにとてつもなく気持ちが悪い。結局は噛まれた人間と噛まれなかった人間に二極化してしまい、血を吸われ続けた人は神経質になって事あるごとにズボンの裾をめくって確認することに。そういう人からはヒルを誘惑するフェロモンが出ているとかいないとかいう説が合宿中は有力だったが真相はもちろん不明。

3月17日(金)〜夢の果てまでも〜

 合宿九日目。最終日。天気は晴れ。朝八時にテントを撤収し、二日前にやってきた道を淡々と引き返す。この日は当初、ジャングルを抜けてテドウ山という西表島第二の山を登る予定だったが、結局ルートとして取ることはなかった。尤も道沿いにあるはずの登山道入り口の標識さえ全く見当たらないというので仕方がないともいえるが。浦内川の遊覧船第一号がゆっくり川を遡ってくるのを待っている間、パーティー内でこの九日間の行程を振り返る人あり、アフターの計画を語らう人あり。色々あったもんねえ。あんなこととか、あんなこととか…。まあ喉元過ぎればなんとやら、という言葉を知らないわけじゃないけれど。遊覧船に30分ばかり揺られて浦内川を下り、次第に第二便を待つ観光客が見えてくると、名残惜しく合宿の終わりが感得されるのであった(続かない)。

おわりに

 西表島合宿は事前から春合宿中最も困難なものになることが予想されていました(3合宿中最もワンゲルらしいとも言えますが)。合宿初日は大阪、石垣島ともに、快晴となり出発に際しては意気揚々といった気分でしたが、前半は低気圧の影響もあって天候が荒れ、上述の通り、ルートファインディングに困難があったり、幕営が著しく阻害されるほどの風に見舞われたり、リーフを歩いている最中は寒気を感じるほど気温が低下したりと、全体としては決して楽な行程ではありませんでした。
 それだけにかえって、自然の威力をまざまざと見せ付けられ、それと同時に敢えてそこに挑戦する(と言ったら大げさですが)営みの貴重さを改めて実感することにもなりました。絶えず面倒をかけ続けたリーダー、および至らないところを随分カバーしてもらったメンバーをはじめ、合宿を支えていただいた人たちに改めて感謝を捧げたいと思います。ありがとうございました。

※以上の記述には手元にある限りの資料を用いてできる限りの正確さを期しましたが、筆者の主観、偏見、妄想、思い込み、記憶違い等々による嘘、誇張、歪曲、事実誤認が言わずもがな含まれていますのでご留意ください。

2004年度 活動記録

春PW

今年は初めて、剣尾山にハイキングに行きました。ピークからの眺めも良く、参加した新入生にワンゲルの雰囲気を少しでも感じてもらえたのではないかと思います。

新歓合宿

新入部員を歓迎する合宿ということで、阪大ワンゲルの所有する暮雪山荘に行って泊まりました。 あまり天気はよくありませんでしたが、それぞれに楽しめたようです。

1次予備合宿

山登りに慣れることを目的とした合宿で、六甲山へ行きました。今回から山荘ではなくテント泊です。

2次予備合宿

山登りに慣れることを目的とした合宿で、滋賀県の比良山へ行きました。今年は比較的涼しくて、乗り切りやすかったようです。

3次予備合宿

夏休みに入った直後、夏合宿へ向けての最終調整を目的として、2泊3日で行きました。山域は百名山の白馬岳を中心とする白馬三山と、同じく百名山の鹿島槍です。途中大雨や大風に見舞われ大変でしたが、一回生だけでなく、二回生にとっても良い経験となったようです。

夏合宿

前期活動の総括として1週間程度の合宿をしました。今年は槍ヶ岳・燕岳・大天井岳を核とする表銀座縦走と、槍ヶ岳・鷲羽岳・水晶岳を核とする裏銀座縦走を行いました。
両Partyとも九月初旬の台風に山中で巻き込まれ、小屋泊などをして乗り切りました。
台風時、三俣蓮華荘に宿泊したPartyは、雲ノ平や伊藤新道を切り開いたオーナーの伊藤さんの話を聞くことができ、思わぬ機会をいただきました。
それぞれ日程の変更等があったものの、無事に下山でき、前期の活動の締めくくりとなりました。

直後W

屋久島は台風の影響でルートに問題が発生し、中止となりました。
北岳などの白峰三山縦走は、初日に少し雨が降ったものの、快晴続きで最高の合宿となりました。
体力のあるオッチェンが集まり、コースタイムを大幅に切りながらの余裕の山行でした。ブロッケン現象という、雲の中に自分の影が映り、その周りを虹が囲むという珍しい現象も見ることができました。
我々が登った日本第二位の北岳は標高が1m高くなったので、3193mに到達したことになります!

山小屋W

例年通り、山小屋修繕の作業班と、比良山系を楽しむ山行班に分かれて行ないました。今年は二日間とも快晴で、武奈ヶ岳からは琵琶湖の東岸が見えました。

秋合宿

今年は、屋久島、自転車(九州;新門司〜別府)、筏(長良川)に行きました。

屋久島パーティーは、“一ヶ月のうち三十五日が雨”といわれるくらい雨が多いところにも関わらず、全て快晴で、とてもいい合宿になりました。
チャリパーティーも同じく天候がよく、比較的ハードな日程を無事に走破することができました。天ヶ瀬・湯布院・別府を通ったので、温泉三昧の合宿でした。
筏パーティーは、合宿前半で筏にトラブルが起きて、残念ながら予定を短縮しました。

秋PW

比良山系と京都北山で行いました。来年に向けての準備合宿で、それぞれが良い経験となったようです。

連協合W

阪大・大阪外大・市大・府大の四大学で、箕面の山に行きました。
生憎の雨でしたが、他大学の人と接することで、いつもとは違う雰囲気を感じられました。

クロカンレース

12月12日です。

春合宿

今年は台湾チャリ・北海道クロカンスキー・西表島の3パーティーに分かれて活動する予定です。

2003年度 活動記録

バーベキュー

新入生歓迎イベントとしてバーベキューをしました。あいにくの雨でしたが、たくさんの人が来てくれました。みんなとても楽しそうでしたよ。

春PW

福知山にある国鉄の廃線跡を歩きました。 トンネルや鉄橋などがあって面白かったです。 前日までの大雨で川が増水していたため、河原でのバーベキューは中止になってしまいましたが、みんなと交流ができて楽しかったです。このときもたくさんの 新入生が来てくれて大にぎわいでした。

新歓合宿

新入部員を歓迎する合宿ということで、阪大ワンゲルの所有する暮雪山荘に行って泊まりました。 山頂にたどり着いたときは、少し曇っていましたが、初めて山頂を制覇したという達成感でみんなとても満足しているようでした。

3次予備

夏休みに入り、夏合宿も目前に迫ってきました。夏合宿へ向けての最終調整を目的として、2泊3日の合宿をします。今年は槍・穂高岳を一望できる常念岳、 北岳を一望できる鳳凰三山へと行きました。多少の雨もあったようですが、どちらのPartyも達成感でとても満足しているようでした。この調子で夏合宿もがんばりましょう。

夏合宿

前期活動の総括として1週間程度の合宿をしました。今年は3つのPartyに別れ、北海道/南アルプス北部 北岳・仙丈岳/南アルプス南部 聖岳・赤石岳・荒川三山へと行きました。
北海道は後半快晴続きですばらしい景色が見られてとても感動したそうです。
仙丈岳・北岳は南アルプスの山容を存分に満喫できて楽しかったようです。
南アルプス南部は広大な山域を歩き回って少ししんどかったようですが、素晴らしい山容を存分に満喫できてみんな満足しているようでした。
それぞれとても楽しい山行ができたようで良かったです。

直後W

例年、夏合宿終了後、まだまだ山へ行きたいという人たちのために企画をしているのですが、今年度は台風のために中止になりました。夏合宿が終わった夜から台風だったので、夏合宿に影響がなくて本当に良かったです。

山小屋W

 山小屋修繕を目的とした作業班と、山行を楽しむ山行班に分かれて行ないました。今回、暮雪山荘の屋根に太陽光パネルを取り付けるという話もありました が、次回に持ち越されました。太陽光で発電し、環境に優しい山荘になるといいですね。

秋合宿

 今年は四万十川筏下り、自転車(南紀)、瀬戸内魚島、しまなみ海道歩行を行ないました。
しまなみ海道歩行は始点の尾道から終点の今治まで歩ききったようです。真夜中も歩き続けるという変わった活動だったようですが、みんな楽しめたでしょう か?
筏下りはあいにくの雨続きでしたが、筏を自分たちの力で作り上げ、川の上をゆったりと下る活動ができて楽しかったようです。
瀬戸内の魚島ではゆったりと釣りを楽しむことができたようです。
南紀サイクリングは本州最南端を周り、那智勝浦駅まで到達しました。最終日はあいにく雨が降りましたが、南紀の爽快な風を浴びながらサイクリングできて楽 しかったようです。

