70周年企画・第5回現役会議

こんにちは! ワンダーフォーゲル部70期の佐藤です。

 早いもので年明けごろから始まった70周年企画会議も5回目となり、企画内容もレアル山群とアイスランド縦走の2案にしぼられました。今回の会議ではこの2案の過去の実施例を調べ、ワンダーフォーゲル部の合宿として行う上での実現可能性などを議論しました。さっそく紹介していきます!

 

・レアル山群

 レアル山群については,過去の実施例を調べた結果,大きく二つの工程案が考えられることが分かりました. 一つ目は,イリマニ・ワイナポトシを中心に約1か月をかけて登る,比較的余裕のある工程です. 二つ目は,イリマニ・ワイナポトシに加えてサハマも含む,より挑戦的な工程です. 以下では,それぞれの案を紹介します.

概要 特徴 会議での見方
案1 イリマニ・ワイナポトシを中心に,約1か月かけて登る工程 高地順応日や休養日が比較的しっかり確保されている 海外の高山経験がほぼない私たちにとっても,参考にしやすい工程である
案2 イリマニ・ワイナポトシに加え,サハマも含めて登る工程 登る山が多く,より挑戦的な日程になっている 日程がややタイトで,高地順応や休養日をより十分にとれる工程の方が望ましいのではないかという意見があった

【案1】比較的余裕のある工程

https://imayamahe.world.coocan.jp/bolivia2406/mokuji.html

想定する内容 イリマニ・ワイナポトシを1か月ほどかけて登る工程
特徴 高地順応や休養日がしっかり確保されており,全体として余裕のある日程になっている
現役会議での評価 現在検討している工程によく似ており,海外の高山の経験がほぼない私たちでも参考にしやすいものだと考えられた

【案2】サハマも含む挑戦的な工程

http://sekainihonyama.g1.xrea.com/1306bolivia.html

日付 内容
6/21 ラパス到着
6/22 高地順応.コンドリリ(4600m付近まで)ほか
6/23 高地順応.チャカルタヤ(5300m付近まで)ほか
6/24 ラパス観光
6/25 ラパス→ワイナポトシ登山口/ゾンゴ中間(4750m)→HC小屋(5130m)
6/26 HC→ピーク(6088m)→HC→ゾンゴ湖→ラパス
6/27 休養日
6/28 ラパス→ピナヤ村(3800m)→BC(4400m)
6/29 BC→HC(5430m)
6/30 HC→イリマニピーク付近.体調不良のためピーク断念→BC
7/1 BC→ピナヤ村→ラパス
7/2 休養日(予備日)
7/3 休養日
7/4 ラパス→サハマ村(4300m)
7/5 サハマ村→BC(4800m)
7/6 BC→HC(5700m)
7/7 悪天候不順でピーク断念.HC→BC
7/8 BC→サハマ村
7/9 サハマ村→ラパス
7/10 ボリビア出国

 この案では,イリマニ・ワイナポトシに加えてボリビア西部山脈側にあるボリビア最高峰のサハマにも登っており,より挑戦的な工程であることが分かります. 一方で,日程は1か月弱とややタイトであり,高地での登山に慣れていない私たちにとっては,高地順応や休養日をさらに十分に確保できる工程の方が望ましいのではないか,という意見がありました.

 どのような日程でレアル山群の登山を行うにしても,雪山登山の技術を高める錬成や,海外の高山での錬成が必要です. また,錬成やレアル山群での登山を引率してくださる指導者を探すことが急務であると考えられます.

 

・アイスランド縦断

 アイスランド縦断についても,過去の実施例や既存の縦断ルートをもとに,大きく二つの案が考えられました. 一つ目は,アイスランド北部から南部へ,約20日間かけて縦断する長期ルートです. 二つ目は,アイスランド中央部から南部にかけて,主要なエリアを比較的短期間(2~3週間程度)で歩くルートです.

