56期の林です。春合宿の一つである農場合宿についてお伝えしたいと思います。

この合宿の第一の目的は酪農体験をすること。
そして観光牧場ではなく一般的な農家さんにお世話になることで、農業の実態をつかむことを第二の目的として企画しました。

そんな僕たちを6日間も受け入れてくださったのは、島根県の大田市にある農家さんでした。
牛のエサやりから搾乳、その他作業まで体験させていただけるということで、なんだかんだでファームステイ気分になっていたのですが、そんなに甘いものではありませんでした。
実際に酪農家の一日に参加させていただくと体力面・思考力の面で自分たちの甘さを痛感しました。

それでも合宿後半に差し掛かるとなんとなく牛の気持ちがわかるようになり、作業も苦ではなくなり、搾乳もスムーズに行えるようになってきました!
また、牧場の方は僕たちを地域の集まりに連れて行ってくれたり、他の農業分野で活躍されている方とお話しする機会を与えてくださったりと、酪農家を目指しているわけでもないただの大学生(基礎工学部・工学部・文学部)に優しくしてくれたので、今までのワンゲル合宿の中で一番感動しました。


普段のワンゲル合宿では通り過ぎてしてしまう山の麓にも、生活している人がいる。
そしてその人たちが我々の食を支えている。

そんな、当たり前だけど大切なことに気づけた合宿でした。