秋PW

紅葉も綺麗で気温もちょうど時期になりました。山行も楽しみつつ、来年度に向けた活動を始めます。山域はPartyが三つに分かれ、京都北部の天ヶ岳・天ヶ森へと行きました。
初日は滋賀県・京都北部に大雪が降るほど寒かったらしいですが、幸い山行中は雪も降らず、雨も降らず合宿を行なうことが出来ました。天気は曇りといった感じでしたが、それでも山頂からはすばらしい眺望が得られ、楽しく充実した合宿を行なうことが出来ました。

連協合W

 他大学のワンゲルと交流できる数少ない機会です。毎年1泊2日で合宿を行い、夜はキャンプファイヤーをしたり、豪華な料理を作ったりして楽しみます。しかし今年は翌日の天気が悪そうということで、ハイキングをした後に解散することになりました。あぁ、すきやきがぁ?。(今年の料理はすき焼きで、ゲームの順位により松茸などの旬の味が追加されていくはずでした。)

クロカンレース

 金剛山を駆け抜けろ!
日の出前から日の入りまで、奈良県の金剛山系を駆け抜けるマラソンレース

追いコン

昨年度お世話になったLeaderさんを迎え、贈り物を贈りました。また、2次会では...。

春合宿

 今年も北海道X.C.スキー、沖縄サイクリング、南西諸島巡り(奄美大島)へと繰り出します。

旧人合宿

 来年度の活動に向けて、全員の能力向上を図る合宿。一年の総まとめであるため、とても気合いが入る。


付録:北海道夏合宿 活動記録

合宿概要

    期間:   2003年7月30日 〜 2003年8月7日
    参加人数: 13人
    地域:   北海道大雪山系

北海道大雪山系とは

 大雪山とは、最高峰の旭岳(2290m)をはじめとする2000m級の峰々からなる巨大な山々の総称で、 特定のピークの名前ではありません。 南に十勝岳連峰、東に東大雪連峰を従え、北海道の中央にどっしりと構えています。 これらの山々を含む大雪山国立公園は23万haという日本最大の面積を持ちます。大雪山の気候は本州の3000m級の山岳に匹敵し、 氷河期の生き残りであるナキウサギ・ウスバキ蝶などの生物群や、週氷河作用の証拠となる永久凍土・構造土などを観察できます。


大雪山系景観

 7月30日(水)

 1日目。13:00に部室集合。OBの方達の差し入れをたくさんいただき、いよいよ出発。でも差し入れのスイカが重なり、5個ものスイカを持って行くことに。
 電車の中で、私達と同じく大雪山系に行く甲南大学ワンゲルのパーティーに出会った。東舞鶴からは徒歩で舞鶴港まで行く予定だったが、主将と話していた地元のおじさんがワゴンを出し、メンバー全員を港まで往復して運んで下さった。本当にありがたかった。お礼にスイカを一つあげた。
 23:30フェリーが出港。フェリーは意外に快適で、お風呂もあれば、映画館・トレーニング機器・雀荘・コインランドリーなど様々な設備があった。

7月31日(木)

 2日目。今日は丸一日フェリーにて過ごす。各人それぞれに、麻雀・読書・映画鑑賞をしたりして過ごした。小一時間ほど、これからの山行に向けて勉強会を行った(熊・エキノコクス対策、雪渓の歩き方)。

8月1日(金)

 3日目。早朝4:00に小樽港到着。差し入れのスイカを山に持って行くわけにはいかないので、朝日を見ながらみんなで食べた。小樽港を7:00に出発、貸し切りバスでトムラウシの登山口に向かった。貸し切りバスの場合、フロントガラスの端に「〜御一行様」というような紙が貼られるが、バス会社は「ワンゲル」という言葉を知らず「ワンダーソーゲル様」という謎の紙が貼られてしまった。降り際に運転手さんに「ワンダーソーゲルって何?」と聞かれて、返答に困った。ワンダーソーゲルなんて誰も知らないよ・・・
 今日は登山口でサイト。夕飯は「酸辣湯(サン・ラー・タン)」という少し辛めの中華料理で、とてもおいしかった。

8月2日(土)

 4日目。ようやく今日から山行がスタート。登山口からトムラウシまで一気に1000メートル以上アップした。天気はあまりよくなかったが、雨もあまり降らず順調に進んだ。
 トムラウシをピストンして、トムラウシ南でサイト。夕飯は炊き込みご飯とコーンスープであったが、筆者は火を早く弱め過ぎてしまい「生米かつかなりのコゲ」というひどい夕飯になってしまった(2つのテントで作り、もう一方のテントはかなりおいしく炊けたらしい)。普段わりと無口なNさんが「うむ・・、これはマズイ」と思わず唸る程であった。反省。
 就寝時に私達のザックの中身を狙って、痩せてギスギスしたキツネが現れた。靴や食材はすべてテント内に入れることになっていたので、何も被害はなかったが、本当に餌を求めてキツネが現れるんだなあと実感した。


これが現れたキツネです

8月3日(日)

 5日目。今日は朝から雨だった。筆者はコースリーダーになってしまい、岩ごろの道を目印の赤いペンキを探しながら進んだ。雨は強くなる一方で、ガスも濃くなり、初めてコースリーダーをした筆者は、セカンドで相棒のF君にあれこれ指示されながら進んでいった。やっと岩ごろの道を抜けたと思うと、今度はハイマツ帯が続き、びしょ濡れになりながらくぐり抜けて行った。この頃には、すでにみんな無言になっていた。一昨年も北海道に行っている3年生は大雪山の雨の多さを体験しているので別段驚いた様子もなかったが、こんなにも雨に降られたのが初めてだった1,2年生は、かなりゲンナリしてしまった。
 14:00過ぎにようやくサイト地に到着。サイトは忠別岳避難小屋横の平地でテント泊の予定であったが、小屋にスペースがあったので小屋泊となった。

8月4日(月)

 6日目。今日も朝から天気が悪く、予定変更で休養日となった。嫌な雰囲気が流れかけたが、天気もしばらくすると良くなり、カッパや靴、それにテントも乾かすことができ、絶好の休養日となった。


避難小屋;屋根が特徴的です

8月5日(火)

 7日目。昨日休養日にした甲斐があり、今日は朝から見事に晴れた。忠別岳避難小屋から、忠別岳を通り、白雲岳避難小屋横のサイト地までの山行であった。サイト地では甲南大学のメッチェンパーティー・神戸大学・大阪市立大学などなど、北海道なのになぜか関西勢が集結した。また、ドイツから一人で来たという青年にも出会い、主将が果敢に話しかけていた。


忠別沼;熊出没ポイントでしたが、きれいでした

8月6日(水)

 8日目。白雲岳周辺の赤岳・緑岳などをピストンして、その後いよいよ北海道最高峰である旭岳へと向かった。旭岳山頂への最後の道はかなりの急坂で、登る時も苦労したが、それ以上に下る時は大変であった。私達が登る時すれ違った外国の女性は、尻餅をつきながら下っていた。山頂では、1970年代を思わせるファッション(ロン毛にジーンズ・ジージャン、そして革靴)をした謎の男の人がウロチョロしていた。写真を頼んだら、「やっぱ俺?しょうがねえなあ」と嬉しそうに絡んできた・・・。今日は旭岳裏でサイト。


その男の人が撮ってくれた写真


その男の人と一緒に記念写真を撮りました。

8月7日(木)

 9日目。いよいよ今日が最終日。旭岳裏を出発して、黒岳・桂月岳を通り、ロープウェイで下山。ロープウェイの駅にはシマリスがたくさんいて、少し見飽きてしまうほどであった。コースタイムが短かったため、昼過ぎには下山した。もう少し山にいたいような、名残惜しさを感じた。


下山後、層雲峡にて

その後・・・

 層雲峡で温泉に入った後、バスで旭川へ。打ち上げをし、夜の旭川は寒いのでカラオケボックスでサイト!?旭川ラーメンの代表格である「山頭火」に行くのを楽しみにしていたが、なぜか21時頃には既に店が閉まっていた。
  翌日からは各人それぞれで、レンタカーを借りて旅する者あり、札幌見物をした後フェリーで大阪に戻る者あり・・・。長いようで短かった夏合宿の終わりを、それぞれが満喫していた。


付録:南アルプス夏合宿 活動記録

古いデータのため、一部文章が破損してしまっています。

合宿概要

期間:2003年7月30日(水) 〜 2003年8月7日(木)
参加人数:12人
地域:南アルプス南部 聖岳・赤石岳・荒川三山

南アルプス南部について

聖岳 3013 m
静岡県と長野県の境に位置し、南アルプスの3000 m 峰の中で最も南に位置す 峰。 南側に位置するため、夏でも割と暖かく、森林限界はかなり高い。 中腹まで深い原生林に覆われ、高山植物にも恵まれている。