概要 特徴 会議での見方
案1 北部から南部へ,約20日間かけて縦断する工程 総距離が長く,氷河,地熱地帯,滝,温泉など,アイスランドらしい自然を広く見ることができる 魅力的な一方で,悪天候による停滞,キャンプ地の不明確さ,歩荷の重さなどが課題として挙げられた
案2 中央高地から南部へ,約13日間で歩く工程 区間が比較的整理されており,ルートの全体像を把握しやすい 案1より短期間で実施しやすいが,天候や補給,キャンプ地の確保には十分な検討が必要である

【案1】北部から南部へ向かう長期縦断案

https://thetrailsmag.com/?s=%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89

日程 行程 補足
Day1 レイキャビク到着  
Day2 レイキャビク → アークレイリ → フーサヴィーク 飛行機とバスで移動
Day3〜6 フロウントナファルタンギ灯台 → ミーヴァトン アゥスビルギ渓谷,デティフォスの滝,ナゥマフィヤトルの地熱地帯などが見どころ
Day7 休息日 Myvatn Nature Bathsなどの温泉あり
Day8〜12 ミーヴァトン → ニイダル小屋 風が強いエリア.ヴァトナヨークトル氷河の近くを通る
Day13 休息日  
Day14〜16 ニイダル小屋 → ランドマンナロイガル  
Day17 休息日  
Day18〜19 ランドマンナロイガル → バザール小屋 ロイガヴェーグル・トレイルを歩く
Day20 バザール小屋 → スコゥガフォス滝 → レイキャビク フィムヴォルズハルス・トレイルを歩く.スコゥガフォスからレイキャビクへはバスで移動

 案1は,総距離が約575kmに及ぶ大規模な縦断案です. 氷河,地熱地帯,滝,温泉などを通るため,アイスランドの自然を広く体感できる点は大きな魅力です. 一方で,ルートの節目となる宿泊地以外のキャンプ地が不明確であることや,天候が荒れやすく停滞によって日数が伸びる可能性があることが課題として挙げられました. また,森林が少ないため雨風にさらされやすく,食料補給も容易ではないため,歩荷が重くなることも懸念点です.

【案2】中央高地から南部へ向かう短期縦断案

https://www.icelandtraverse.com/en/iceland-traverse/#introduzione

http://www.iceland-kankobunka.jp/area/area_ih.html

日程 区間
day1〜day3 北部谷地帯
day4〜day6 中央高地
day7〜day8 Þórisvatn荒野
day9〜day10 Landmannalaugar
day11〜day12 Laugavegur
day12〜day13 Fimmvörðuháls〜Skógafoss

 案2は,中央高地を経由して南部へ向かう工程で,案1よりも直線距離が短く,早く歩ききることでより短い期間で縦断することができる案です. Landmannalaugar,Laugavegur,Fimmvörðuháls,Skógafossといった代表的な区間を含んでおり,ルートの全体像も比較的把握しやすいものです. 一方で,こちらも天候の荒れやすさ,キャンプ地の確保,食料や装備の歩荷といった点については慎重に検討する必要があります.

 アイスランド縦断では,指定された一つのコースがあるわけではないため,どのようなルートを通り,どこを目的地や経由地にするのかという議論が中心になりました. ギャオ,ヴァトナヨークトル氷河,地熱地帯,滝など,アイスランドの自然を感じられる場所を経由できるルートが望ましいという意見がありました.

 一方で,景色が単調な中で毎日長距離を歩く必要があること,テント泊が基本となるため歩荷が重くなること,天候が荒れやすいことなどから,長距離歩行の十分な練習が必要ではないかという意見もありました.

 このように,レアル山群とアイスランド縦断のどちらを選ぶ場合でも,早い段階からの錬成が必要であることが確認されました. また,70周年企画に参加する70期は,通常より早い時期からリーダーとしての業務や合宿を主導する立場になる必要があります. そのため,大阪近郊での早期L養を6月に,日本アルプスなどの高山での長期合宿を伴う早期L養を9月に行うことに決定しました.

 年度が変わり、例年通りの夏合宿に向けた活動に加えて、70周年企画に向けた活動も本格化してきてとても忙しくなってきますが、実現に向けて頑張っていきたいと思います!

