コロナ禍で活動が縮小され、3年ぶりの開催となった三次予備合宿…

今回の行き先は、北アルプスの燕岳、大天井岳、常念岳! 65期、66期、67期とも、部の活動として高山に登るのは初めてとなります。

8月16日、松本駅に集合し、前泊地となる旅館に向かいます。大阪から青春18きっぷで来た人も多く、長旅で既に疲れ気味。しかし、気持ちの良い温泉でリフレッシュできました。

翌朝、登山口となる中房温泉で体操をしていると、パラパラと雨が…急いでレインを着ます。燕岳への登りの間も雨は降り続け、びしょ濡れになってしまいました。稜線上は風も強く、もともと予定していた燕山荘~燕岳のピストンはあきらめ、皆テントに籠もりました。夜になると雨風はますます強くなり、眠りを妨げてきます。

次の日、目が覚めても雨は止んでいません。この日予定されていた常念乗越までの縦走は絶望的となり、合宿の行く末に不安が募っていましたが、8時頃ついに青空が見え出しました! このチャンスを逃すまいと、大天井岳へ向けて出発します。稜線の西側では、下からの強風で体が冷えてしまうのに対し、東側では風もなく暑さを感じるほどでした。大天井岳山頂は雲の中で展望は全くききませんでしたが、ピークを踏めたことで一同顔が晴れました。この日は予定を変更し、大天荘の前で幕営しました。

合宿最終日は、素晴らしい朝日を眺めるところから始まりました。槍や穂高の山並みを眺めながら歩くと、荷物も心なしか軽く感じられます。常念岳山頂にも無事辿り着き、存分に景色を楽しみました。そして、一の沢登山口まで一気に下山しました。

下界に戻ると、アルプスの涼しさ(寒さ?)が恋しくなります。天気に振り回された面もありましたが、充実した山行になったと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。