赤石岳 3120 m
静岡県と長野県の境に位置する南アルプス南部の雄峰で、赤石山脈の名のもとになった山。山頂には桔梗科の花がひっそりと咲いており、近辺には雷鳥など珍しい動物も見られる。 南アルプスでは第4位の高峰。

荒川三山 3141 m
赤石山脈の中央に位置し、塩見岳と赤石岳の中間にある高峰群。西から順に前岳・中岳・東岳と連なってお り、総称して荒川三山と呼ばれる。前岳の少し は斜面 にお花畑があり、色とりどりの可憐な花が咲いている。 三山の主峰は東岳で、別名 悪沢岳とも呼ばれる。 悪沢岳からその 千枚岳にかけても高山植物が豊富で、余り見かけない珍しいものも見られる。 悪沢岳は南アルプスでは第3位の高峰。


南アルプス 南部 景観 (赤石岳から荒川三山方向を望む)


夏合宿概念図

7月30日 (水)(車中泊)

部室に集合し、出発に備えます。これから長期合宿が始まるので、みんな少し緊張した感じでしたが、それでもこれからどんな感動が得られるのか、とても楽しみにしているようでした。今 列車に乗って静岡へ向かいます。

7月31日 (木)(静岡 〜 出会所小屋)

深夜 時半、静岡に到着。バス停に移動し、早朝発のバスを待ちます。
長時間バスに揺ら やっとのことで登山口に到着。これから1週間の長い山行です。今 予 の出会所小屋までで、山行時間40分程度です。(200 m の登り)
出会所小屋は荒廃しており、宿泊できたものの予定としていくにはふさわしくありません。


聖沢登山口にて


南アルプスの天然水

8月1日 (金)(出会所小屋 〜 聖平小屋)

これから本格的な登りに入ります。登山口からずっと深い樹林帯で、聖沢吊橋を渡 、 に700 m も登 登に入ります。30kg近く背負っているにもかかわらず、メンバーは必死になって登ったので、700 m 登るのにかかった時間は2時間半程度で、驚くほど早かった。途中から聖岳の雄姿・聖沢上流の清流を間近で望め うになってく 、こ での疲 吹き飛んでしまいました。みんな、あと少しだぞ !


急登中の休憩 みんな 登ってい のの、ぐったりしているようです。


聖岳方面


清らかな流 聖沢上流


聖平小屋に到着 今 900 m の登りでした。

8月2日 (土)(聖平小屋 〜 小兎岳北鞍部)

普通の山ならば1100 m も登れば、大抵頂上が見えてきているのであるが、聖岳は甘くない。聖なる山ゆえ、生半可な登山者は受けつけない。ここからさらに800 m を登り、やっとのことで山頂であった。 気合いを入れ直し、出発 ! 険しい道をごりごり行き、800 m の急登をぐんぐん登っていく。山頂に着くと、百名山の "聖岳" を制覇した既績に浮き足立つメンバーの姿が。それもそのはず。ここまで1900 m 以上も登ってきたのだ。その既績はひとしおだ 。山頂でゆったりと過ごし、再び荷を背負う。ここから兎岳を越え、赤石岳へと向かうのだ。
兎岳では屈強な男達 (?) からは想像もつかない、彼らの真の姿が垣間見えた。 歩き、疲れ果ててきた所で す


中間地点にあ 聖岳。 ここからですら、聖岳の山頂は望むことができない。ここからさらに急登が続く...


途中、 かに咲いていた桔梗科の高山植物。可憐に咲いていた。


険しい道・急登などは物ともせず、ごりごり行くメンバー達


百名山 聖なる山 "聖岳"


可愛らしい素振りを見せ 男達

8月3日 (日) (小兎岳北鞍部 〜 百間洞山の家)

今 目標地点は百間洞山の家で、近いため、前日の就寝時間を遅らせ、起床時間を遅くすることにした。星空観察・御来光と考えてのことであったが、言い出した本人もそんなことは気にせず (?)、シュラフの中で寝続け 末であった。(実際には起きていたが、寒っと思った瞬間に寝ることにしたらしい。ってこれを書いている本人ですが...) 吹き曝しの 地は、テントの外に出ると凍えるほど寒かった。今 ゆっく 動しようということで、出発も遅らせ ゆっくりめに歩いていたにもかかわらず、ぐんぐん行程を消化していく。途中、ワンゲル 名山といえ "中盛丸山" から見える景色は素晴らしかった。なぜワンゲル 名山かといえば、ここからは聖岳・赤石岳・荒旋�・富士山など、日本屈指の山が できたのだ。時間もたっぷりあるということで、山頂でゆったり過ごす。景色に満足したので、間近に見え 大沢岳へは行かないことにした。午前10時頃には山の家に到着。 をしたり、紅茶を嗜んだりして過ごす。今 ここに泊ま 。


兎岳の雄姿 名前とは裏腹に険しい山でした。


小兎岳北鞍部 吹き荒ぶ風が身に凍み


ワンゲル 名山 "中盛丸山"


立派で綺麗な山の家 東海フォレストグループが管理しているだけあって、設備も充分で快適

8月4日 (月) (休養日)

山の家から近くの 地へと移動。今 何もしない日なので、 地でゆったりしたり、景色を見にぶらりと散歩に出かけたりします。そして、いつもは摂らない を笹占ます。メニューはクリームスパゲッティー ! 麺やスープが重かった。だけど、おいしいものを食べら 、そ 良かったと思え その他にもおやつを食べ、今 食べてゆったりしてのいい した。


地でゲームをするメンバー (何と、山に○雀を持ってきていた !)


散歩に出かけるメンバー達 やっぱり景色を見るのがいいよな。背後は聖岳


快晴の大沢岳

8月5日 (火)(百間洞山の家 地 〜 荒川小屋)

さて、合宿もいよいよ後半に突入。これから百名山 "赤石岳" を越えるのだ。ここからは、また 600 m の登りにはいった。しかし、休養日が過ぎ 、荷物も格段に軽くなっていたので、メンバーの足取りは軽い。しかも、こ つ目の百名山を登 いうことで、気が 朝 向かってメンバーはぐんぐん歩を進めていく。赤石岳の山頂まで4時間程度で登 山頂からは360度の大パノラマが望めた。周囲を遮る物は何もなく、ただ、広大な景色が広が 天気は快晴で、心が晴 した。山頂では2時間ほどまったりす 、それでもまだ午前11時。少し名残惜しい気もしたが、赤石岳をあとにす もう、合宿の半分が終わったのだ。ここから荒川小屋までは少し寂しい思いをしながら に下 道の両側には素晴らしい景色が広が 線歩き。途中、天然記念物、雷鳥にお目にかかった。こんな辺境の地 (?) にひっそりと暮らしてい 。頑張 。
荒川小屋に着いてテントを張ると、雨が降り出した。こりゃぁ、 来 。そう思ってい 、 始め テントが雨で浸水したため、 小屋の方へ避難することに。しばらくして戻ると、テント内には水溜まりができており、寝るにはちょっときつい状態だった。気にしても仕方がないので、そのまま寝ることにした。明日はいよいよ、3つ目の百名山 "悪沢岳" へ行くことを思いつつ...。


これまでに越えてきた山々 "聖岳"、"中盛丸山"


朝日に向かって進むメンバー達 背後は"赤石岳"


赤石岳直前の岩場にて


赤石岳山頂にて


赤石岳から荒川小屋に向かう稜線


天然記念物 雷鳥


小赤石岳から赤石岳方面を望む

8月6日 (水)(荒川小屋 〜 千枚小屋)

とうとう、3つ目の百名山 "悪沢岳" を制覇する時がやってきた。百名山は今日で最後ということで、改めて気合いを入れ直し、頑張って歩く。荒川前岳の西側は大崩壊地になっており、山頂から少し離れた所からは遙か下まで急斜面が続いてい ヒヤリ。前岳は眺望がとても良く、 は富士山、北には遠く塩見岳・農鳥岳・間の岳・北岳・仙丈岳・甲斐駒岳・鳳凰三山など、南アルプス有数の山々が見られた。西には中央山脈が広が
荒旋欅岳から中岳まではすぐのとこ あっという間に荒川三山のうち2つを制覇。残 巨大な山 " " のみとなった。 の西鞍部は急な岩 なってい で、改めて丁盲を喚起す そして、今 8/6。広島に原爆が李脆さ いう事で、冥福を祈って黙祷を捧げ 山頂にたどり着く前、雲行きが怪しくなってきたので、 に登 山行時間1時間30分のとこ か30分程度で登りきってしまった。メンバーはヘ 層 惜なりながらも、悪沢岳山頂に到達。山頂に着いたときの既績は、言葉では表せないほど大きなものであった。後ろを振り返ると、聖岳・兎岳・中盛丸山・赤石岳・荒旋�など、南アルプスの峻峰が見渡せ、これまで歩いてきた既績を噛みしめた。 百名山3つを制覇した既績を胸に、悪沢岳をあとにす
千枚岳へと向かっている途中、道端にはこれまで見たことがない珍しい高山植物が見られた。白・黄色・青・紫・ピンク色など、様々な色の花が咲いていた。千枚岳にく もうあとは下山するだけ。これまで上 りを激しく繰り返してきたが、とうとう下りだけとなったのだ。夏合宿も明日で終わってしまうと思うと、ここまで歩いてきて良かったという思いと、なんだか名残惜しいような想いで一杯になった。