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

2026_新歓合宿_4party

こんにちは 70th基礎工学部化学応用科学科二年S.M.です。

今回は2026年5/16から5/17日にかけて行われた新歓合宿の様子をお届けしていきます。

1日目:5月16日

今回から気象担当がブログ執筆を兼任することになっていたので気象図を描き、今回の新歓合宿は晴れそうだ!と期待に胸を膨らませたらよかったのですが、、、山域は毎度のお馴染み比良山地、、、再山小屋Wに唆されてついて行った僕はもはや食傷気味となっていました。しかし、新入生をもてなさねばと奮起し、ベッドから這い出し、阪急梅田に向かいます。おなじみ集合場所にはJR大阪駅のコンコースには見慣れないメンバーたちが!!

初々しい71stとともに堅田駅からバスに乗り換えて坊村へ向かいます。堅田駅バス停では坊村方向で大量の人だかりがありました。最近は山ブームなんですかね?どうやら福岡の山岳会の人たちなんだそう。結果的にバス車内は人とザックでイモ洗い状態。71stにはとんでもない洗礼ですね。イモ洗いだけに。

いいニュースもありまして、バスの中では一年前のことを懐かしみながらなんだかんだやる気がみなぎっていました。山登るぞ!!!

登山口では体操をし、日焼け止め、靴紐などなどめいめい準備を行い、いざ出発!

 

わが4Partyの71stは三人で、一人は経験者、残り二人は未経験でしたが案外みんな涼しい顔で登っていました。安心安心。一年前を懐かしみながらおよそ新歓にしては歓迎とは言えないハードな道を登っていきます。きつい、、、きつすぎる、、、なんかおかしい、、、と思っているとお尻ポケットから部屋の鍵を大発見。この鍵のキーホルダーが大臀筋を圧迫して疲れさせていたのですね...これからはポケットの確認もしようと心に決めた一幕でした。

さて、山行に戻りますが気象通り本当に綺麗に晴れまして、稜線に登った時などは大感動。71stも大満足でしょう。やったね!部員が増えるよ!

そんなこんなで武奈ヶ岳登頂。空は青々としていて本当に綺麗でした。

 

 

そこから爆速で下って暮雪山荘に到着。着いたら自在結びを勉強し、布団を干しました。71stも手伝ってくれてありがとう! 

終わったら食当の時間。ある意味ここが新歓合宿の山場です。

わが4Partyのメニューはカレー。超鉄板。Our 食当is great.という思いで鍋を持っていたら各partyの鍋からカレーや牛丼の香りが...新歓合宿とはいいものですね..

夕食を食べ終え、待ってました!Leadersの差し入れがありました!本当にありがとうございます!内容はコーラと紅茶とミスドでした。

 

2日目:5月17日

この日はとにかく下る日。約20人で三ブースという人口密度の上階ではなく、0階に眠ることが許された僕は気持ちよく眠ることができました。起きた瞬間火付けをし、湯を沸かしました。朝はサンドイッチとスープで軽く食べ外に集合。黙祷をささげ出発します。この日も幸運なことに快晴でした。みんなの歩調も速くずんずんと下り、北比良峠ではとてもきれいな琵琶湖を拝むことができました。

 

無事下山したら次はお待ちかねの打ち上げです!4partyはわが故郷九州に広く展開するJoyfull!青春を彩ったJoyfullで腹を満たし、登山で心も満たされ大満足!今年も頑張ろうと思った新歓合宿でした!

投稿日時:2026-05-24 19:55:30
カテゴリ:新歓合宿
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2026年度 新歓合宿1party

こんにちは!医学部保健学科2回生のS.Nです。

先日の新歓合宿の様子をお届けします。たくさんの一回生が入部してくれて本当に嬉しいですね、女の子もたくさん入ってくれてこれからが楽しみです!!

 

1日目

今回もいつも通り朝早くに大阪駅に集合。1回生には朝早く感じたでしょうか…私も朝は苦手なので朝起きるのはつらいです、5回アラームと格闘して、10回は二度寝が頭をよぎりました。

駅に着いたらバスに乗ります。青空が広がっていい天気だったので、他にも山にのぼりそうな人が多く並んでいました。大変です!人であふれています!バスと人の数がどう見てもあってなかったです。「つめてくださーーい!」と何度も言われました、そうです、再履バスにそっくりでした。(きゃーー(いい記憶が全くない))見渡す限り男だらけで、工学部からのバスにそっくりでしたね(ごめんなさい汗)先輩と話していたのですが、来年からバスを使わないルートを考えたほうがいいかもしれません。