赤石岳の雄姿


荒旋欅岳のお花畑


荒旋欅岳にて


荒旋煕岳にて


3つ目の百名山 "悪沢岳"


千枚岳


千枚岳西鞍部に咲いていた高山植物


千枚岳西鞍部に咲いていた高山植物


千枚岳西鞍部に咲いていた高山植物

8月7日 (木)(千枚小屋 〜 椹島 〜 静岡)

合宿最後の 名残惜しさと、これで合宿が終わるという複雑な想いを抱えて、椹島に向かう。千枚小屋から椹島まではなだらかな樹林帯の下りで、道も広いため、とても歩きやすかった。みんな速いペースで進み、5時間ほどで椹島ロッジに到着した。ロッジに到着すると、今まで本当に山へ行っていたのかという気さえして妙な気持ちであったが、それでもこれまで広大な山域を歩ききったのだという充実感でとても満足していた。椹島発のバスに乗り、入山口の前を通り過ぎ き、 間前の自分たちの姿が思い浮かび、妙な気分だった。その後バスの中では、メンバーは山行の疲れ 熟睡していた。夕方、静岡に到着し、温泉に入ったあと打ち上げをす 打ち上げの場所を探すのに静岡の街を徘徊してまわり、やっとのことでできる店を見つけた。串家では、 間ぶりに新鮮な食物を食べられるということで、メンバーはがつがつ食べまく 腹が一杯になった所で、静岡駅へ向かう。今夜はここでステーション。
長 行、おまけに重い荷物で長時間歩き回ったなぁ。お疲れ様。今夜はゆっくり休もう。


千枚小屋から見えた の名 富士山


夏合宿 終了 ! みんなお疲れ様。


静岡駅にて 腹一杯に食べ、ゆっくり休もう。


付録:山小屋W 活動記録

2003/10/11・12 (土・日)

山登りには最適な季節になった頃、現役・OBの交流を図ることを目的に、阪大ワンゲルの所有する山小屋へと赴きました。1日目は天気も良く、気温も山登りには最適な感じでした。夜は山荘に50人ほどがひしめき合い、とてもにぎやかな時を過ごしました。やはり、登山の醍醐味といえば、すばらしい景色と夜の語り合い ! ですよね。


3P のメンバー達。ガリバー旅行村から登ります。
滝は清々しい空気で満たされていて、気持ちよかったです。


付録:秋合宿筏下り 活動記録

四万十川 筏下り

    日時: 2003年10月30日 〜 11月3日
    地域: 四国高知県 四万十川

日程

10/30 大阪 〜 (船上泊)
10/31 (船上泊) 〜 江川崎
11/1  江川崎 〜 橘
11/2  橘 〜 東
11/3  東 〜 大川観光キャンプ場

2003/10/30

いよいよ出発です。これまで準備を頑張ってきたし、これから筏下りという未体験をするということで、メンバーはみんなうきうきです。


部室前にて

大阪南港を出て、高知港へ行きます。フェリーの中ではゲームをしたり、話をしたり、船外に出て潮風を浴びたりなどしてまったりします。


UNO をして楽しみます

2003/10/31

早朝高知港に着き、電車を乗り継いで江川崎へ。江川崎に近づくにつれ、電車から清流 四万十川が見えるようになりました。日本最後の清流と言われているとおり、四万十川の水は透明なエメラルドグリーンでした。

2003/11/1

材料は全て揃った。これから筏を組み立てます。丸太だけで作るいわゆる筏とは少し異なりますが、自分たちだけの手で作り上げます。


丸太と角材


浮力用タイヤ


浮力部


貨物船


動力部


骨格部分

早朝から製作に取りかかり、昼過ぎに完成。自分たちの手で作った筏で、いざ ! 繰り出します。


筏進水式

この日はあまり時間がなかったので、すぐ近くの河原に泊まり、河原でバーベキューをする。河原に着いたとき、地元の方が居られ、なんと ! 巨大な薩摩芋を下さったのです。とても大きいうえに、甘みもあり、とてもおいしかったです。


河原でバーベキュー


御馳走になった薩摩芋。とても大きい。

食当の中島君が考案したメニューの中で、もっとも奇抜且つ斬新だったもの。一目見ただけではなんだか分からないかも知れませんが、歴としたデザート ! です。さぁ、一体なんでしょう ?


きくらげ入りブルーベリージュース。歯ごたえもあり、なんだか妙な感じ...(汗)。

2003/11/2

この日は一日中曇りでした。四万十川の流れはほとんど止まって見えるほど緩やかで、筏の上でまったりしたり、料理をしたり、漂流を楽しむには最高でした。しかし、世の中はそんなに甘くはなかった...。必死になって漕がなければ全く進まない ! この日は一日中必死になって漕いだが、予定の幕営地には辿り着けず。まぁ、漂流を楽しめたからよしとしよう。

筏の上で料理を楽しむ。船の上ではチーズフォンデュ、豆腐ステーキ、焼きリンゴ、焼きマシュマロ...を作りました。食当は斬新なメニューを考え、みんなはその料理をおいしく食べる。いずれのメニューもおいしかったです。Delicious !


チーズフォンデュ

この日は全然進まなかったが、早めに切り上げる。この日は最後辺りで小雨になったが、頑張って火をつけた。焚き火の側で談笑。


河原でワーク & まったり

2003/11/3

夜半小雨、明るくなっても断続的に雨の降る天気で、川下りには余り適さない状況でしたが、必死に漕いだり、まったりしたり、おいしいものを食べたりなど、天気に負けず筏下りを楽しみました。


生憎の雨でしたが、頑張りました。

この日も船上でワーク。川の流れはゆったりとしている上に、船の上という状況なので、楽しくできました。この日のメニューはクリームスパゲッティー、餅ピザ、バナナムニエル、チーズパイナップルピザでした。 食当の中島君は、合宿中、常に斬新なメニューをこれでもかと出してきて、メンバーはそのたびに驚きの声をあげました。餅ピザ、パイナップルピザなどは特においしかったです。


食当の中島君。(写真右)

合宿終了! 短かった2泊3日の筏下りももう終わりです。この筏を作るためにどれだけ頑張っただろうか。これから筏を解体することになるのか。はぁ...名残惜しい。(筏製作には数日かけたが、筏を解体するのに要した時間はわずかに2時間ほどでした。)

筏を解体し終わった後、時間が余ったので、合宿中に余った材料を全て使っておやつを作りました。さわやかな笑顔で腕をふるう芳田君。君はいったい何を作っておるのじゃ? なんだか黒々としたものが...。その謎の物体の正体とは...。


謎の物体はココア入りナン!でした。ホットケーキみたいでおいしかったですよ。

合宿終了後は中村市で打ち上げしました。「いなか」という料理屋さんですが、とてもおいしかったです。旬の料理 鮎の塩焼きはおいしかったなぁ。他の料理もおいしかった。また行きたいものです。


みんな楽しそうですね。お疲れ様でした。


付録:秋PW 活動記録

概要

地域:京都北部 雲取山・天ヶ森
期間:2003/11/23 〜 11/24
Party数:3Party (それぞれ別山域)

この時期、紅葉が綺麗なうえ気温がちょうどいいので、山登りには最適ですよね。今回の合宿からは現在2回生のメンバーが来年度Leaderになり、1回生は2回生になるための準備合宿です。そのため、合宿中は忙しいですが、山行も楽しめ、充実した合宿になったと思います。 それにしても初日は寒かったですね。この日は滋賀県北部に大雪が降った日でしたから、それもそのはず。でも雨は降らず、山頂からの景色は綺麗だったので良かったです。


雲取峠にて


天ヶ森 (通称: ナッチョ) 今合宿発の山頂だ


付録:クロスカントリーレース 活動記録

クロスカントリーレース

    日時: 2003年12月14日
    地域: 金剛山地

ルート(ダイヤモンドトレール)

六枚橋(男子スタート地点)〜二上山
二上山〜竹内峠(女子スタート地点)〜岩橋峠
岩橋峠〜大和葛城山
大和葛城山〜水越峠
水越峠〜金剛山
金剛山〜行者峠
行者峠〜紀見峠
紀見峠〜鱒池漁業組合(ゴール地点)

レースの記録

 13日は叡福寺に泊まって、翌14日4:30起床。男子と女子がそれぞれのスタート地点に向かい、6:00にスタートした。
 このクロカンレースでは、体力はもちろんだが、如何にコースを間違えずに走れるかということも順位を左右する大きな要素だ。
 男子は最初の中継点である二上山が一つのタイムの分かれ目となる。というのも中継所が雌岳にあるのか、それとも雄岳にあるのかが知らされていないためだ。結局今年は雌岳だったのだが、最初雌岳に行ったのに中継所を見落として雌岳→雄岳→雌岳と往復してタイムロスした人もいれば、一発で雌岳に行き波に乗った人もいた。
 金剛山でも道を間違える人が続出した。分岐を間違えて中継所に辿り着かぬまま金剛山を一周してしまい、ようやく中継所に行くと後続の走者が呑気におしるこを食べていたなんて・・・。また最後の最後、紀見峠からゴール地点までの道は狭くわかりづらいため、ここでも順位の入れ替りがあり、明暗が分かれた。

 さてクロカンレースは自分の力を振り絞って35キロに及ぶ山中を走破するのもいいが(レース後の温泉が格別に気持ちいい!)、じっくり山を楽しみながら歩くのもまた一つの手である。金剛山地は景色がとてもきれいで、うっすらと雪をまとった山々や奈良の街が見えたりもする。そして各中継所でOB,OGの方達が用意してくれる飲み物や食べ物をいただき、まったりする。
 走って、走って充実感を味わうも良し、山を楽しみながらゆったりするのも良し、自分の好きなように参加できるところがこのクロカンレースの魅力といえるだろう。

順位

 優勝は我らの主将で、5時間46分というタイムでした。お昼前には既に着いていたようです。2回生のトップは2位、1回生のトップは4位に入りました。また3位には45期OBの方が入りました。
水越峠〜金剛山の区間賞は46分というタイムで2回生が取りました。何でも、水越峠で小一時間休憩し、体力を蓄えてから走ったそうな・・・

最後に

 今年もクロカンレースはOB,OGの方々の多大なご協力により運営されました。
各中継所で世話をして下さったみなさま、ならびに走者への賞品をご提供して下さったみなさま、本当にどうもありがとうございました。


付録:追いコン 活動記録

2003/12/20 (吹雪)

毎年恒例となっている行事です。 昨年度お世話になったLeaderさんを迎え、お返しに贈り物などをしました。昨年度は6人で、総勢三十数名を率いていました。 1次会は後輩達のおごりでしたが、2次会はもちろん (!?) 先輩達のおごりです。 一人の先輩に後輩が十数人ついてまわることもしばしばで、飲み会・廻らないお寿司・カラオケなどむしろこちらのほうが高くつくのではという気がします。 大人数になることをおそれる先輩は真っ先に逃げ出そうとするのですが、後輩も負けておらず、逃げ出す前に羽交い締めにする始末。また、こっそりと身を潜め、みんなが去った後でおいしい寿司を食べに行くという人たちも毎年居るようです。来年もおいしいものごちそうして下さいね !


追いコン 御覧の通り、今では巨大な組織となっています。

付録:奄美大島春合宿 活動記録

合宿概要

期間:   2004年3月2日 〜 2004年3月11日
参加人数: 12人
地域:   鹿児島県奄美大島

奄美大島とは?

鹿児島県に属する奄美大島は、九州と沖縄本島のちょうど真ん中くらいに位置する奄美諸島の中核である。それゆえ、九州でもない、沖縄でもない、奄美独特の文化や生態系が存在する。
全国的に良く知られているのは、大島紬・さとうきびの生産・ヒカゲヘゴなどの亜熱帯植物である。

3月2日(火)

14:00大阪駅中央コンコース集合。OBやクロカンパーティーの人達に見送られて、いよいよ出発。ケーキ・みかん・黄粉もち等々、たくさんの差し入れもいただいた。

南港フェリーターミナルに着くと、いきなりハプニング発生!バスを間違え、違う乗り場に行ってしまったのだ。慌ててまた戻って、どうにか予定の17:45発、那覇行きのフェリーに乗ることができた。

3月3日(水)

日中はフェリー内で過ごした。フェリーは夏合宿で北海道に行った時のフェリーと較べると小さめで、映画館やトレーニングジム(や雀荘)がなかったので、やや退屈だった。

そして夜21:00、ついに奄美大島の名瀬に到着。が、小雨で気温も高くなく、少しがっかりした。この日は“すみ旅館”という宿に泊まった。

3月4日(木)

いよいよ合宿開始。のはずだったが、体調不良者が出て“すみ旅館”で停滞することとなった。

他の人達は名瀬を周った。昼飯は奄美名物“鶏飯”。鶏肉の入った炊き込みご飯のようなものを想像していたが、実際はお茶漬けのようにご飯と具に鶏のだしを注いだもので、あっさりしていておいしかった。

他の人達といっても、果敢なK君は一人で“あやまる岬”まで自転車で行き、リーダーを吃驚させていた。

夕飯は「学生さん二割引!ご飯おかわり自由!」という看板に惹かれて、すみ旅館の裏手にある“○門食堂”に数人で行った。筆者を含む先頭グループは、看板通り、安くお腹いっぱい食べて、ジュースまでついてくるという持て成しだった。ところが、それを聞いて行った第二集団は、店のおばちゃんに「君ら大学生?サービスは高校生までです」と言われ、通常の値段で、おかわりも断られたらしい。

三番手の三回生、Nさんはそれらを踏まえて、「あなた大学生?」「いや、高三っす」とはったりを言ってサービスしてもらったらしい。その後、しばらく実年齢と見た目の年齢について論争が起こった。

3月5日(金)

一日遅れで合宿の行程がスタートした。朝戸までバスで移動して、そこから金作原原生林へと向かった。金作原原生林は期待していたほど大きくなかったが、ヒカゲヘゴをはじめとする数々の熱帯植物が生えていて、本州とは異なる植生を観察することができた。

この日のサイト地、大浜海浜公園は写真で見るようなエメラルドグリーンの海で、とても美しかった。

3月6日(土)

朝、大浜海浜公園を出発しようとすると、潮が満ちていて、来る時は何の問題もなく通れた橋に波しぶきがかかっていた。タイミングを計りながら通り抜けたが、目測を誤った者はびしょ濡れになってしまった。

この日はマテリアの滝を通って、フォレストポリスという整備されたキャンプ場へ向かった。マテリアの滝は、そんなに大きな滝ではなかったけれども、意外に迫力のある滝だった。キャンプ場管理人のおじさんは、我々に気を使ってくれて優しい人だった。食後のO君力作のプリンがおいしかった。

3月7日(日)

フォレストポリスを発ち、奄美最高峰の湯湾岳へ。この日は雨が降り、気温も低くて、とても奄美にいるとは思えなかった。後に、この日は全国的に寒く、本州では真冬の気温だったことを知った。それに較べると奄美はやはり暖かかったようだが、それを知らなかった我々はかなりテンションが下がった。そのテンションは湯湾岳のピークに着いて、さらに下がった。コースリーダーのD輔の「ア痛タタタァ」という声と共に現れたのは、景色も何も望めない薮。ただそこには、奄美最高峰であることを示す三角点があるだけであった…。

その後、湯湾岳を下ったが、途中の湯湾岳公園ではピークよりも良い景色が望めた。この日はさらにバスで古仁屋まで移動して、公民館の庭でサイトした。

3月8日(月)

休養日。ヤドリ浜に行ったり、銭湯に入ったり、また体調の悪い人は病院に行っていた。釣りをした人達は針千本をたくさん釣っていた。

3月9日(火)

古仁屋から高知山への行程。古仁屋の郵便局の方に南国特産の“たんかん”という柑橘類を大量にいただいた。突然の差し入れに、大阪などでは有り得ないことだなあと思いながら、おいしく食べた。

高知山展望台付近では、地元の中学生がウロチョロしていた。展望台から見た、夕陽と海と奄美諸島の風景には、しばし見蕩れた。また夜になってからの星も、都会とは比較にならない数で綺麗だった。

3月10日(水)

体調が回復しない二人の間に挟まれて寝ていたNさんがダウンした。そのため、NさんとS.L以外でマングローブパークに行った。

3月11日(木)

Nさんに続いて、二人に挟まれて寝ていた筆者もついに体調を崩した。さらに同じテントのS.Lも熱を出し、まさに風邪がテント内で蔓延した。

しかしこの日のカヌーツアーは、それを忘れさせてくれるくらいおもしろかった。奄美のマングローブは西表島に次ぐ規模を誇り、メヒルギ・オヒルギなどが創り出すその様子は、違う世界への入り口のようであった。そこに生息する生物も変わっていて、青色の体をしたカニは所謂“カニ歩き”をせず前後に歩き、土にもぐる時はドリルのように体をねじっていた。