着いたら登山スタートです!最初は上りが多くて大変でした。冬で怠けてしまった体のせいで、私はすぐにばててしまいました。後輩が入ってきたのに恥ずかしいです。

どんどん進み、武奈ヶ岳山頂に到着!!山頂が見えてからは、「武奈ってこんな感じだったんだ…」「武奈が晴れてる!?」と次から次に声が聞こえました。実際にとても綺麗でした。去年一年は私たちの日ごろの行いが悪かったんですかね(笑)

いい天気すぎたので集合写真を撮ろうということに。一回生は遠慮しあっていてなんとも微笑ましかったです。70thは謎の呼吸でそれぞれが行くべき位置に向かってサクッと撮り終わりました。あとから確認しましたが、とてもいい写真でした。(私だけ70thTシャツを着ていなかったのが申し訳なかったです。) みんなと1年かけて仲良くなれたでしょうか。

山小屋についてからはふとんを干して、のんびりしてからごはんです!今晩1partyはカレーでした。食当の子が大量に材料を持ってきてくれたので、みんなで大量のカレーを山分けしました!お腹いっぱいすぎて苦しかったです。考えてくれてありとう!

そのあとはもちろん爆睡です。床で寝るのは私の得意分野なので!おやすみなさい

 

2日目

朝起きてからごはんとパッキングを済ませて出発です。

もちろん北比良峠も晴れでした!日傘持って行って正解でした、暑かったです。そのあとは転がるように下り続けて、いつもの打ち上げ場所に行って、ありえない量の餃子を食べて帰宅しました。(何個食べたかはひみつ) 10時には降りてきたような気がします。早すぎる到着でした。打ち上げ後に比叡山に寄った人もいました。体力がすごい。

そのあとといえば、家の鍵を持って出るのを忘れ、二時間家の中に入れなかったという私のあほすぎるやらかしがありましたが、無事1回生も下山できてよかったです。楽しかったとの声も聞けて嬉しくなりました。余裕そうな人もいましたが、これからが楽しみですね☆将来有望!!☆

私は体力の衰えとか、まだまだ経験不足なところとか課題がいろいろありますが、これからの予備合宿も気を引き締めて頑張ります。またあの感動する景色を自分の足で見に行きたいです。それから女の子たちと地上でもたくさん思い出を作りたいです。楽しいこといっぱいしたいです!いつもトレのときも部室会のときも(ここでチキっても意味ないのに)かわいい後輩がいるのが新鮮で緊張して思うように喋れなくて、毎回反省しています。あと数か月で吹田にとばされる行く前に絶対に仲良くなってみせます。

 

中途半端な終わり方ですが、読んでくださってありがとうございました。

では次の更新をお楽しみに!!

投稿日時:2026-05-24 18:14:29
カテゴリ:新歓合宿
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70周年企画・第四回現役会議について

こんにちは、70thの工学部地球総合工学科社会基盤工学コースの2回生のO.R.です。今回は、3/29に開催された70周年企画の現役会議の様子を書きたいと思います。ちなみにこの会議は、L養Ⅱが終わって二日後に行われたので、みんなどこか疲労が残っているようにも感じられました。

 さて、前回の現役会議では、5つの案が掲示されました。詳しくは前回の会議についてのブログをご参照ください。今回の会議では、前回の案の具体的な検討案、また新たな案について共有し、掲示されたすべての案の中から二つに絞り込みました。その2案をこれから具体的に議論することに決定しました。

 まず、今回の会議で掲示された案について簡単に紹介したいと思います。

  1. レアル山群

 レアル山群は南米にある山ですが、これは前回の会議で掲示されたものですが、この案の具体的な行程についての案が示されました。詳細については割愛しますが、簡単に説明すると、5000m級の山を3つ、6000m級の山を1つ、計4つの山を高地順応などの予定を含めて、計30日で行うというものです。

 

  1. クングスレーデン

 クングスレーデンとは、スウェーデン北部にある全長440kmのトレイルです。このトレイルを完走しようという案で、北極圏というのもあって、白夜が起きる、天候の変化が激しい、蚊が異常に多いなどの厳しい自然環境に囲まれています。

 