こうして、最後に大満足のカヌーを体験して、合宿の行程を終了した。
夜は一週間ぶりにすみ旅館に戻った。宿のおばさんが「おかえり」と言ってくれて、我々も何だかホッとした。
打ち上げは“○門食堂”、ではなく近くの炉端焼きの店で、全員参加することができた。奄美だけでしか作れないという黒糖焼酎は、飲みやすい焼酎だった。

最後に

今回の合宿は体調不良者が続出し、また前半は天気にも恵まれず、当初の計画通りには活動できなかったが、後半は天気も回復し、南国ならではの雰囲気を感じることができた。

アフターは、南国の続きを味わうべく沖縄に行ったメンバーや、鹿児島から大阪までの温泉&食べ物ツアーをするメンバーなどがいて、旧人前の余暇を楽しんだ。

夕食一覧

  3月5日 3月6日 3月7日
メニュー キムチ鍋 ベーコンのトマトソース煮込み 野菜カレー
メモ 大阪から持っていたゴーヤは見事に腐っていた 高い国産牛しかなく、ベーコンに変更された かぼちゃ、ホウレン草、トマトなど野菜たっぷり
評価
  3月8日 3月9日 3月10日
メニュー 各自 肉豆腐 酸辣湯
(サン・ラー・タン)
メモ すき焼き風鍋 字の如く、酸っぱくて辛いトマト料理
評価 賛否両論

2002年度 活動記録

新歓合宿

滋賀の比良山系に山登りに行きました。新入部員を歓迎する合宿で、阪大ワンゲルの所有する暮雪山荘に泊まりました。天気もよく、山の頂上からの眺めは最高でした。

3次予備

関東の大菩薩と、八ヶ岳北部蓼科に分かれて合宿を行ないました。天気には恵まれ、非常によい景色を楽しむことができました。

夏合宿

北アルプスに2party、沖縄の西表島に1partyと分かれて合宿を行ないました。北アルプスでは天候に恵まれ (毎日快晴!)、山の自然を感じることができました。西表島では天候には恵まれませんでしたが、それを補って余りある生き物、そして大自然と戯れることができました。

夏PW

北アルプスの中でもとても有名で、特徴的な形をしている「槍ヶ岳」に登りました。天気がよく、景色もすばらしかったです。山頂は槍状になっていて、頂上手前の梯子は怖かったです。槍ヶ岳頂上からは360度の大パノラマが見られ、とても感動しました。

山小屋W

山小屋で作業するパーティーと、OBさんとハイキングをするパーティーに分かれての行動でした。トラブルはいろいろとありましたが、蜂さんがいなくて良かったです(蜂は昨年冬に除去されました)。

秋合宿

今回の秋合宿は自転車、山、島、熊野古道に分かれて合宿しました。

自転車班は鳥取から京都まで海岸線を走りました。

山班は四国の石鎚山に登山をしました。積雪の影響で合宿を短縮しましたが、面河渓谷の紅葉など、夏とは違った雰囲気の山を堪能しました。

島班は島根県の隠岐に行きました。岸壁など、いつもとは違う自然を体験できました。

熊野古道班は和歌山県の中辺路を歩いてきました。天気にも恵まれ、普段の山道とは一味ちがう、いわゆる「古道」を堪能することができました。

連協合W

普段会えない人々と楽しくキャンプファイヤー。

1回生合W

一回生だけの秘密の楽しみ。

クロカンレース

金剛山を駆け抜けろ! 中継点でのおしるこがおいしいです。
今年の優勝者は二回生の女の子(ハンデあり)でした。

春合宿

今年は台湾、沖縄本島でのサイクリング、西表島の散策、北海道でのクロカンスキーと、4つに分かれての合宿でした。

台湾では晴天の日が続き、日本では味わえない貴重な経験が山のようにできました。 

沖縄では豊かな自然と沖縄の人々の暖かさを感じることができました。

北海道のクロスカントリースキーは、サロマ湖、知床半島で流氷を見物したり、凍った湖の上を滑走するなど、冬の北海道ならではの貴重な体験をしました。

西表島(沖縄本島より台湾の方が近い)では夏とは違って密林の中を探検することができました。


付録:臺灣自転車合宿

合宿概要

期間:2003年2月28日(金) 〜 2003年3月8日(土)
参加人数:9人
地域:臺灣 南部
総走行距離:約330km


臺灣概念図

2月28日 (金) 大阪 〜 台北 走行距離: 約6km

午後0時、部室に集合し、蛍池まで移動します。蛍池で輪行し、関西空港行きのバスに乗り込みます。今回、初の海外自転車合宿なので、とても楽しみです。 午後18:40 関空発。出発後、わずか3時間ほどで台湾に到着。日本との時差が1時間あるので、時計を1時間前にずらす。外に出ると、日本とはあまり変わらない風景であったが、空港の案内表示がすべて漢字になっており、異国情緒が漂い始めます。空港から台北駅へと向かうバスに乗り込む。日本で着てきた長袖などは着ていられないほど蒸し暑い。
バスの車窓に見える景色を眺めていると、外国に来たんだという気が徐々にしてくる。全家便利商店(FamilyMart)、肯徳基(ケンタッキーフライドチキン)、吉野家、麦当労(マクドナルド) …などなど、日本でおなじみのお店が見えます。 また、台湾に来てまず目にしたことは、原チャの多さです。それも2人、3人乗りは当たり前のようで、中には一家全員が乗っているようなバイクも見かけました。
台北駅着。ここから重い自転車を担いで宿へと向かいます。今日は台北駅からほど近い「ホタル旅館」に泊まる予定です。宿のおばあちゃんは片言の日本語を話し、和やかな雰囲気で我々を迎えてくれました。台湾についていろいろと話をしてくれ、参考になりました。 夜は蒸し暑くてTシャツ1枚で寝ました。

3月1日 (土) 台北 〜 台南、台南観光 走行距離: 約15km

3月2日 (日) 台南 〜 高雄 走行距離: 約30km

3月3日 (月) 高雄 〜 枋寮 走行距離: 約52km

3月4日 (火) 枋寮 〜 墾丁 走行距離: 約57km

3月5日 (水) 墾丁 走行距離: 約12km

3月6日 (木) 墾丁 〜 四重渓温泉 走行距離: 約48km

3月7日 (金) 四重渓温泉 〜 大武 走行距離: 約50km

3月8日 (土) 大武 〜 台東 走行距離: 約61km

2001年度 活動記録

春PW

福知山にある国鉄の廃線跡を歩きました。 トンネルや鉄橋などがあって面白かったです。 最後にはみんなで河原でバーベキューをして楽しみました。

新歓合W

連盟の、1回生にとっては最初の合Wです。 兵庫県の仁川にあるピクニックセンターで行われ、 近畿圏の様々な大学から100人以上の参加者がいました。 ちなみに阪大からの参加者は21人で、皆多いに盛り上がりました。

新歓合宿

新入部員を歓迎する合宿ということで、阪大ワンゲルの所有する暮雪山荘に行って泊まりました。 幸い天気もよく、山の頂上からの眺めは最高でした。

3次予備・夏合宿

北海道に2週間ほどの間行きました。
北海道の雄大な自然に皆感動することしきりでした。

山小屋W

天気もよく、眺めも最高!と思っていたら、今年は蜂さんが山小屋に巣を作っていたので、泊まれずに逃げ帰ってきました。

秋合宿

今回は筏、自転車、山、島に分かれて合宿しました。
筏班は筏を作って高知県の四万十川を下ってきました。
自転車班は四国を回ってきました。
山班は八ヶ岳に登ってきました。
島班は瀬戸内海の釜島という無人島に行ってきました。

連協合W

普段会えない人々と楽しくキャンプファイヤー。

1回生合W

一回生だけの秘密の楽しみ。

クロカンレース

金剛山を駆け抜けろ!
今年の優勝者は理物のY君でした。1回生のトップはNさんで、総合でも3位でした。

春合宿

今年は北海道にてクロカンスキー、屋久島にて九州最高峰を愉しむ、沖縄にて自転車漕ぎまくりの3つに分かれました。

 

付録:屋久島春合宿 活動記録

合宿概要

期間:   2002年3月13日 〜 2002年3月20日
参加人数: 12人
地域:   鹿児島県熊毛群屋久島町

屋久島とは

 九州南方、種子島の更に南に位置する島です。縄文杉とかが世界遺産として登録されたりしたので有名な島です。さりげなく九州最高峰の宮之浦岳があります。標高1935m。
 山中でテントを張ることはほとんどの場所で禁じられており、山に登る場合は小屋を利用することになります。小屋は無人で、無料で使用できます。当然宿泊人数には限界があるので、小屋には早めに着いて寝場所を確保しておくのが無難です。
 名産品はタンカン(みかんみたいなの)とサバらしいです。

3月13日(水)

 1日目。12:30分、部室に集合。阪急や地下鉄、ニュートラムやバスをのりついで、大阪南港に。九州の志布志行きのフェリーに乗船です。12人のパーティーなので、フェリーは一部屋貸し切り状態でした。


夕日が綺麗

3月14日(木)

 2日目。フェリーにて起床。適当に朝食を食べて、フェリーから下船しました。フェリーターミナルのバス停にて、鹿児島市内行きのバスを待っていたのですが、何故かバスが我々を置いて逃げ去るという異常自体が発生しました。めんどくさいのでこれについては割愛。
 そんなこんなでいろいろありつつも、鹿児島市内へ到着。宿に荷物を置き、買い出しに行きました。私は初めて鹿児島に行きましたがなかなかの都会でした。良か。

3月15日(金)

 3日目。フェリーやくしま2とかいう名前のフェリーで、屋久島へ渡ります。風が強かったせいか船の揺れが激しく、数人が船酔いでノックアウト状態に。フェリーの中で昼食を済ませてしまうという当初の計画は、脆くも崩れされました。


フェリーやくしま2、堂々の屋久島入港

 宮之浦港から白谷雲水峡までは、予約を入れておいたタクシーで移動です。この時期、屋久島のタクシーは非常に混んでいて予約なしで乗るのは難しいような状態ですので、電話とかで予約をしておくべきです。
 白谷雲水峡から白谷山荘までは2,3時間程度の行程ですが、我々は寄り道したり杉をみかけるたびにだらだらとしていたので、白谷山荘についたのは5時頃になっていました。
 夕食は鍋でした。ところで、白谷山荘のトイレはなぜか山荘内にあり、そのせいで小屋の中がくさいです。なんでこういう構造にしてあるのかよくわかりません。

3月16日(土)

 4日目。白谷山荘から辻峠を経てトロッコの廃線の方へ出て、そこから縄文杉まではメジャールートを進みます。縄文杉までの道は木道がかなり整備されており、人によっては整備され過ぎていて面白くないという感想を持つかもしれません。私としては木道が非常にありがたかったですが。
 縄文杉まで行く途中に大王杉とかウィルソン株といった有名な杉とかが見られます。が、やはりなんといっても、目玉は縄文杉でしょう。
 この日は朝から雨が降っていたのですが、縄文杉に着くころには雨もやみ、お天気は晴れていました。非常に運が良かったと言えるでしょう。


うしろに見えてるでかいのが縄文杉です

 縄文杉で長いことダラダラした後、新高塚小屋に足を進めます。縄文杉あたりまでの道は苔むしていたりしてなんというか非常に屋久島っぽいのですが、縄文杉あたりから先は標高が高くなっていくこともあり、植生がどんどん普通の山っぽくなっていきます。おまけに、道も縄文杉を過ぎると一気に悪くなります。
 新高塚小屋は40人ぐらい収容できるなかなか立派な小屋です。トイレが少し遠く、昔は夜中にトイレに行って、そのまま遭難してしまった人が居るそうですが、今回行ってみると小屋の入口からトイレ、水場までの道が木道として整備されており、もう遭難の心配をする必要はなさそうです。
 新高塚小屋では、小屋のすぐそばでヤクシカが苔を食べたり反芻をしたりしていました。のどかだなぁ。

3月17日(日)

 5日目。平石、焼野三叉路を経由して、永田岳へ登り、鹿之沢小屋へ行きます。焼野三叉路から永田岳までの道はブッシュがひどく、おまけに足元が泥になっていて歩きにくいことこの上なしといった感じです。あたりをみまわしても、どこが屋久島やねん!と言いたくなるぐらい普通の「山」です。


風が強く正直寒かったです

 永田岳から鹿之沢小屋までの下りも大きな段差が連続していたりして非常に道が悪いです。鹿之沢小屋からの下山ルートは廃道になっており、鹿之沢小屋に行ってしまうと次の日は同じルートを登り返さなければなりませんが、下りながら「マジ?明日はここを登んの?」と何回も思うルートです。楽したいなら、ここのルートは通らない方が無難です。
 鹿之沢小屋にはスケボーを担いだ兄ちゃんがおり、部員の一人が話をきいてみると、永田の方から沢沿いに登ってきたそうです。地図もコンパスも、それどころか食料も持たずに宮之浦まで登りにきたそうです。小屋につくまでに2日ビバークして、その間食べるものがないのでぜんまいを生でかじって飢えをしのいでいたそうです。標高1900mを、少々甘く見過ぎているのではないでしょうか。
 鹿之沢小屋のトイレは、新高塚小屋など比較にならない位に遠く、しかも険しい道の向こうにあります。小川を渡って小さな崖を登らないとトイレに辿りつけません。ここのトイレに夜中に行ったら、本当に遭難しそうでした。

3月18日(月)

 6日目。焼野三叉路までは、昨日通った道を登り返します。その後、宮之浦岳に向かうのですが、ここから先はなぜか、急に道が良くなります。木道を一時間もせっせと登れば、もう九州最高峰のピークに到着です。まぁ、景色は普通でしたけど。
 宮之浦岳からは南下して、花之江河を経由して淀川小屋まで行くのですが、この間の道はほとんど整備されており、非常に快適な山歩きが楽しめます。
 淀川小屋は、これまたなかなかに立派な小屋でした。しかし、それぐらいしか感想を抱きませんでした。晩飯の時に乾燥ワカメを乾燥したままたくさん食べたのですが、これが次の日の日の悲劇の原因となります。

3月19日(火)

 7日目。淀川登山口までは歩いて80分ぐらいの道のりです。ここから先はアスファルトの道となります。アスファルトの道をだらだらと歩いてヤクスギランドへ向かうのですが、この時、昨日食べすぎたワカメちゃんのせいでお腹の具合が悪くなり、大変でした。あまり多くを語るのは、ヤボってもんでしょう。

3月20日(水)

 8日目。ヤクスギランドから太忠岳へ登ります。この間の道はあまり良くありません。太忠岳のピークには天柱石という高さが40mもある岩があり、天柱石の上からの眺めは最高です。正直宮之浦岳のピークよりも楽しかったです。


この写真ではわかりにくいですが、ホントでかいんです

 太忠岳からヤクスギランドへと戻り、バスで下山します。下山する途中、道端でヤクザルが出没していました。
 宿に泊まり、5日ぶりぐらいに風呂に入ってサッパリとしたあと、打ち上げ(バーベキュー)のための買い出しに行ったりバーベキューの準備をしたりします。バーベキューセットは宿から貸しだしていただきました。
 打ち上げは盛り上がり、同時多発ゲロとか悲惨な事態を巻き起こしたりしつつ、楽しくおこなわれました。みなさん焼酎飲みすぎです。
 この日で一応、合宿は終了です。


みなさんノリノリです

3月21日(木)

 朝から雨でした。P.L.(Party Leader)のMさんは、就職活動のために急いで帰阪されました。お疲れ様です。打ち上げの後片付けとかをしたりしていたら、昼前に雨が上がったので、平内海中温泉へレンタカーで行ってみることに。
 行った時間が悪かったのでしょう、海中温泉はザバザバと海水が温泉の中に入ってきており、非常に水温がぬるかったです。しかし、ここまで来て誰も入らないのは寒すぎる、と思った二名ほどが実際に温泉に入ってしまいました。とても硫黄臭く、おまけに海水がだいぶまざってるので、入った後の方が体が臭くてべたべたするという、悲惨な温泉でした。素人にはお薦めできない。
 その後、勢いで屋久島を一周してしまったりしましたが、それはまた別のお話。


海中温泉にて(プライバシー保護のため顔は塗り潰しました)

しめくくり

 屋久島は一週間に10日雨が降ると言われるほどに雨の多い島ですが、我々が行った時は運良く2日ほどしか雨は降りませんでした。屋久島は春が雨が少ないそうですが、そえでもかなりの幸運であったと思います。
 特に大きなトラブルもなく、良き春合宿であったといえましょう。

 

付録:スキー春合宿 活動記録

合宿概要

春合宿: クロスカントリースキー
活動地域: 北海道ニセコ・釧路・網走・宇登呂・知床斜里
活動日程:
3月14日〜3月17日…北海道ニセコ
3月18日…ニセコ → 釧路
3月19日…釧路湿原
3月20日…釧路 → 網走、網走湖にてワカサギ釣り
3月21日…網走 → 宇登呂、クロカンスキー、宇登呂 → 知床斜里
3月22日…知床斜里、知床五湖、合宿終了!
3月23日…各自自由行動 (知床峠へ、開拓者コースへ)
3月24日…各自自由行動 (パラグライダー、サロマ湖など)、船長の家
3月25日…網走 → ニセコ
3月26日…1日ゲレンデスキー
3月27日…解散 (電車で大阪へ向かう人、スキーを続ける人など

写真と行動記録

ニセコ・・・ニセコではクロカンスキーに慣れるために主に練習でした。しかし、クロカンスキーもしたいという思いがあったので、"名無しのピーク"へいくことにしました。初めてのクロカンスキーとあってか、みんなノリノリでした。

ニセコ・・・ニセコは周りを山々に囲まれ、とても景色のいいスキー場です。こんなところで思いっきりスキーできたらほんとに楽しいだろうな。アフタースキーを楽しみにしています。

倶知安・・・いよいよ、ニセコを離れる時がきました。倶知安 (くっちゃん)へと移動し、明日の大移動に備えます。この日は、倶知安にある"満足食堂"でご飯を食べました。みんな楽しそうでしょう ?