  1. テ・アラロア・トレイル

 テ・アラロア・トレイルとは、ニュージーランドにある3つのトレイルを繋げた、全長400~600kmのトレイルに挑戦する案です。途中には、3000m級の山があり、トレイルだけではなく、山にも登れるというものですが、問題点は、2. クングスレーデンよりも蚊が多く、サンドフライという厄介な虫もいて自然環境がさらに厳しいという点です。

 

  1. アイスランド縦走

 この案は、火山と氷河という地球が生み出す自然をその肌で感じとれる「アイスランド」を縦走するというものです。明確に、ルートが定まっているわけでもないし、ましてや島の中央部は居住区でもないので、入念な計画が他の案より必要であると思われる。

 

  1. アルタイ山脈

 アルタイ山脈は前回の会議でも挙げられていた案である。この案について、情報が少ないことや、乗馬練習?が必要など、懸念点が多い、また軸を乗馬ではなく、遊牧民の文化を感じるなどに置き換えた方がいいという意見を受けた。

 

  1. アルプス山脈

 これは、前回ハンニバルの企画を提案していた者が、方針転換して掲示した案である。しかし、この企画の意義、資金面などの問題が挙げられた。

 

  1. 東南アジア遠征

 今まで我々ワンダーフォーゲル部は東南アジアに行ったことはなかったのでとても新鮮味がある。内容としては、登山とトレッキングを両方実施するというものであるが、他の案と違って近いため、飛行機代などは抑えれるという利点が挙げられたが、気候上、雨に見舞われる可能性が高いという懸念は示された。

 

 こんな感じで案がいっぱい掲示されましたが、この中から我々70th内で投票を実施し、「1. レアル山群」と「4. アイスランド縦走」の2つに絞りこみました!

 

 そして、二手に分かれて情報収集をしました。様々な情報を集め、まとめ、次回の第5回現役会議で具体的な計画、達成目標などを作ることを決定し、今回はお開きとなりました。

 

 今回のブログは以上ですが、いかがでしたでしょうか?大阪の人間なのに、たいして面白く書けないのは、くやしいのですが読んでくれたら幸いです。

 

※画像は前回と同様、PhotoAC, ウィキペディアから掲載しております。

2025年度 春合宿 ネパールランタントレッキング 上

70期の窪田です

遅くなりましたが3月上旬に行われたネパール合宿の様子の報告です!拙い文章ですが、温かい目で読んでいただけると幸いです。

ネパールのランタントレッキング企画はとても長いためブログは3つに分割してお届けいたします。今回は合宿開始から最も高い宿泊地、Kyanjin Gumbaまでの6日間についてのお話です。

 

 

〇Day1

関空から香港を経由し、ネパールの首都カトマンズへ約10時間で到着。香港→カトマンズの機内食は既にネパールの食事になっており、結構辛いカレーと鬼酸っぱいヨーグルトを食した私は、これからの食事に一抹の不安を抱える。ちなみに、この不安は見事に現実のものとなる。

 

香港では感じなかったが、カトマンズでは飛行機から降りた瞬間に空気が違うのを感じる。匂いが全く違ったからそう感じたのだが、気温や湿度などの違いからかもしれない。

 

到着したのは現地時間で夜10時。空港を出てすぐにガイドと合流。手短に挨拶を済ませてカトマンズの宿に大きなバンで向かう。そのバンで我々はガイドから衝撃の事実を聞くことになる。「明日は選挙が行われてデモ等が起きるかもしれないから、宿からは一歩も出ないでね!」せっかくの丸一日休養日は、ホテルに缶詰になることが確定した。飛行機の中で地球の歩き方を見ながら立てた観光計画はお釈迦だ。宿付近の店が例外なくシャッターを閉じている光景を前に、我々の緊張感も高まる。人と車がごった返してクラクションが鳴りやまないイメージだったが故に、我々も明日は宿からでないでおこうと固く決心した。

宿というよりドミトリーについた我々は、長旅で疲れてすぐに床に就いた者以外で旅の不運を嘆き、夜遅くまで宴を楽しんだ。

 

 

〇Day2

予定がまるでないので各々が好きな時間に起床。人出もなく静寂で、セキュリティの人だけが歩いている町が、今日は特別な日なのだと私たちに教えてくれる。宿にあるレストランで各々が好きなご飯を頼み、その後も各々が好きに時間を過ごした。食事事情についてはまた別のところでまとめて紹介しようと思う。我々が食べたごはんはそれほど種類が多くなく、また同じメニューでも宿ごとに違いがあるから、一度に紹介したほうが良いだろう。