釧路湿原・・・釧路は北海道の東にあり、太平洋にも面しているので北海道の中でも割と温暖なところです。そのため、この時期湿原内にはほとんど雪が残っていませんでした。なので、みんな歩くだけにしようということになりました。

釧路湿原・・・日本一の湿原、国立公園釧路湿原だけあって、さすがに広大な景色が広がっていました。この日は釧路川の堤防を散策しただけでしたが、この堤防は遙か彼方まで続いていました。やはり北海道は広い !

釧路市湿原展望台・・・釧路湿原内には雪がほとんど残っていませんでしたが、ほんの少し川を離れるとまだまだ雪がたくさん残っていました。これは釧路湿原を一望できる釧路市湿原展望台のそばにあるクロスカントリースキーコースの写真です。スキーを履かずに入ってみると以外にも腰のあたりまで埋まってしまうくらいの雪が残っていました。

釧路和商市場・・・釧路市にある市場"和商市場"。ここではものすごく新鮮な魚介類が売られていました。みんな思い思いの素材を選び、どんぶりに盛りつけてもらい、"海鮮丼"を食べました。あまりにも新鮮なので、口の中に入れると溶けてしまうくらい柔らかく、本当に幸せな気持ちになりました。まじウマっ ! 釧路に行く機会のある人は是非行って見るべしっ !

網走・・・釧路から網走へと移動し、網走湖にてワカサギ釣りをしました。1メートル以上もある分厚い氷に穴を開けてもらい、早速釣り糸を垂らす。初めのうちは全く釣れず、一体どうなることかと思いました。しかし、釣るコツを心得たのか、みんな釣れるようになってきました。穴によっては入れてすぐに釣れるという、"入れ食い"状態でした。この日は昼前に始めて夕方までには合計600匹くらいになりました。釣れる時には一日1000匹にもなるそうです。釣ったワカサギは網走流氷の丘Y.H.にて天ぷらにしてもらい、夕食の時にみんなで食しました。ワカサギは小魚のような魚で、天ぷらにするとすごく柔らかくなり、丸ごと食べることができました。ワカサギはおいしい。機会のある人は是非やってみてはいかが?

宇登呂・・・網走から宇登呂へ移動し、再びクロカンスキー。この日は"乙女の涙"や"男の涙"という名の氷瀑 (つららの超巨大なもの) を見に行きました。"乙女の涙"はすごく巨大で、あまりに分厚い氷のため、その色は淡いエメラルドグリーンになっていました。この氷瀑は崖から海に向かって垂直に落下していて、その眺めは雄大でした。

宇登呂・・・しかしながら、"男の涙"の方は全く見ることができずに、漢 (おとこ) 勢の中には"男泣き"をするものも現れました。それもそのはず。今回の合宿の企画名は「男の涙に男泣き」でしたから。"男の涙"を見るがためにクロカンスキーをしに行ったようなものなのです。

知床五湖・・・合宿最終日、我々は知床五湖へ行きました。知床五湖というのは五つの湖から成り、一湖・二湖・三湖・・・という名前が付いています。時期的にも遅かったので、湖の氷が薄くなり、人が乗ると割れそうでした。知床五湖といわず、知床周辺ではエゾシカが多数見られ、道ばたは彼らの糞だらけでした。また、彼らの生足も道ばたに...。これ以上は書かないでおきましょう。

知床五湖・・・いよいよ、合宿の終わりが近づいてきました。というか、この時点では合宿終わりとは全く思ってもいませんでした。知床五湖から宿へは数キロメートルあり、帰りはスキーで競争ということになりました。 チャッチャララ チャッチャッチャチャラララ〜...。クロカンスキー、知床五湖杯の開幕です ! よぉ〜い、スタート ! みんな勢い良く滑り出しました。長い道のりにもかかわらず、みんな必死に滑りきり、入り口にたどり着いたときには燃え尽きたようで、合宿は終了にしようということになりました。そして打ち上げへ!

知床五湖・・・みんな燃え尽きていたので、気分的にも開放されていました。長い春合宿も終わり、みんなとても充実して見えますね。みんなとの一体感も感じられ、本当に楽しい合宿でした。

知床峠への途中 雪の羅臼岳・・・峠を登っているとき、羅臼岳を眺めながら登っていました。雪の羅臼もかなりいいもので、今度は夏に登ってみたいなと思いました。

知床峠・・・合宿自体は終わっていましたが、当初から計画していた知床峠越えをやりたいという人がたくさんいたので、アフターの一環として行くことにしました。峠の入り口から峠までは片道15km、往復で30kmあり、午後4時半前には集合しなければならないので、普通に考えて時速5〜6kmで歩かなければなりませんでした。登る前は結構きついかなと思いましたが、登ってみると意外に早く着き、2時間程度で到着しました。この日はあいにくの塵煙霧 (中国の大河 黄河から黄砂が飛んできて、空が茶色く曇ってしまう天気)で、択捉島などを望むことはできませんでしたが、目標であった峠越えを成し遂げることができ、みんな満足した様子でした。

宇登呂・・・峠越えをした後、みんなそれぞれ思い思いのアフターを楽しみました。パラグライダーをする人、サロマ湖へ行く人、網走を観光する人...などなど。写真はパラグライダーをする人です。この日は風がほとんどありませんでしたが、たまに吹く風はパラグライダーにはうってつけでした。普通、パラグライダーを初めてする人は数メートル飛べればいいほうだということですが、今回、初めてにもかかわらず、いきなり百数十メートルも飛びました。飛び立つときには勇ましい感じがしますが、飛び立ってからは優雅で、まるで鳥のようでした。ふわりと中に舞い上がり、そのまま大空の中を滑空していきました。

宇登呂・・・今回はスキー場を利用したので、あまり長い距離を飛ぶことができなかったのが残念でしたが、高い山の上からや崖の上からだともっと飛ぶことができるでしょう。まぁ、今回の楽しみはこれくらいにしておきましょう。写真はY.H.のペアレントさんとアシスタントさん、それにこの宿に泊まりにきていたとワンゲルの人たちです。岩尾別Y.H.のペアレントさんはかなり気さくな人で、音楽好きです。宿で開かれるミーティングではいろいろな歌を歌い、そして踊りました。どの歌も面白く、心温まるものでした。ダンスつきの歌はとてもおかしく、みんな楽しそうに踊っていました。岬の歌、連泊の歌など、とても面白い歌もありますよ。知床半島へ行く機会のある人は、ぜひ岩尾別Y.H.に連泊 ! してみましょう。きっと楽しい思い出ができますよ。

網走 船長の家・・・それぞれのアフターも終えた後、再び網走に終結しました。その目的は”カニ料理をたらふく食べる”ことです。ワンゲラーの胃袋なら大丈夫だろうとみんな甘く見ていたようですが、いざ料理を目の前にしてみるとびっくり。とても食べきれないくらいのカニ料理が並んでいます。カニどんぶり、いくら丼、カニ鍋、毛ガニ、タラバガニ...。とても書ききれないほどの料理がありました。そしてどれも味は最高 ! しかし、あまりにも量が多いため、今後1年くらいはカニを食べたくない感じです。船長の家では飲み会を開いたのですが、そこではそれぞれの人についての歌を考え出しました。ルパン三世のテーマ、ドラゴンボールのテーマ、トトロのテーマ、千と千尋の神隠しのテーマ...などなど。これらの歌は飲み会でのコールの歌として考え出されましたが、どの歌も人のキャラクターがにじみでていて面白いものです。さて、明日はニセコへの大移動日です。

ニセコ・・・ニセコでゲレンデスキー。クロカンスキーと違ってかなり滑りやすい。ニセコひらふスキー場では目の前に羊蹄山を眺めながらの爽快な滑走。北海道を離れるのが名残惜しい。