 

夕方になり外出許可が出たので少しカトマンズの町を散策。

ネパールのコンビニ的な場所で各自がお菓子等を購入したり、SIMカードを買ったりご飯を食べたり酸素管を購入したりした。そしてこれからの合宿に期待を膨らませて就寝した。

 

 

〇Day3

今日は山行が始まる山中の町、Shyaphru Besiへ6時間半の車移動。長くしんどい移動になりそうだなと不安だったが、その不安は杞憂に終わる。路面状況が聞いていたよりも良くて乗り心地が良かったのはもちろん、刻一刻と変化していく景色が我々を暇にさせることがない。カトマンズの都市らしい込み入ったエリアから田畑が広がる農村エリアまで、約2時間程度で移動。(1枚目が都市部、2枚目が農村部のゲート)

カトマンズを少し歩いただけの我々にとって、当たり前のようにノーヘル二ケツであることや住宅のつくり、真っ黒の排気ガスを出すトラックなどは興味津々であった。農村を抜けると山岳地帯に突入。上と下で1000mぐらい標高差があるのではないかというような規模の棚田をいくつか見た後にガイドが教えてくれた”Good view point”を訪れ、そしてランタン国立公園に入った。

日本では見ることのできない規模の隆起した地層が、ヒマラヤ山脈がプレートの働きによってできた山だということを教えてくれる。かつては海底にあったのだというが、到底信じがたいものだ。

 

Shyaphru Besiは谷の下にある少し大きな町である。

その谷は我々の行先であるランタン谷へとつながっている。到着後、近くにある寺院(自信がない。多分寺院)を目的地に街を小一時間散策。

食事を済ませた後、各々が明日からの山行の準備をして就寝した。

 

 

〇Day4

今日は標高1460mのShyaphru Besiから、標高2470mのLama Hotelへと向かう。ずっと谷底を歩くことになるが、同じ標高の日本の山とは景色が違う。まずは両サイドの山々。優に2000m以上は上に続いているだろうというような深さの谷を歩くのだが、この規模の谷を見たのは初めてであり、圧倒された。植生については詳しくないが、日本ではあまり見ない植物が多かったのは確かである。

そして、なんといっても最大の違いは“匂い”だろう。というのも、Shyaphru Besi以降は車道がないため荷物はポーターか家畜が運搬する。その家畜であるラマは山行中にも幾度かすれ違うような頻度で荷物を運んでおり、そのフンがたくさん落ちているのだ。つまり、匂いはまさに動物園のそれである。Shyaphru Besiから離れるほど量は少なくなるのでDay6あたりでは匂いは気にならなくなるが、今日は匂いのピークである。そんなラマだが、どの子も首に鈴をつけていてその音色がとても美しい。どの鈴も微妙に音が違っていて、その音が幾重にも重なったときのハーモニーは一聴の価値がある。日本の風鈴に似た心地よさを感じられるが、録音するのを忘れていて読んでいただいてる皆さんに共有することができない。本当に申し訳ない。

崖に大きなハチの巣があったりと終始見どころのある山行だった。

とはいえまだまだこのあたりだと低いところを山行していたので、谷沿いの山以外のものは見ることができなかった。世界一きれいな谷という前評判だったが、この日にはまだそう呼ばれるだけのものを見ることはできなかったと思う。

 

 

〇Day5

ラマの心地よい鈴の音で目を覚ました。最高の目覚めである。

今日はLama Hotelから標高3430mのLangtangへと標高をあげる。ここら一帯の名前であるLangtangの名前を冠する町であり、今回の合宿で立ち寄る町のなかで最大規模である。

出発して1時間ほど歩いたところで、我々が目指すKyanjin Ri付近の山を見ることができた。我々もすでに2000m超の場所にいるはずなのに、その遥か高くにそびえたつ山々に圧倒された。世界一美しい谷というのは間違いではなかったようだ。

この辺りの高さに来ると、家畜がニワトリなどからヤクへと変化する。高校の地理の教科書で見たヤクを生で見ることができて、一人大興奮である。私たち日本人が想像するような牧場にいる牛よりも少し小さいぐらいのサイズであるが、毛並みなどから神聖な印象を受ける。

途中、数年前に大規模な地滑りが起きた場所を通った。そこにはかつてLangtang村があり、多くの死傷者が出た悲しい場所である。付近には慰霊碑が建っており、この災害に巻き込まれた住民や軍の方々への追悼の意がつづられていた。山の厳しさを再確認し、神妙な面持ちで我々はさらに歩を進める。(誰も写真撮ってなかったので、写真ないです)

私を含め多くのメンバーが3000mをかすめたぐらいまでしか山行をしたことがなかったので、途中からはこれまで経験したことのない高度を歩いていた。高山病対策の薬を飲んでいるとはいえ、3000m付近からはだんだんと呼吸がしづらくなってくる。大したことのない登りなどでも疲れがたまる感じだ。

そうこうしているうちにLangtangに到着。霧がかかっておりこの日は町全体を見ることはできなかった。

夕食前に共用スペースでブータンから来た青年2人と交流。二人とも日本文化が大好きで私たちよりも造詣が深かった。黒澤明の名前は知っていても、作品を見たことはない。他の宿や山行中などでもいろいろな人と交流することができた。海外旅行の醍醐味の一つである。同期で最も英語ができない私でも十分に楽しくコミュニケーションを取れる。皆さんも海外に行ったらぜひ自ら話しかけてみてほしい。新鮮な考え方や意見などを聞くことができる。文化交流は楽しいぞ。

 

 

〇Day6

この日以外にも言えることだが、日が昇るまでは霧や雲ができず、澄んだ絶景を見ることができる。めちゃ寒いホテルの屋上から皆でご来光を拝めて一日が始まった。

今日はそのご来光のほうに谷に沿って進んでいく。目的地は今合宿で泊まる宿の最高地点であるKyanjin Gumbaだ。標高はなんと3870mであり、富士山よりも高い。皆が高山病にならないかと不安に思いながらの山行であった。ずっと天気が良かったので常に絶景を楽しむことができた。このあたりまで標高を上げると、流石に景観も絶景にならざるを得ない。

途中谷底が急に広くなり、(多分)川の地形から氷河の地形に変化した。富士山の標高を超えたのは大体そのあたりである。そうして谷が広くなるとあたりの景色はさらに圧巻のものとなる。そんな時に、ついに我々の目標Kyanjin Riの頂を見ることができた。(写真の雲に隠れかけているピーク)富士山より高いところにいてもなお、まだまだ高いところに頂がある。明日の山行が楽しみでならない。

今日の移動距離は短いためお昼にはKyanjin Gumbaに到着。お昼を食べた後、ガイドと希望したメンバーで少しトレッキング。少し上にある貯水池まで登った。この時に標高4000mが超え、一つの大台にのった達成感を感じた。そこから見るKyanjin Riの斜面は非常に急であり、そして格好良かった。(Kyanjin Ri とKyanjin Ri Ⅱがあり、左のピークがⅡ。もちろんⅡのほうが高い。明日はⅡを目指す)

この辺りまで来ると、各々が何かしらの体調不良を訴えていた。リーダーさんの一人はがっつり高熱を出しており、他にも微熱や鼻水、下痢、腹痛など、ただでさえ慣れない海外での高山トレッキングの難しさを体感する。

明日はKyanjin Riへのアタックをする日である。まだあたりが真っ暗なぐらいのどえらい早朝に出発するのに備えて、期待と心配を抱きながら就寝した。

 

ここからがおもしろいところなんですけど私の担当はここまでです!

本当はもっともっと書きたいことがあるんですが、全部書いているとおさまりが悪いので、移動と山行の話題に絞って書かせていただきました。これでも4000字超あるんですからね。他の参加者からも話を聞いて、文化の違いなどを小さな気づきをひたすら羅列する番外編も書きたいですね。めんどくさがりでかつ先送り癖のある私にそんなことができるのでしょうか。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。次はKyanjin Gumba編です。今合宿の一番おいしいところで間違いないです。次の更新をお待ちください!

投稿日時:2026-04-19 17:00:53
カテゴリ:春合宿
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